福井県と境を接する、石川県南西端の加賀市。金沢と福井の両方にアクセスできるこの市には、加賀温泉郷と呼ばれる4つの大きな温泉街のうち3つがあります。いずれも古くからの伝統ある温泉で、高級旅館からリーズナブルなホテルまでさまざまな宿泊施設が集まっています。そこで今回は、数ある加賀市のホテル・旅館から、おすすめを10か所に厳選してご紹介します。
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石川県・加賀市のおすすめホテル10選|加賀温泉郷に泊まるならここ!
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一生に一度は泊まってみたい高級温泉宿が集結
JR北陸本線には「加賀温泉駅」があり、加賀温泉郷に数えられる片山津温泉・山代温泉・山中温泉への最寄り駅となっています。山代温泉は北陸最大級の温泉街を有し、山中温泉は松尾芭蕉が『おくのほそ道』の道中に逗留したことで有名。片山津温泉は柴山潟の湖畔に広がる風光明媚な温泉街として知られています。
いずれも石川県を代表する温泉として多種多様なホテルや旅館が林立していますが、できれば旅の贅沢で高級温泉宿に泊まってみたいところ。どの温泉にも、一度は宿泊したいと思わせるような素晴らしい宿がいくつかあります。
たちばな四季亭
明治元年創業の山代温泉「たちばな四季亭」は、2019年に全面リニューアルしてより洗練された高級旅館になりました。温泉大浴場はオシャレなデザインタイルや温かみのあるウッドカラーが特徴的で、戸外の緑も優しくゆったりくつろげる空間となっています。
いずれも和モダンな客室は、それぞれコンセプトやデザインが異なります。部屋にはさりげなく九谷焼の花入れなどが添えられ、金沢ならではの伝統と文化の香りも楽しめるでしょう。
もちろん料理も楽しみの1つで、旬の新鮮な魚介や野菜を使い、1品1品に加賀の季節の彩りが映えます。能登牛と地魚の懐石料理も、贅を凝らしたおすすめのコースです。
瑠璃光
こちらも山代温泉を代表する「瑠璃光(るりこう)」は、さまざまなメディアで5つ星の宿や旅館100選などに選ばれている人気の温泉旅館。スタンダードな和室からツインの洋室、露天風呂付きのハイランクの客室などお部屋の選択肢も豊富です。
男女ともに大浴場と露天風呂があり、自然や風を感じながらゆっくり入浴を楽しめます。また、岩風呂や桧風呂、木樽など5つの貸切風呂もあり、家族やカップルでの入浴も可能です。
夕食は、2つのダイニングでは白山と日本海の自然の恵みを堪能できます。館内にはエステや手もみ処などもあり、日常を忘れた極上の癒やしを得ることができます。
花紫
「花紫」は、山中温泉で5つ星に選ばれている温泉旅館です。庭園風の展望露天風呂からは、眼下に鶴仙渓の壮大な景色を一望!豊かな香りを放つ桧風呂と、天然石で囲まれた岩風呂の2つが楽しめます。大浴場も広く、足を伸ばしてゆっくりできるでしょう。
客室はすべて、渓谷に面した風情のある和室。2間続きの客室や、2種類のコンフォートスイートなどもありますよ。なかでもコンフォートスイート「春の1」は和と洋の両方の良さが感じられる落ち着いた空間で、「夏の1」は暖炉のリビングが特徴的です。
「アラカルト懐石」と銘打った、宿泊客がメニューをチョイスできる夕食スタイルも、花紫の大きな特徴!約50種類の献立のなかから決まったポイント内で、自分だけのコースを作ることができますよ。
葉渡莉
「葉渡莉(はとり)」は前出の瑠璃光の姉妹館。そのため宿泊客は瑠璃光へ湯めぐりに出向くこともできます。もちろん葉渡莉のお風呂も充実していて、天然檜造りと石造りのお風呂が目でも体と心を癒してくれます。湯上りにはアイスクリームのおもてなしサービスもありますよ。
客室はシングル和洋室やスタンダード和室をはじめ、露天風呂付きのエグゼクティブ客室やデラックス客室も用意。夕食は月替わりの会席料理で、新鮮野菜を天然塩で味わう朝食の「畑のおさしみ」も評判です。
ホテル アローレ
「ホテル アローレ」は、加賀三湖の1つ柴山潟を見渡す湖畔のリゾートホテル。対岸には片山津の温泉街があり、遠く白山連峰の雄々しい稜線を眺めることもできます。
客室はすべてベッドの洋室で、スタンダードからハリウッド、ラグジュアリー、スイートと7種類のお部屋を用意。夕食には日本料理の「竹翠」とイタリアンの「ベラヴィスタ」の2つのレストランがあり、食後にはバー「ベネオーレ」で大人の休息を楽しむこともできます。
ゆのくに天祥
山代温泉「ゆのくに天祥」の自慢は、男女合わせて3つの大浴場をもつこと!趣の異なる浴槽のほか、露天や薬湯、岩風呂、桶風呂などさまざまなタイプのお風呂がありますよ。男女時間交代制なので、1泊ですべてのお風呂を制覇できます。
客室は洋室と和室の両方があり、本館と南館のほかワンランク上のお部屋が選べる「天祥の館」も魅力です。夕食は白雲膳と天祥膳の2つのプランから選択可能。加賀野菜の煮物や烏骨鶏のオリジナル薬膳スープなど、地元の食材を巧みにアレンジした創作料理が好評です。
星野リゾート 界 加賀
山代温泉には、あの星野リゾートのホテルもあるんです!48ある客室すべてが「加賀伝統工芸の間」と銘打たれていて、紅殻格子(べんがらごうし)が加賀文化のイメージを特徴づけています。茶器は九谷焼、ベッドルームには加賀友禅をモチーフにしたパネルが掲げられるなど、和の伝統とモダンの調和が見事です。
温泉大浴場で目を惹くのは、金沢の金箔で描かれた霊峰白山!九谷焼の若手作家がデザインした壁のアートパネルも印象的です。食事の器には加賀市の名産である山中塗も用いられ、旬の食材を彩り豊かに引き立てます。毎晩披露される伝統芸能「加賀獅子舞」の創作舞踊も、日常を離れ来た旅の気分をいっそう盛り上げてくれます。
ロイヤルホテル 山中温泉河鹿荘
鶴仙渓に臨む山中温泉のホテル「河鹿荘」は、名前のようにカジカの声が聞こえてきそうな渓流のシチュエーションが魅力です。宿のすぐそばには観光スポットにもなっている「あやとり橋」があり、朝夕のせせらぎ散策もステキですよ。
客室は和室と洋室の2タイプあり、最大で大人5名が利用できるスイートルームもあります。全室バスが備わっていますが、大浴場と露天岩風呂でゆっくりと温泉に浸かることもできます。また、ホテルから徒歩5分の共同浴場「菊の花」も利用可能です。
レストランは日本料理といろり焼きの2つがあり、会場での会席料理と個室のお好きな方を選べます。ティーラウンジ」では、挽きたてのコーヒーを山中漆器や九谷焼の器で喫することができますよ。
アパホテル&リゾート加賀片山津温泉佳水郷
アパホテルといえば市街地の格安ビジネスホテルというイメージですが、こと加賀温泉郷にはリゾートなアパもあるんです。柴山潟のほとり、片山津温泉の一画に建つ「佳水郷」は、棟によって客室の趣が異なるのが特徴。広縁やバルコニー付きの客室に、ベッドルームのある和洋室、露天風呂を備えた部屋などがあり、特別な夜を過ごしたい人におすすめです。
全長15mの大展望浴場もホテルの自慢で、大きな窓からは柴山潟の穏やかな湖面の景色が一望できます。夕食では日本海の魚介に加賀の伝統野菜を主体とし、旬の食材の魅力を存分に引き出した会席料理がいただけます。ホテルには他にも呑み食い処や麺処などもあり、気分に応じた楽しみ方ができるのが魅力です。
セレクトグランド加賀山中
山中温泉街の外れに建つ静かなホテル「セレクトグランド加賀山中」。お風呂から見えるのはただ渓谷の木々の景色のみと、世俗の喧騒を忘れるにはもってこいのシチュエーションです。
客室は和室・洋室・和洋室とひと通りそろっていて、一人旅から家族旅行まで幅広いニーズに応えられます。気になる夕食は、オープンキッチンのバイキング形式。職人が目の前で刺身をさばき、寿司を握り、冬にはカニ足食べ放題も登場!週末や連休には、デザートにチョコレートファウンテンも楽しめます。
温泉街と温泉街を結ぶ「加賀温泉バス」が便利
加賀市内にある加賀温泉郷の3つの温泉地は、お互いに近いとは言えない距離にあります。そこで頼りになるのが、北陸鉄道グループが運行する「加賀温泉バス」!JR加賀温泉駅からこのバスに乗れば、山代・山中・片山津の各温泉へ気軽にアクセス可能です。また、ご紹介したホテル・旅館の中には、加賀温泉駅など特定の場所からの送迎に対応しているところもあります。事前予約にしているところがほとんどなので、詳細を確認したうえで問い合わせてみてください。
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