現存する水族館では日本最古!100年の歴史を誇る富山・魚津水族館へ行こう

画像出典:UI_forever/PIXTA(ピクスタ)

現存する水族館では日本最古!100年の歴史を誇る富山・魚津水族館へ行こう

富山県魚津市の魚津総合公園内にある「魚津水族館」は、2013年に創立100周年を迎えた歴史ある水族館です。現存する水族館としては、なんと日本最古!1912年に日本海側初の水族館としてオープンして以来、地元・魚津の人々には「うおすい」の愛称で親しまれています。館内には、日本で初めて設置されたというアクリル製トンネルをはじめ、富山湾の大型魚を展示する巨大水槽や、ホタルイカの発光実験を行うコーナーなど見どころがいっぱい。この記事では、「魚津水族館」でぜひ見ておきたいおすすめポイントをご紹介していきます。

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現存する水族館では日本最古!100年の歴史を誇る富山・魚津水族館へ行こう

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魚津水族館の歴史

出典: bit.ly

「魚津水族館」は日本海側初、かつ日本海側最大の水族館として1912年に開館しました。9つの水槽には、富山湾に生息する地魚を含む計100種類以上もの魚介類が展示され、大いに賑わっていたのだとか。翌々年に起きた停電の際には、マツカサウオの発光を偶然に発見し一躍有名になりました。

一時は経営難から民営化されたこともありましたが、1936年には再び町営に。しかし、戦争による電力不足などにより、1944年には閉館せざるを得なくなってしまいます。

二代目の建物が完成したのは、それから10年後の1954年のこと。活きたホタルイカを展示する「ほたるいか館」が話題となり、観光客だけでなく研究者たちも多く足を運んだそうですよ。残念ながら二代目も老朽化により、1980年に閉館しました。

そして、現在の建物が1981年に竣工した三代目です。日本で初めて設置されたというアクリル製水中トンネルでは、まるで海の中を泳いでいるかのような臨場感あふれる光景を楽しめます。「富山湾の王者」と呼ばれるブリの姿も見られるのでぜひ。

富山ならではの水生生物がいっぱい

魚津水族館では2020年1月現在、約330種1万点の生き物を飼育・展示しています。ペンギンやアザラシ、ウミガメといった水族館の人気者に加え、富山県の河川から富山湾深海の広範囲に生息する生き物を網羅しているのが魅力です。

富山湾ではよく目にするというドチザメや、深海に生息するトヤマエビ、魚津港で大量に水揚げされるというウマヅラハギは、ぜひ見ておきたいところ。3月末から5月末の2ヶ月間に限り、活きたホタルイカも展示しているので、タイミングをあわせて訪れてみてくださいね。

お食事タイムは必見!

魚津水族館の見どころの一つとして人気なのが、魚やペンギンのお食事タイム。富山湾大水槽では1日4回、ペンギンプールとアザラシプールでは1日2回の餌付けショーが行われています。

ヨチヨチ歩きながら飼育員の後ろをついて歩くペンギンの姿は、とてもキュート!アザラシプールでは、餌やりに加えて健康チェックや小技の披露も行っているほか、日曜と祝日限定で「ゴマトーーク」なるトークイベントも開催中です。

充実したイベント

毎日開催される「お食事タイム」と「おさかなショー」も良いですが、季節毎のイベントも見逃せません。春には「富山湾の宝石」と称されるホタルイカの発光実験を、夏にはマツカサウオとウミホタルの発光実験が行われ、子供連れのファミリーに高い人気を得ています。

「うおすいファミリウム」では、ワークショップや企画展、読み聞かせ会なども開催しているのでそちらも要チェック!

小さなお子様連れには「うおすいファミリウム」がおすすめ

家族で水族館を楽しんでもらいたいという思いから名付けられた「うおすいファミリウム」は、2017年3月にオープンしたばかりの新エリア。スタッフ発案の内装や特設コーナーが散りばめられたアットホームな空間で、観光途中の休憩にぴったりです。

魚のぬいぐるみやコスプレ、絵本、ぬりえなどが備えられたスペースに加え、面白写真を撮影できるフォトスポットなどもあり、遊びながら魚に親しめるのがうれしいところ。ワークショップや企画展のスケジュールは、公式ホームページにてご確認くださいね。

◎アクセス

【電車/バス】
・あいの風とやま鉄道「魚津駅」のバスターミナル1番のりばから、魚津市民バス「巡回ルート(東回り)」に乗って約20分。
・富山地方鉄道本線「電鉄魚津駅」から、魚津市民バス「巡回ルート(東回り)」で約8分。

【車】(無料駐車場1000台)
北陸自動車道「魚津IC」または「滑川IC」から県道112号線/県道3号線経由で約15分。

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