全羅南道（チョルラナムド）南西部に位置する木浦市は、黄海に面し、古くは日本と中国大陸を結ぶ中継港として栄えた、人口約24万人の港町です。町のシンボル「儒達山」からは、風情ある市街地やその向こうに浮かぶたくさんの風光明媚な島々の景色が待っています。タチウオやイシモチ、テナガダコなど港町ならではの新鮮な海産物も木浦の魅力！日本でもおなじみの魚ですが、和食とは違った独特の調理方法が楽しめます。今回は木浦市周辺でおすすめのホテルや宿泊施設を紹介します。
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韓国の木浦（モッポ）でおすすめのホテル｜旅情が漂う港町の観光に
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木浦周辺は気軽に利用できるゲストハウスやホテルが多い
木浦市へは首都ソウルの龍山駅から高速鉄道KTXに乗り、最速で2時間10分ほどの道程。飛行機を利用する場合は務安国際空港が最寄りで、日本からの直行便も少ないながら就航しています。
他方、木浦の港からは、前海に多数浮かんでいる島々への連絡船や済州島行きのフェリーが出ています。島嶼部観光の起点となる木浦の市街には、観光に便利なホテルや韓屋スタイルのゲストハウスなど、バラエティに富んだ宿泊施設が数多くあります。
フォンタナ ビーチ ホテル
木浦新市街の中心「平和広場」の前にある、飛翔する巨大な翼をイメージした外観が特徴的な「フォンタナ ビーチ ホテル」。館内は高級感のある雰囲気で、すべての客室から栄山江河口の雄大な流れを眺めることができます。部屋のインテリアも洗練されていてゆったりと寛ぐことができるでしょう。
ホテルの名前はイタリア語の噴水に由来していて、建物の前では木浦名物「踊る海の噴水」が行われます。甘美なメロディに乗せて幻想的に繰り広げられる華麗な噴水ショーを、部屋にいながらにして鑑賞することができますよ。
シャングリア ビーチ ツーリスト ホテル
同じく平和広場エリアにあり、市街地観光に便利なシティホテルです。館内はクラシカルな雰囲気で、スタッフの接客も親切で温かみがあると評判です。フロントとビジネスセンターは24時間有人対応しています。
オーシャンビューの客室からは海が、シティービューの客室からは平和広場を一望。荷物の保管サービスも行っているので、観光で持ち物の多い場合でも安心です。ホテル内にレストランが併設されているほか、朝食が無料なのも嬉しいポイントです。
ヨンサンジェ ハノック ホテル
木浦市街から栄山江を渡った対岸の、静かな岬に建つ「ヨンサンジェ ハノック ホテル」。韓国の王朝時代の屋敷を思わせる、木の柱に瓦屋根の外観が素敵なリゾートホテルです。
韓屋の美しさだけでなくホテルとしての利便性も併せもち、木材の温もりが感じられるオンドル部屋で韓国の旅情を感じながらの滞在が楽しめます。食堂ではビビンバやプルコギ、カルビタンなど、本場の韓国料理が味わえます。
ホテル 現代木浦
木浦市中心部から少し離れた霊岩郡の小高い丘の上にある、韓国南西部を代表する高級ホテルです。日本でもおなじみの現代（ヒュンダイ）グループが手掛けるリゾートホテルで、上層階からは遠く済州島の漢拏山（ハルラさん）を望むこともできます。
ラグジュアリー感にあふれたホテル現代木浦には、プールにテニスコート、サウナやジムなど付帯施設が充実！ビュッフェレストランでは朝食からディナーまで、素晴らしい景色を眺めながら旬の食材を使った伝統料理をお腹いっぱい食べられます。美しい海岸線や島々の向こうに沈んでゆく夕陽は、うっとりと時間を忘れて見とれてしまうくらい感動しますよ。
ギャラリー ファミリー ホテル
木浦駅から歩いてすぐ、2018年にオープンした全5室の小さな美術館のようなホテルです。客室や廊下に飾られた絵画やインテリアがオーナーのセンスとこだわりを感じさせ、優雅な気持ちで過ごすことができます。
客室はいずれも広々として清潔で、ゆったりと寛ぐことができますよ。各部屋にはキッチンが付いているので、駅前で食材を調達して自炊も可能です。家族経営の小さなホテルですが、フレンドリーかつ親切な接客で、一流ホテルに劣らない満足感が得られるでしょう。
ホテル モンダヴィ
味わい深い港の古い町並みの中に建つ「ホテル モンダヴィ」。木浦では歴史の長い宿ですが、2017年に全面改装し、スタイリッシュでモダンな雰囲気のホテルへと生まれ変わりました。
洋室やオンドル式など、客室のタイプはさまざま。どれもユニークかつ個性的な内装で、観光でもビジネスでも楽しく過ごすことができます。旅の楽しみの朝食は無料サービスとなっていて、季節ごとの食材を使ったコンチネンタルブレックファストが味わえます。
モッポ ホワイト ウィンドミル ゲストハウス
木浦のシンボル「儒達山」の登り口近くにある、2017年にオープンした新しいゲストハウスです。見晴らしの良い坂の中途にあり、屋根に取り付けられた白い風車が目印です。
全5室と小さな宿ですが、家族経営のアットホームな雰囲気が落ち着くと人気。オモニ（お母さん）が心を込めて作る郷土料理の朝食も、心温まる美味しさで好評を博しています。
ゲストハウス ダルグン
2017年にオープンした宿で儒達山のふもとにあり、木浦駅から徒歩圏内の市街地観光に便利なゲストハウスです。シンプルで上品なインテリアが置かれた全6室の客室は、オーナーこだわりのオーガニックコットンと天然ラテックスのベッドが自慢！寝心地のよい寝具でぐっすり快適に眠れますよ。
屋上のテラスからは、木浦の港町を一望できます。朝食やWi-Fiは無料サービスで、部屋の簡易キッチンで簡単な自炊も可能です。
ユジョン ハノック ゲストハウス
全3室と小さな韓屋式のゲストハウスです。韓国の昔ながらの情緒が味わえる温かい雰囲気の宿で、伝統的な暮らしを体験できます。部屋はシンプルながら、ゲストハウスとしての利便性をしっかりと備えていて快適に過ごせます。
フレンドリーで穏やかなオーナーが、おすすめの観光スポットやグルメを案内してくれたり、シーンにあった音楽を流してくれたりしてくれるのも楽しみの1つ。木浦駅や旅客ターミナルから徒歩10分程度と、ロケーション抜群で観光に便利な宿泊施設です。
スプリングタイム ゲストハウス
儒達山を目の前に望む高台にある、2018年にオープンしたばかりの韓屋スタイルのゲストハウスです。80年前に礼拝堂だった建物を活かした、高くてスタイリッシュな天井が魅力！女性オーナーのきめ細かな気配りが人気の、全4室の小さな宿です。
日本語にすれば「青春」となる宿には、オーナーの思いが随所に溢れていてエネルギーをもらえます。韓屋の情緒を残したモダンでお洒落なカフェが併設されていて、軽い食事もできますよ。コーヒー1杯の余裕を楽しむことができるゲストハウスです。
港町の情緒を存分に味わえるゲストハウスやホテルが充実
木浦市には、日本人にあまり知られていない魅力的な観光スポットがたくさんあります。木浦9景と呼ばれる名所や韓国文化が色濃く香る美術館や博物館など、見どころが満載！木浦市の宿泊施設は、若者に人気のゲストハウスから観光やビジネスに便利な高級ホテルまで、幅広いジャンルが揃っています。韓国のメジャーな観光地はひと通り網羅したという人は、今回の記事を参考に木浦へ足を伸ばしてみてはいかがでしょう。
