MOA美術館はアートだけじゃない!熱海を観光するなら外せないその魅力とは!?

MOA美術館はアートだけじゃない!熱海を観光するなら外せないその魅力とは!?

静岡県の人気リゾート温泉地「熱海」で近年注目を浴びている観光スポットが、今回ご紹介する「MOA美術館」です。国内屈指の収蔵数を誇るMOA美術館には、国宝3点と文化財60点以上が収蔵されており、年間を通して国内外からたくさんの観光客が足を運んでいます。実はこちらの美術館、美術品以外にも見どころがたくさんあることで人気を博しているんですよ。展示品をより美しく見せるために設計された建物や窓からの絶景、豊富なイベントに絶品グルメととにかく魅力がいっぱい!それでは、MOA美術館の観光情報についてご紹介していきましょう。

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MOA美術館はアートだけじゃない!熱海を観光するなら外せないその魅力とは!?

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1.MOA美術館とは?

MOA美術館 熱海

「MOA美術館」は、宗教家・岡田茂吉氏のコレクションを展示する美術館として1982年に開館しました。
館内には、3つの国宝と60点以上もの重要文化財を含む計3,5000件以上の美術品が収蔵されているほか、能楽堂が備えられており伝統文化に親しむためのイベントやワークショップが開催されています。

高台に位置するMOA美術館は絶景スポットとしても有名で、メインロビーからは相模灘に浮かぶ初島や伊豆諸島を大パノラマで一望することが可能。敷地内にある日本庭園や梅園、つつじ山でも四季折々の自然を楽しめるとあって、年間を通してたくさんの観光客で賑わっています。

2017年にはリニューアルオープンし、より美術品を間近で楽しめる施設へと生まれ変わったMOA美術館。
建物の随所に施されたこだわりにも注目です。

2.3つの国宝と文化財たち

MOA美術館に収蔵されている国宝は、手鑑『翰墨城』と野々村仁清作の『色絵藤花文茶壺』、尾形光琳作の『紅白梅図屏風』の3点です。中でも2月の梅の時期に限定公開される『紅白梅図屏風』は、尾形光琳の最高傑作とされる作品。毎年多くの観光客が、この『紅白梅図屏風』を観にMOA美術館を訪れています。

MOA美術館には国宝以外にも60点以上の重要文化財が収蔵されており、古墳時代の『三神三獣鏡』や鎌倉時代の『錫杖頭』、『阿弥陀如来立像』、江戸時代の『硯箱』など様々な作品を見ることができます。

3.建物そのものにもこだわりが満載

MOA美術館の見どころの一つとして、建物そのものの素晴らしさが挙げられます。本館の入口へと延びる長いエスカレーターには、ドーム型の白い天井が備えられており、なんとそこにはプロジェクションマッピングが。本館の玄関にそびえる真っ黒の扉には漆が塗られているほか、メインのロビーはガラス張りにするなど開放感あふれる造りが魅力です。

MOA美術館 熱海

さらに注目すべきは、美術品の展示スペース。作品本来の姿を見てもらえるよう、反射を抑えた特別なガラスを使用したり、展示スペースに漆喰の壁を立たせて光を遮断させるなど、あちらこちらにこだわりが散りばめられています。作品保護の観点から今までは考えられなかった「ガラスのない展示」もあり、大胆な展示空間は話題となっています。

4.美しい庭園は必見

出典: photoskey/PIXTA(ピクスタ)

MOA美術館には、無料で入園できる日本庭園「茶の庭」があります。観光のおすすめシーズンは秋。入口にある唐門をくぐった先には、手入れの行き届いた庭園と趣のある茶室、そして色鮮やかな紅葉がまるで1枚の絵画のように佇んでおり、訪れる人々を魅了しています。国宝『紅白梅図屏風』を描いた尾形光琳の屋敷や江戸時代の建築物「片桐門」など、見どころ満載です。

5.観光客を魅了するイベント

MOA美術館には能楽堂があり、能の公演や能楽の体験教室、クラシックコンサートなどが年間を通して開催されています。特に、日本の伝統文化である能楽を身近に体験できるイベントは、子供(小学生以上)から大人まで幅広い年齢層に大人気。参加希望の方は、早めの予約がおすすめです。

その他にも、学芸員による作品紹介や木版画摺り体験、お花見にピクニックといった子供向けのワークショップなど、様々なジャンルのイベントが目白押し。スケジュールの詳細は、公式ホームページで確認してみてくださいね。

6.グルメも要チェック

MOA美術館に来たのなら、絶品グルメを忘れてはいけません。中でもおすすめは、鎧塚俊彦氏がプロデュースしたスイーツ店では、華やかなケーキをご用意。甘酸っぱいカシスのムースケーキや濃厚なピスタチオのムー スケーキは絶品です。

窓の外に広がる景色を眺めながらお楽しみください。至福のひと時を過ごしてみませんか?庭園にある「花の茶屋」では、旬の味覚を活かした和食や和菓子を味わえます。

7.アクセス方法

熱海駅

【バス】
・JR東海道本線/伊東線「熱海駅」のバスターミナル8番乗り場から「MOA美術館行き」で約7分。終点の「MOA美術館」で下車してすぐです

【車】
・東京方面から:真鶴道路湯河原出口から国道135号線を経由して約2時間。
・静岡方面から:伊豆縦貫道、熱函道路を経由して約1時間。
※「MOA美術館3階駐車場」を無料で利用可能。本館3階の入口手前に駐車場の出入口があります。

◎梅、桜、つつじの見頃に合わせてぜひ

広大な庭園「熱海瑞雲郷」内に位置するMOA美術館には、つつじ山や梅園があります。2月には梅園で紅白の梅が咲き乱れ、4月初旬には「ムア・スクエア」のソメイヨシノが開花。続けて4月中旬には枝垂れ桜が見頃を迎え、桜越し広がる相模灘の絶景を楽しめます。4月下旬になると、つつじ山に約3,600株の花が咲き始め、辺り一面を赤や白、ピンクに染め上げますよ。どの景色もとても美しいので、見頃にあわせて訪れてみましょう。

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