インディアンの豊かな文化が学べる国立アメリカンインディアン博物館

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インディアンの豊かな文化が学べる国立アメリカンインディアン博物館

国立アメリカンインディアン博物館は、ニューヨークの「アレキサンダー・ハミルトン連邦税関」という建物内にある博物館です。30年ほど前にワシントンにある本館から展示物が一部移されてオープンしました。伝統的な服や装飾品、彫刻などが展示されているだけでなく、ネイティブ・アメリカンをモチーフにしたモダンアートも多くあり、新しいものをいち早く取り入れるニューヨークならではの展示になっています。料金が無料なのもうれしいところ。今回は国立アメリカンインディアン博物館の見どころ、アクセス情報などをご紹介します。

目次

インディアンの豊かな文化が学べる国立アメリカンインディアン博物館

どんなミュージアム?

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国立アメリカンインディアン博物館はかつて税関だった立派な建物内に入っています。ボザール様式という、豪華でありながら上品な建築のこの建物は、かつてニューヨーク港での貿易を管轄する税関でした。

建国の父のひとり、アレキサンダー・ハミルトンの名を冠した建物はウールワースビルをデザインしたことで知られる著名な建築家、Cass Gilbertの設計によるもの。神殿のように円柱を多く使った荘厳な外観を見るためだけに訪れてもいいくらい素晴らしい建築です。中に入るとアイボリーを基調とした広々した円天井を見上げる空間がお出迎え。こちらには国立公文書館も入っており、そちらも無料で見ることができます。

博物館自体はワシントンにある本館の分館であり、両博物館を合わせると収蔵数は実に82万5千点に上ります。南北アメリカ大陸じゅうから集めたこれらのコレクションは、1万2千年以上のアメリカ先住民たちの文化や歴史を象徴する貴重なもの。ニューヨーク観光で外せないスポットのひとつです。

鑑賞できるコレクションとその見どころ

博物館では常設展と特設展を見ることができます。常設展の一例としては、「無限大のアメリカ先住民(Infinity of Nations)」など。アシニボイン族のレイヨウ角の頭飾りやヤマナ族のカヌーなど、アメリカ大陸全土から集めた先住民の貴重な資料が数多く展示されています。

また、新しいものをどんどん取り入れる気風のニューヨークらしく、アメリカ先住民をモチーフにしたモダンアート作品もあります。常設展「先祖とのつながり(Ancestral Connections)」で展示されているのはJeri Redcom氏やMarvin Oliverなどの代表的な現代アートの芸術家たちの作品。ガラスで再現した、罠にかかった魚の姿や、カド(アメリカ南部に住んでいた先住民部族の総称)の顔が描かれた瓶など、ユニークな作品がたくさんあり、見どころ満載です。

国立アメリカンインディアン博物館のアクセス

博物館へは公共交通機関の利用が便利です。

ニューヨーク市地下鉄の4番か5番に乗ってBowling Green駅で下車後、徒歩1分です。もしくはRまたはW線に乗ってWhitehall St駅で下りて行くこともできます。こちらも博物館までは徒歩1分。1番線経由で行きたいのであれば下車駅はSouth Ferryです。こちらの駅も施設のごく近くにあり、徒歩1分で行けます。

バスで行くのであればM15番に乗り、South Ferryで下車してください。ここからは歩いて3分です。

なお、博物館に駐車場はありませんのでご注意ください。

周辺でおすすめの観光スポット

博物館のすぐ南には、アッパー湾を一望できるバッテリー公園があります。自由の女神とニューヨークのビル群を見渡すことのできる広々した公園で、「ザ・アメリカ」といった場所です。イースト・コーストメモリアルなどの記念碑や、オシャレなレストランもある人気スポットとなっています。

何より目玉は自由の女神があるリバティ島に行くフェリーに乗れること!公園内に乗り場があり、片道20分のクルーズを楽しむことができます。
料金は、日本語音声ガイド付きで、「リバティ島上陸+台座入場」が18.5ドル、「上陸+台座と冠部分入場」が21.5ドルとなっています。(※価格は2019年10月9日現在のものです)

チケットは事前予約必須で、公式サイトから購入することができます。また、乗り場で厳重なセキュリティ・チェックがあるので予約時間より少し早めに行きましょう。
世界中から観光客が訪れる超人気スポットで、フェリーに乗るまでかなり待つこともありますが、ニューヨーク観光では外せません!

◎国立アメリカンインディアン博物館は入場無料!

国立アメリカンインディアン博物館は入場無料となっているので、誰でも気軽に入れます。その浮いたお金でお土産が買えますね。そんなときは博物館併設のミュージアムショップがオススメ。

もともと会計所があった空間は広々していて、豪華なシャンデリアや、当時実際に使っていた金庫などがあり見どころ満載。そこで、多種多様なアメリカ先住民の部族の芸術品、工芸品、文学作品、アクセサリー、食器類、食べ物などが売られています。
博物館で鑑賞を終えたら、ぜひ寄ってみてください。

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