全国の八幡神社の総本社!宇佐神宮の観光の見どころを解説します

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全国の八幡神社の総本社!宇佐神宮の観光の見どころを解説します

一年間で150万もの人が訪れるという、全国八幡社総本宮の「宇佐神宮」。大分県有数のパワースポットともいわれており、九州を旅行するなら抑えておきたい観光名所のひとつです。境内の建造物は、国宝や重要文化財に登録されているものも多く、日本古来の歴史や文化を感じることができます。本記事では、宇佐神宮の見ておくべきポイントやアクセス方法を解説。宇佐神宮を訪れてみたい方、九州の観光スポットをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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全国の八幡神社の総本社!宇佐神宮の観光の見どころを解説します

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上宮本殿

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宇佐神宮の上宮本殿は、国宝指定の建造物です。前殿と後殿の二棟が接する「八幡造(はちまんづくり)」と呼ばれる独特の造りをしています。歴史的な建築様式を今に伝える貴重な上宮本殿は一見の価値あり。

上宮本殿は、正面から向かって左から一之御殿 八幡大神 (はちまんおおかみ)、二之御殿 比売大神 (ひめのおおかみ)、三之御殿 神功皇后 (じんぐうこうごう)の三殿が並んでいます。桧皮葺(ひはだぶき)と呼ばれる日本古来の屋根技術工法に、白壁朱漆塗柱の美しい建物をぜひご覧ください。また、立派な楼門を備えた宇佐神宮上宮の回廊も見どころです。

さらに、境内にある小椋山の原生林林は国の天然記念物に指定されており、神聖な空気を感じることができるでしょう。静かにゆったりと歩いてみるのもおすすめです。

西大門

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「西大門(さいだいもん)」は、表参道を抜け宇佐鳥居をくぐるとある、桃山風のとても美しい門です。国宝に指定されている上宮本殿、勅使門などとともに、宇佐神宮を象徴する建造物のひとつ。文禄のころに造られたといわれており、大分県の県指定重要文化財に登録されています。

桧皮葺や内部はとくに極彩色が多用され、各所には華やか且つ細やかな彫刻が施されているのが特徴。色彩豊かで細部まで美しく門を彩る彫刻技術は、見る人を感動させます。美しい彫刻を、隅々まで見て回ってはいかがでしょうか。

下宮

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「下宮」は、上宮から200mほど下ったところにあります。上宮に対して、民衆の神として国民に親しまれてきたとされるのが下宮。古くから日常の祭祀には、国民の祈願や報賽(ほうさい)が多く行なわれてきたといわれています。

これは、下宮の八幡大神が御饌(みけ)を司るとともに、農業や一般産業の発展、充実を守る神様が祀られていることが所以。華やかで豪華な雰囲気の上宮とはまたひと味違い、静粛な雰囲気の下宮を参拝したあとは清々しい気持ちになれますよ。

呉橋

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「呉橋(くれはし)」は、西参道にある屋根がついた神橋。宇佐神宮の西を流れる寄藻川にかかっており、日本百名橋にも選ばれています。中国の呉の国の人がかけたとされることから、呉橋の名前がつけられたといわれ、建築時期はなんと鎌倉時代よりも前とのこと。

朱塗りで優美な呉橋の情緒あふれる佇まいは、宇佐神宮でも人気のある撮影スポット。呉橋は普段は渡ることができませんが、10年に1度渡ることができるタイミングがあります。この期間中に訪れる方は、かなりタイミングが良いといえますので、ぜひ渡ってみてくださいね。

菱形池

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上宮の真裏に位置し、小椋山の北麓にある「菱形池」。八幡神が現れた場所とされており、古くから霊池と知られています。霊地ならではの厳格で風情ある眺めは、宇佐神宮の見どころのひとつ。

向かって左に能楽殿があり、複数の朱色の橋がかかっています。池の水面に映る能楽殿や太鼓橋の醸し出す重厚な雰囲気は圧巻。深緑色と朱色のコントラストが非常に美しく、心に残ることでしょう。また、一見渡るのを躊躇しそうな小さな欄干のない橋を渡ると、社叢(しゃそう)と呼ばれる神社を囲むように密生する森に出ることができます。

ゆっくりと散策し、ここでしか味わえない神聖な雰囲気に心がスーッと落ち着いていく感覚を味わうのもおすすめです。ここへ来てよかったとより一層思うことができますよ。

アクセス情報

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宇佐神宮へは、車かバスで行くことができます。

車の場合は、東九州自動車道の宇佐インターチェンジから別府方面へ国道10号線を6キロほど進んでください。おおよそ15分ほどで宇佐神宮に到着します。御本殿周辺には駐車場がないため、近隣の有料駐車場を利用する必要がありますのでご注意ください。

バスを利用する場合は、まずJR日豊本線の宇佐駅まで行きましょう。宇佐駅までは特急で、大分駅から約40分、小倉駅からは約1時間です。宇佐駅に着いたら、「四日市方面」のバスに乗り、「宇佐八幡バス停」に着いたら下車してください。

また、大分空港からリムジンバスを利用する方法もあります。「中津、宇佐、豊後高田」方面のリムジンバスに乗り、「宇佐八幡バス停」で下車するといいですよ。

宇佐神宮は二拝四拍手一拝

宇佐神宮は、「二拝四拍手一拝」で参拝しましょう。二拝四拍手一拝とは、はじめに礼を2回、次に拍手を4回、最後に再度礼を1回する参拝作法のこと。二拝の際はご神前に向かって正しい姿勢を取りましょう。四拍手のときは、胸の高さで両手を叩きます。そして、最後の一拝は最初の二拝同様、ご神前に向かって深く頭を下げてください。

この二拝四拍手一拝でお参りする神社は、全国的にも珍しいといわれています。また、「下宮参らにゃ片参り」といわれる宇佐神宮では、上宮と下宮の両方を参拝するのが習わしとされています。ご利益を得るためにも、上宮下宮をセットでしっかりと参拝するといいでしょう。一之御殿、二之御殿、三之御殿の順でお参りしてくださいね。

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