出雲の秘境に行こう！立久恵峡と周辺の観光スポット

立久恵峡（たちくえきょう）は、毎年多くの観光客が訪れる人気スポット。出雲といえば出雲大社！というイメージが強いですが、出雲市内には他にもたくさんの魅力あふれる観光地があるんです。立久恵峡では、出雲の豊かな自然を体感できるはず。今回は立久恵峡やその周辺にある観光スポットをご紹介します。

立久恵峡とは？

立久恵峡は出雲市内を流れる神戸川（かんどがわ）上流にある渓谷です。名勝天然記念物に登録されていて、県立公園でもあります。

高さは約100m～200mにもなる奇岩柱石が約1キロにもわたってそびえ立つ姿は、圧巻そのもの。神戸川の浸食や岩の風化によりできたもので、それぞれに「屏風岩」「ろうそく岩」「烏帽子岩」などの名前も付けられています。日本新三景に選定されている大分の耶馬渓に似ていることから「山陰の耶馬渓」とも言われているんです。

また、立久恵峡には温泉も湧いており周辺の施設で入浴できます。リューマチや神経痛などに効能があるとされ、入浴しながら美しい立久恵峡の景色も見られると評判です。

他にも「不老橋（ふろうきょう）」「浮嵐橋（ふらんきょう）」「酔潺橋（すいさんばし）」と呼ばれる神戸川にわたる橋や、展望台、遊歩道などが設置されている人気観光スポットです。

周辺のキャンプ場

立久恵峡から上流に徒歩10分ほどの場所にあるのが「立久恵峡わかあゆの里キャンプ場」です。オートサイト4,000円、フリーサイト2,000円（※記載の価格は2019年11月14日現在のものです）とお手頃価格でありながら、無料の温水シャワーや水洗トイレもついていて高規格キャンプ場として人気。

車で20分ほどで出雲大社にも行けるので、出雲市内の観光の拠点としてキャンプをするのもいいかもしれません。出雲市内までも車で10分程度です。

川遊びのスポット

キャンプ場として紹介した立久恵峡わかあゆの里は神戸川に隣接していて、夏場は川遊びもできます。自然が豊かな場所なので、いろいろな魚などの生き物も見ることができますよ。

川の水は透明で澄んでいますが、川岸を超えると深いところもあるので注意。管理人がきちんといる整備された場所ではないので、子ども連れで行く際にはライフジャケット等の装備も持って行きましょうね。

周辺の温泉

立久恵峡には2つの温泉宿があります。それぞれに特徴があるのでお好みの宿を選んでみてください。日帰り温泉にも対応しているので、立久恵峡観光のあとに立ち寄り湯をするのもおすすめです。

■絶景の宿　御所覧場

立久恵峡内にある松江藩主松平不昧公の別荘跡地に宿を構えた「御所覧場」。渓谷の中に作られた露天風呂では、まるで渓谷が自分のものであるかのような錯覚に陥るほど大迫力の眺望が臨めます。貸切風呂もあるので、家族水入らずの時間を過ごしたい人にもぴったりです。

■出雲の隠れ宿　八光園

隠れ宿という名にふさわしい山の中に位置する「八光園」。夜は少し宿を離れると吸い込まれそうなほどの暗闇になる自然豊かな場所にあります。露天風呂からは訪れる季節ごとに違った表情の渓谷の姿を見ることができますよ。

霊光寺

約1200年前、川から亀に乗って現れた如来を高野山からこの地を訪れていた学僧が見つけます。その如来を天柱峯の中腹にある巌窟に祀ったことから立久恵峡信仰が始まりました。その後、巌窟を守るように寺が建てられ、大正8年に霊光寺という名で建立されたのです。

参道のそばには1,000体を超える五百羅漢があります。岩肌にずらりと並ぶ石仏は圧巻の一言。霊光寺を訪れる際はぜひ一緒に見学してほしいスポットです。

周辺の宿

立久恵峡は出雲市内から車で20分程度の場所にあるので、出雲市内の宿なら次の観光地へのアクセスもしやすくなります。今回は市内にあるお手頃価格から高級ホテルまでを3つピックアップして紹介します。

■いにしえの宿　佳雲

旅行に行ったら上げ膳据え膳で気持ちよく過ごしたい、そんな方にぴったりなのがリゾートホテルの「佳雲」です。夜食処やマッサージをしてくれる癒し処、ライブラリなど、観光を少し早めに終えて宿でゆっくり過ごしたくなる充実の施設が自慢。お風呂は2つの大浴場に加えて貸切風呂が5つ。家族やカップルでゆっくりお風呂に入りたい人はぜひ利用してみましょう。
1泊1人28,336円〜（※記載の価格は2019年11月14日現在のものです）

■ホテルサンヌーベ

宿泊施設はできるだけ安く済ませたいけれど、快適さも譲りたくない。そんな難しいリクエストに応えてくれるホテルが「ホテルサンヌーベ」です。街中のビジネスホテルですが、部屋はシングル、ツイン、和室と同行者の人数によって選べる豊富さが魅力。コインランドリーもあるので連泊する際も安心です。朝食は500円で隣接するレストランブッフェが楽しめますよ。駅近なので、電車を使っての観光拠点にもぴったりです。
1泊1人2,500円〜（※記載の価格は2019年11月14日現在のものです）

■OCEAN BASE HAGANE鋼

全面ガラス張りの窓から見事なオーシャンビューが臨める海沿いのグランピングホテル「オーシャンベース鋼」。部屋の中までバイクやサーフボードを入れることができるので、サーファーやバイカーの方々からも人気があります。夜ご飯は地元の食材を使ったバーベキュー。いつもとちょっと違った宿に泊まりたい人にぴったりです。
1泊1部屋28,000円〜（※記載の価格は2019年11月14日現在のものです）

アクセス方法

車：山陰道宍道（しんじ）インターチェンジより国道184号を経由で約30分

公共交通機関：出雲市駅から一畑バス「須佐」行きに乗り約24分。「立久恵峡」下車して徒歩すぐ

◎近くで食事ができるところ

立久恵峡近くで食事ができるところはありません。街の中心部まで車で20分程度なのでランチ時間帯を避けて観光をするか、お弁当などを持って自然の中で食事を楽しのもいいかもしれませんね。訪れる季節ごとに違った表情を見せてくれる立久恵峡。レジャー施設のような刺激はありませんが、心の奥深くに響く美しい風景が広がっています。昔は山岳信仰の修行場としても使われていた山道を散策して、昔の人に思いを馳せるのも一興です。人気観光地の出雲大社から車で40分ほどなので、ぜひ立ち寄りスポットの候補に入れてくださいね。

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