名称:奥津温泉
住所:岡山県苫田郡鏡野町奥津
公式・関連サイトURL:https://www.mto.ne.jp/okutsuonsenkk/
岡山県北部にある美作三湯のひとつ奥津温泉は、湯量も豊富な「美人の湯」として人気の温泉地です。周囲には紅葉が美しい「奥津渓(おくっけい)」や県指定天然記念物の「七色樫」などの観光スポットもあり、季節ごとにさまざまなイベントも楽しめます。今回は、奥津温泉の基本情報や観光の見どころなどについて掘り下げてご紹介します。
目次
奥津温泉は岡山県随一の美人の湯!その観光の最新情報をお届けします
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1. 奥津温泉は美人の湯!
奥津温泉は鳥取県との境に近い岡山県の北部、吉井川の上流に位置する温泉街です。江戸時代には津山藩の湯治場として親しまれ、戦後には国民保養温泉地に指定されました。
「美人の湯」として知られていて、化粧品メーカーがこの温泉の成分をもとに化粧水を作ったというほどなんですよ!アルカリ性の単純泉で漂白成分が含まれていることから、お肌がスベスベなめらかになると、女性にとくに人気です。湧出量も毎分1000Lと豊かで、山間の温泉街ながら多くの観光客が訪れます。
2. 温泉街の名物「足踏み洗濯」
奥津温泉の中心奥津橋のたもとには足湯と露天風呂があり、そのうち露天風呂の方は「洗濯場」とも呼ばれています。かつて奥津温泉では、付近の山々に生息していた熊や狼を見張りながら家事をこなす必要があり、立った状態での「足踏み洗濯」が行なわれていました。
今ではもちろん野生動物に襲われる心配はほとんどありませんが、今でも奥津温泉の名物として、日曜日・祝日を中心に洗濯場での足踏み洗濯が実演されています。姉さんかぶりに赤い腰巻姿の女性がテンポよく足先で踏み洗う姿を見ると、遠い昔の日本に戻ったような感覚になります。
観光名物の足踏み洗濯は、なんと飛び入りでの参加も可能!旅の思い出にぜひトライしてみてください。なお、例年3月上旬から12月中旬の開催となっています。
名称:足踏み洗濯(洗濯場)
住所:岡山県苫田郡鏡野町奥津44
公式・関連サイトURL:http://www.kanko-kagamino.jp/sight/spa.html
3. 日帰り入浴なら「花美人の里」
奥津温泉の中心部に建つ「花美人の里」は、広々としたお風呂が気持ちの良い日帰り温泉施設です。大浴場にはジェットバスも完備され、1階と2階のどちらにも露天風呂があります。
また、ゆっくり入れる貸し切り風呂も4つあり、家族連れやカップルにおすすめ。館内は木をふんだんに使用したくつろぎの空間となっていて、休憩所や畳敷きの大広間もあり、長い時間のんびりと過ごすこともできます。
名称:花美人の里
住所:岡山県苫田郡鏡野町奥津川西261
公式・関連サイトURL:http://www.hanabijin.co.jp/
4. 絶景奇景の名勝「奥津渓」
西日本屈指の紅葉の名所として人気の奥津渓は、奥津温泉街を流れる吉井川の少し下流にある渓谷。約3kmにわたって遊歩道が整備され、入浴前の散策などで気軽に渓谷美を楽しめます。
川床には、くぼみに小石が入り込んでできる甌穴(おうけつ)が無数に見られます。なかには約50万年前にできたものもあり、東洋一の甌穴ともいわれているんですよ。以下、奥津渓の見どころをいくつかピックアップしてみましょう。
(1)天狗岩
火山性の玄武岩や安山岩が、五角形や六角形の柱状になって規則的に並ぶ柱状節理(ちゅうじょうせつり)という地形です。天狗のように見えることからこの名が付きました。
(2)臼渕の甌穴群
甌穴とは、川底の岩石面にできる円形の穴のことを指します。岩の割れ目などを水が侵食してくぼみとなり、そこに石などが入り込んで転がされることで徐々に大きな穴となっていきます。奥津渓には大きな甌穴が十数個あり、とくに臼渕のものは直径5m、深さ3mと全国的にみても最大級の甌穴です。
(3)鮎返しの滝・笠ケ滝
鮎返しの滝は水流が強く迫力があり、笠ケ滝はなだらかな屈曲が魅力的な滝です。散策中にマイナスイオンをたっぷり浴びて癒されましょう。
(4)大釣の赤樫
吉井川の左岸から川に突き出すように伸びている樫の大木です。樹齢は400年と推定され、直径約7mもあり、パワーをもらえそうな神秘的な佇まいです。
名称:奥津渓
住所:岡山県苫田郡鏡野町奥津川西
公式・関連サイトURL:https://www.kagamino.holiday/spot/entry-84.html
5. 2018年にオープンした「かがみの近代美術館 」
奥津温泉街から少し北へ行ったところにある「かがみの近代美術館 」は、2018年に古民家をリノベーションしてオープンしたばかりの新しい美術館です。館内では、若くして亡くなった日本人画家の未完の作品などを中心に展示しています。
梁や柱に木のぬくもりが感じられる館内は、囲炉裏も残されていてとても落ち着いたムード。入館料には飲み物も含まれていて、囲炉裏端に腰を落ち着けながらじっくりと鑑賞できます。つぼみのまま花咲かせることなく夭折した画家の、短い時間の輝きにぜひ触れてみてください。
名称:かがみの近代美術館
住所:岡山県苫田郡鏡野町奥津川西692
公式・関連サイトURL:http://www.kagamino-museum.com/
6. 「七色樫」は七変化する木!
七色樫はウラジロガシの変種で、別名「虹の木」とも呼ばれている岡山県指定天然記念物です。季節ごとに赤から橙、黄色、黄緑色、緑、深緑、緑黄斑と葉の色が7色に変化するとても不思議な木で、1年を通して美しい姿を楽しむことができます。
近年はSNS映えスポットとしても人気が出ている七色樫。奥津温泉から車で5分少々と、アクセスも容易な観光スポットです。
名称:七色樫
住所:岡山県苫田郡鏡野町羽出838
公式・関連サイトURL:https://www.okayama-kanko.jp/spot/11754
◎まとめ
奥津温泉では季節ごとにさまざまなイベントも楽しめます。春には「おんな相撲祭り」や昔ながらの田植えを再現した「お田植え祭」、夏にはなぜかヒラメのつかみ取りが楽しめる「納涼まつり」。秋には奥津渓の紅葉ライトアップ、そして冬には幻想的な雪灯篭が並ぶ「奥津温泉湯來(ゆき)まつり」と、素敵なイベントが盛りだくさんです。どの季節に訪れても楽しめる奥津温泉で、ぜひお肌も心もリフレッシュしてください。
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