名称:鶴山公園(津山城址)
住所:津山市山下135
公式・関連サイトURL:https://www.city.tsuyama.lg.jp/city/index2.php?id=3449
津山市は、岡山県北東部美作(みまさか)地域の中心都市。街の発展の基礎となったのが、江戸時代初期に築かれた津山城です。現在は復元された櫓が1基建つだけですが、宮川沿いに累々と積まれた美しい石垣に、在りし日の壮麗な姿を偲ぶことができます。現在は、津山の旧名である鶴山にちなみ、鶴山公園(かくざんこうえん)として整備されています。とくに岡山県内きっての桜の名所として知られる津山城址。ここではその観光の魅力をお伝えします。
目次
津山城の石垣と桜のコラボは必見!鶴山公園のおすすめ観光情報をご紹介
目次を閉じる
1. 津山城の歴史
津山城は、慶長8年(1603)に美作一国18万6500石を与えられた森忠政によって築城が開始されました。忠政は、織田信長の小姓として有名な森蘭丸の弟にあたります。築城工事は13年にも及び、元和2年(1616)に完成しました。
4層5階の天守を中心に、全部で60棟もの櫓が建ち並んでいたとされ、広島城の76棟・姫路城の61棟に次ぐ多さといわれています。森家はその後5代で改易となり、将軍家の一門である松平氏が津山藩主となって幕末まで続きました。明治維新によって城内の建物はすべて撤去されましたが、平成17年(2005)に築城400年を記念して2階建ての備中櫓が復元されました。
2. 鶴山公園は桜の名所!
鶴山公園は、県内有数の桜の名所として知られています。園内には約1000本の桜の木が植えられていて、日本さくら名所100選にも選ばれています。
津山城は丘を取り巻くように高石垣が巡っているため、桜の花もさまざまな高さで咲き乱れます。鶴山全体が石垣と桜で覆いつくされるようすは、筆舌に尽くしがたい美しさですよ!
例年4月1~15日に津山さくらまつりが開催され、見ごろに合わせて夜間にはライトアップも行われます。例年4月1~15日に津山さくらまつりが開催され、見ごろに合わせて夜間にはライトアップも行われます。夜闇に浮かび上がる桜と石垣の姿も、幻想的でおすすめですよ。ちなみに、津山公園は通年で入園料(大人300円、中学生以下は無料)が必要なのでご注意ください。
(※記載の情報は2019年現在のもので、変更となる可能性もあります)
名称:津山さくらまつり
公式・関連サイトURL:https://www.okayama-kanko.jp/event/12456
3. 忠実に木造復元された備中櫓
現在の津山城で唯一の櫓である備中櫓(びっちゅうやぐら)は、築城400年記念事業として平成17年(2005)から3年をかけて復元されたものです。2階建てで天守に比べればずっと小さいですが、本丸と天守を守る重要な櫓でした。
漆喰仕上げの白壁が美しく、高石垣によく映える備中櫓。復元に当たっては、古写真や絵図、発掘調査の結果などをもとに、できるだけ当時の姿に忠実に再現しています。内部も見学可能で、全室畳敷きのうえに茶室や襖が見られるなど、居住性を意識しているのが特徴です。
名称:備中櫓
公式・関連サイトURL:http://tsuyama.daa.jp/tsuyamajou/y/yag_037.html
4. 鶴山公園は秋の紅葉も見事!
桜の名所として有名な鶴山公園ですが、秋の紅葉もまたおすすめです。例年11月中旬から下旬にかけて、園内のモミジやカエデが美しく色づき、春の桜と石垣のコラボレーションとはまた違った趣があります。
ベストシーズンにはやはり夜間のライトアップも開催されます。ほかにも物産展や地元グルメの出店が並び、さくらまつりと同じく多くの観光客や地元の人たちでにぎわいます。
名称:津山城もみじまつり
公式・関連サイトURL:https://www.okayama-kanko.jp/event/12741
5. 津山藩の大名庭園「衆楽園」
衆楽園(しゅうらくえん)は、津山藩2代藩主森長継が作らせた大名庭園です。造営にあたっては京都から作庭師を招いたとされ、池泉回遊式の庭は京の仙洞御所に倣っているとされています。松平家が藩主になってからは、家臣や使者と謁見するための「御対面所」や、藩主の隠居所の庭園として使用されていました。衆楽園という名が付いたのは、明治時代に入ってからのことです。
庭園の大半を占める池が涼やかで、とくに夏の睡蓮の時期が見ごろ。津山の北の中国山地を借景とする雄大な景色が魅力で、建物以外の人工物が少ないのが特徴です。4つの島が浮かぶ池は海に見立てられているとされ、遠い海原に思いを馳せる大名ならではの風流が感じられます。
名称:衆楽園
住所:津山市山北628
公式・関連サイトURL:https://www.city.tsuyama.lg.jp/city/index2.php?id=522
6. 城下町の風情を残す「城東町並み」
江戸時代のお城といえば、しばしばその城下町も魅力的な観光スポットです。津山でも、城跡の丘から宮川を挟んだ東側に、「城東町並み」という江戸情緒たっぷりの観光エリアがあります。
旧出雲街道沿いになまこ壁や袖壁、虫籠窓(むしこまど)などの趣ある旧商家が建ち並び、情緒ある散策が楽しめますよ。町内には、津山の歴史を体験できる「城東むかし町家」や日本国内で唯一の洋学専門の博物館「津山洋学資料館」などの観光スポットもあり、城下町津山の伝統に触れることができます。
また、城東地区の観光案内所にはカフェも併設。店内では美味しい自家焙煎オーガニックコーヒーやオランダワッフルがいただけます。レンタサイクルもあるので、津山観光の拠点としても便利です。
名称:城東町並み(重要伝統的建造物群保存地区)
住所:津山市橋本町~東新町
公式・関連サイトURL:https://www.okayama-kanko.jp/spot/10510
7. 美作地域の歴史を学べる「津山郷土博物館」
鶴山公園の南麓にある津山郷土博物館は、津山の文化財を数多く収蔵・展示している歴史博物館です。津山を中心とする美作地域の自然や風土、伝統などについてしっかり学ぶことができますよ。
おすすめの見どころは、かつての勇壮美麗な姿を再現した津山城のジオラマ模型!また、津山市内で発見された新第三紀中新世(約1500万年前)の哺乳動物パレオパラドキシアの骨格復元模型も見どころの1つです。
(※津山郷土博物館は耐震改修工事のため2020年3月まで休館予定です)
名称:津山郷土博物館
住所:津山市山下92
公式・関連サイトURL:http://www.tsu-haku.jp/
◎津山へ来たらお肉を食べよう!
津山城址と城下町の観光を楽しんだあとは、美作の郷土料理を堪能しましょう。江戸時代の日本では、仏教の影響により肉食が広く禁止されていましたが、津山藩では肉を薬として食べる「養生食」が認められていました。その名残で津山では古くから肉食文化が根付いていて、お肉の美味しさを最大限に追求したグルメがいただけます。牛の骨周りの肉をそぎ落として使う名物の「そずり鍋」や、B級グルメ「ホルモンうどん」など、いろいろな肉料理があるので、ぜひ試してみてください。
国内のエリア一覧
海外のエリア一覧
カテゴリー一覧
skyticketで最安値を確認!
-
航空券
-
レンタカー
-
ホテル