迫力満点のお祭りがたくさん！和歌山県那智勝浦町のお祭り4選

ユネスコ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の熊野エリアに含まれる、和歌山県那智勝浦町。東側は海、西側は山に面した豊かな町です。いにしえから霊験あらたかな地として、信仰を集めたこの地では、パワフルなお祭りが開催されます。中には「日本三大火祭り」の一つに数えられるものも。

今回はそんな力みなぎる町、那智勝浦町のお祭りをご紹介します！

1.那智の扇祭り

日本三大火祭りに数えられる「那智の扇祭り」。熊野三山の1つ、熊野那智大社の例大祭です。熊野那智大社はもともと那智の滝のそばで祀られていた神を、那智山の中腹に移して造られた神社です。そして、この那智の扇祭りは熊野那智大社の神を那智の滝のそばにある飛瀧神社まで里帰りをさせるとという催しです。

この那智の扇祭りの中でも、大きな見どころは2つ。1つは、11時過ぎに行われる「那智の田楽」です。これは古来の田楽舞の姿を残しており、ユネスコの無形文化遺産にも登録されました。

そして14時からは大松明を運ぶ「御火行事」が行われます。50kgにも及ぶ、大きな松明は桧で作ったもので、力強く燃え盛る炎には、どこか神々しさを感じることでしょう。この松明を掲げて、那智の滝にある飛瀧神社への参詣道を清めます。そして、飛瀧神社に扇神輿を迎えます。扇神輿は、6mもある細長い框(かまち)という木材の先端に扇を付けたもの。その姿は那智の滝そのものを模したものともいわれます。

那智の扇祭りは那智だけでなく、熊野地方を代表するお祭りです。例年、7月17日に開催され多くの人が訪れます。駐車場なども限られているので、公共交通機関でのアクセスをおすすめしています。

2.那智勝浦町花火大会

那智勝浦町民が楽しみにしているビッグイベントが「那智勝浦町花火大会」！目の前に広がる那智湾から打ち上げられる約7000発の花火は、最初から最後まで迫力満点。お祭りでは、和歌山県内最大級の那智海水浴場の目の前で色とりどりの花火が上がるので、毎年人が多くてもきちんとスペースを確保してゆっくりと楽しむことができると好評です。

約680台分の駐車場も無料開放されますので、利用したい方はぜひお早めにお祭り会場へ向かってください。ただし帰りは混雑をしますので、急ぐ方は公共交通機関のご利用をおすすめします。約100軒の出店が軒を連ね、盛り上がりをみせます。那智勝浦自慢の花火大会、ぜひ一度遊びに行ってみて

3.まぐろ祭り

和歌山県那智勝浦町にある勝浦漁港は、はえなわ漁業でまぐろを水揚げすること有名です。そのため、勝浦漁港では、まぐろの解体ショーやまぐろの即売、まぐろ料理を提供するイベントが開催されます。

この那智勝浦町のまぐろ祭りは、那智勝浦の人々だけでなく、県外からも多くの人が訪れ、まぐろ料理を堪能します。ぜひ、那智勝浦の特産を味わいために、訪れてみてはどうでしょうか。

ただし、このまぐろ祭りはペットを連れて参加することはできませんので、ご注意ください。

4.二河の火祭り

「二河の火祭り」は、約500年に渡り受け継がれる那智勝浦の伝統祭。毎年決まって8月23日に三光山金剛寺にて行われ、たとえ平日であっても多くの観光客が集まるお祭りとなっています。

2本のポールの間を針金をつなぎます。そして、別の針金をつけた松明を振り回して投げることで、ポールの間に引っ掛けます。そのアクロバティックな動きはパワフルで、松明の光が幻想的です。そして、山がまるで燃えているかのような光景が広がり、誰もが圧倒されます。

◎まとめ

和歌山県那智勝浦町のお祭りをご紹介しました。海もあり、山もある歴史ある町にはさまざまなジャンルのお祭りがありましたね！特に熊野那智大社の「那智の扇祭り」は非常に人気のあるお祭りです。古来からのパワーの感じるお祭りなので、ぜひ時期が合えば訪れてみてください。

また、熊野古道のある那智勝浦町では、熊野詣を再現した「あげいん熊野詣」などのイベントにも目が離せません。四季ごとに違う顔を見せてくれる那智勝浦町。ぜひそんなパワフルな町のお祭りに参加してください！

迫力満点のお祭りがたくさん！和歌山県那智勝浦町のお祭り4選