■名称:友ヶ島案内センター
■住所:和歌山市加太字苫ヶ沖島2673番地
■公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2RnbwY9
和歌山「友ヶ島」の歴史や観光の見どころ、行き方もご紹介!
和歌山県和歌山市の紀淡海峡に浮かぶ「友ヶ島」は、「沖ノ島」「虎島」「神島」「地ノ島」の4島を合わせた無人島群です。主に観光客が楽しめるのは、沖ノ島。草木に覆われたレンガ造りの建物や、県の天然記念物にも指定されている豊かな自然を、散策したりキャンプしたりしながら楽しむことができます。一部の建物があのジブリ映画の景色にそっくりなことから、テレビ番組やSNSを通して知られるようになりました。今回はそんな友が島の魅力から、アクセス、周辺の宿泊施設までご紹介します。
目次
和歌山「友ヶ島」の歴史や観光の見どころ、行き方もご紹介!
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1. 友ヶ島の歴史
友ヶ島が日本の歴史に現れるのは、1854年のこと。幕府に命じられた紀州藩が、友ヶ島に藩士を置いたところから始まります。それ以来、友ヶ島は紀淡海峡ひいては主要都市である大阪の入口を守る要所とされ、1888年には軍用地に。
砲台や要塞が多数築かれ、第二次世界大戦の終わりまで一般の人々は立ち入ることを許されませんでした。しかし1949年に瀬戸内海国立公園の一部になると、観光地として整備されて多くの人々が訪れるようになり、今に至っています。
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2. 第一~第五砲台跡のそれぞれの見どころ
◆第一砲台跡
出典: xxtakanorixx / PIXTA(ピクスタ)
かつて一般の人々が立ち入れなかった友ヶ島には、軍が作った砲台跡がありのままに残されています。第一砲台跡は、沖ノ島の西端、真っ白な友ヶ島灯台跡近くにあります。
このあたりは東経135度の子午線が通る場所としては日本最南端の地でもあり、灯台のすぐそばには子午線広場が整備。砲台跡と一緒に、こうしたスポットも訪れてみましょう。
◆第二砲台跡
第二砲台跡は、中には入れないものの見晴らしがよいのが魅力。終戦後の爆破処理のために崩壊しているところがあり、崩れた砲台跡のむこうに青い海や空が広がる、美しくもはかない景観が楽しめます。
◆第三砲台跡
もっとも有名な第三砲台跡は、友ヶ島の砲台跡のなかでも最大規模。鮮やかな緑と古びた赤っぽいレンガのコントラストが美しく、フォトスポットにもぴったりです。もちろん内部に入ることもできるので、自由に探索してみましょう。
◆第四・第五砲台跡
第四・第五砲台跡は、第三砲台跡とくらべるとあまり観光客に知られておらず、整備も行き届いていないため、ゆっくり雰囲気を楽しみたい方や、より廃墟感を味わいたい方におすすめ。
なお、第四砲台跡は立ち入り禁止なので外からのみ見ることができます。
2019年、友ヶ島ではスマートフォンの音声ARアプリと連動したサービスもスタートしました。特定の場所に近づくと解説の音声が流れ、砲台跡についてより深く知ることができる仕組みになっています。特に第三砲台跡は「友ヶ島第三砲台美術館」と銘打った特別な空間を楽しめるので、ぜひ活用してみてくださいね。
3. 友ヶ島のキャンプ場
友ヶ島にある南垂水広場や北垂水広場、池尻広場では、事前に友ヶ島案内センターへ連絡を入れておけば、冬季期間以外は無料でキャンプをすることができます。無人島のため、キャンプを誰かに邪魔されることはありません!
周りに明かりや騒音もなく、頭上に広がる満点の星空や、無人島ならではの静けさを満喫することができます。指定の場所なら持ち込みコンロ・カマドなども使えるので、あたたかいご飯を食べながら、テントなどを張って心ゆくまで楽しみましょう。
4. 南垂水広場、池尻広場
南垂水広場と池尻広場はどちらもトイレ施設があり、広い平地になっているため、一休みにぴったり!食べ物や飲み物を持ち込んでピクニックするという楽しみ方もできます。
芝生が広がる南垂水広場はキャンプにもレクリエーションにも幅広く使えますし、海沿いにある池尻広場では眼前に広がる海を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができますよ。友ヶ島にはこの2か所以外にも、北垂水広場やタカノス山展望台など一休みスポットが多数!歩き疲れたら、ぜひこうした場所に立ち寄ってみてください。
5. 池尻浜、海水浴のシーズン
第五砲台跡近くの池尻浜をはじめとした友ヶ島の浜では、水浴や釣りといった海遊びや、シュノーケリングなどのマリンスポーツを楽しむこともできます。
シーズンは特に決められていませんが、夏休み期間中は友ヶ島汽船が増便されるので海水浴を楽しむ時間が取りやすいでしょう。池尻浜近くには、軽食やドリンクが購入できる海の家もあり便利。他の利用客でいっぱいの海水浴場が苦手な方は、ぜひ無人島の友ヶ島にあるビーチ・池尻浜で、海遊びを満喫してみてください!
6. 友ヶ島汽船の時刻、運賃
友ヶ島から最寄りの加太港までを結ぶ友ヶ島汽船は、シーズンによって運航日や便数が異なります。12月1日~2月末日までは、年末年始の12月29日~1月3日を除く、土・日・祝日の運航。その他の期間は、水曜日のみ運休となっています。
運行時間は、加太港発が9時・11時・13時・16時、友ヶ島発が9時30分・11時30分・13時30分・16時30分。観光客が多く訪れる4月28日~5月6日 と7月20日~8月31日の期間のみ、加えて加太港発10時・15時、友ヶ島発10時30分・15時30分の臨時便も運行されます。
基本的に予約はできないのでご注意ください。2便目以降は当日乗船整理券が配られますが、春や夏の季節はすぐになくなってしまうこともあるので、できるだけ早めに行くのがおススメです。2個以上の手荷物には重さによって運賃がかかるので、できるだけ荷物は少なくするか、一つにまとめておきましょう。
■名称:友ヶ島汽船
■住所:和歌山県和歌山市加太
■往復運賃:大人2,000円、子供1,000円
■公式・関連サイトURL:http://tomogashimakisen.com/
7. アクセス方法
出典: xxtakanorixx / PIXTA(ピクスタ)
友ヶ島までは、まずは電車か車で加太港をめざしましょう。電車を利用する場合、南海電鉄加太線の終点「加太駅」より徒歩約16分。
車の場合は阪和自動車道「泉南IC」から淡輪ランプを経由して約45分、「泉佐野南IC」から淡輪ランプを経由して約60分。また阪和自動車道「和歌北IC」から約40分、「和歌山IC」から約45分。駐車場は1日700円で利用できます。加太港からは友ヶ島汽船に乗り、約20分で友ヶ島に到着です。
8. 友ヶ島周辺の宿泊施設
友ヶ島では海の家で宿泊することもできますが、加太港周辺のホテルの利用もおすすめです。
■加太の観光スポット■
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●加太温泉 シーサイドホテル加太海月
「加太温泉 シーサイドホテル加太海月」は、加太港まで徒歩約18分の温泉旅館。温泉は「美人の湯」として知られ、内湯と海が見える2つの露天風呂で楽しめます。また新鮮な海の幸が楽しめるうえ、淡嶋神社まで徒歩2分と、近隣の観光スポットへのアクセスも便利。
●加太淡島温泉 大阪屋ひいなの湯
「加太淡島温泉 大阪屋ひいなの湯」は、加太港まで徒歩約16分。新鮮な魚料理と、「夕陽の宿100選」にも選ばれた夕景が魅力です。温泉は舟をかたどった湯舟が特徴的な「露天舟風呂」や、友ヶ島も眺められる「露天岩風呂」が人気。
こちらも美肌に効果・効能があると言われる天然温泉を使っています。せっかく友ヶ島へ行くのなら、加太ならではの温泉や新鮮な海の幸も一緒に満喫してみてはいかがでしょうか。
◎島を歩く時の注意点
友ヶ島は瀬戸内海国立公園に含まれる、自然豊かな島。県の天然記念物となっている湿地帯植物群があり、約400種類の植物が生息しています。こうした自然を壊さないよう、植物を採取したり不用意に踏み荒らしたりしないことが大切です。また見どころである砲台跡は、場所によって立ち入り禁止になっているところも。周囲をよく見回して、柵や看板などがないか確かめてから建物に入るようにしましょう。
このように友ヶ島は自然や建物の散策が楽しめますが、高低差がありでこぼこした道もあるため、歩きやすい靴で来るのがおススメ。暗い建物の中を照らす懐中電灯や、虫よけを持っておくと、さらに快適に過ごすことができます。また友ヶ島のうち、沖ノ島に続く虎島にも訪れることができます。しかし虎島への道は、満潮時には通ることができなくなってしまうので、時間の余裕をもって訪れるようにしましょう。
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