紅葉の季節が特におすすめ!李氏朝鮮3代国王の居・昌慶宮を散策しよう

紅葉の季節が特におすすめ!李氏朝鮮3代国王の居・昌慶宮を散策しよう

昌慶宮(チャンギョングン)は韓国のソウルにある朝鮮王朝時代の故宮です。隣接する昌徳宮と並び、紅葉の名所として知られています。また、韓服(チマチョゴリ)を来て観光に行くとお得な特典が受けられます。今回は昌慶宮の見どころや周辺の観光スポットなどをご紹介します。

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目次

紅葉の季節が特におすすめ!李氏朝鮮3代国王の居・昌慶宮を散策しよう

1. 昌慶宮は何をする施設?

昌慶宮は朝鮮王朝第4代「世宗(セジョン)」が、1418年、父親・太祖の住居として寿泰宮(スガングン)を建造したのが始まりです。太祖の死後、寿泰宮は荒れ果ててしまいました。その寿泰宮を再建・改修したのが、第9代「成宗(ソンジョン)」。成宗は祖母や養母、生母が住むための別宮として使うのを目的に再建・改修し、この時、寿泰宮を「昌慶宮」と改めたのです。

昌慶宮は、寿泰宮の時代も昌慶宮になってからも生活する場として使われていました。天文観測用の観天台や日時計があるのもそのためです。豊臣秀吉による朝鮮出兵の文禄・慶長の役で建物は焼失しましたが、1616年に再建。その後も焼失・再建を繰り返しました。日本統治時代になると名前が変わり、動植物園として整備され、宮内の建物の多くが破壊・変形されました。1983年から3年間行われた大規模な復元・改修工事で昔の姿に復元され現在に至ります。

2. 昌慶宮の見どころ

出典: anokarina

昌慶宮の見どころを5つご紹介します。

▶ 弘化門(ホンファムン)
昌慶宮の正門です。過去の焼失などを経て数回建て直されていますが、17世紀の木造建築がよく見て取れます。宮殿の正門としては比較的小さいと言われていますが、実際に見みると迫力があり、観光客からも非常に人気です。

▶ ヘチ
空想上の動物で火の気を抑えることができると言われています。ヘチは昌慶宮のいたるところに置かれていて、日本でいう狛犬のような存在です。どこにいるか探してみるのもおもしろいです。

▶ 玉川橋(オッチョンギョ)
周辺が梅の名所としても知られていて、春になるとたくさんの観光客が訪れます。他の宮殿と同じく風水を意識した造りになっていて、正門と正殿の間にある川をまたぐように設置されています。長さ9.9mの石橋です。

▶ 明政殿(ミョンジョンジョン)
1483年に創建された昌慶宮の正殿です。即位式や 朝賀の儀式、科挙の試験などが行われました。また明政殿は火災などの被害を免れたため、現存する朝鮮王宮の正殿のうち最古の建物です。

▶ 文政殿(ムンジョンジョン)。
昌慶宮の便殿(ピョンジョン)です。文禄・慶長の役で焼失し再建や取り壊しが行われたのち、1986年に再度建てられました。実際はあまり使われておらず、棺を葬儀までの間に保管しておく部屋や国王と王妃の位牌を置いておく部屋として使用されていたと考えられています。現在は建物内部は開放されていて見学が可能です。

3. 韓服を着て観光するとお得な特典が……

昌慶宮を観光する際は韓服を着ていきましょう。韓服を着ていると入場料が無料になります。通常の入場料は大人(満19~64歳以下) 1,000ウォン、子ども(満7~18歳以下) 500ウォンです。韓服は「OneDay韓服」でレンタルすることができます。まず事前にメールにて予約をしましょう(予約は必須ではありませんが、予約をすることでスムーズにレンタルできます)。

韓服のほかにアクセサリーをレンタルすることができます。レンタル料は4時間18,000ウォン、24時間28,000ウォンです(2019年5月現在の料金)。韓服を着て昌慶宮に行けば、入場料が無料になるだけでなく、朝鮮王朝時代にタイムスリップしたような気分も味わえます。また昌徳宮、徳寿宮、景福宮などのほかの観光地も韓服で観光すると入場無料になるのでおすすめです。

4. 昌慶宮周辺の観光スポットは?

出典: Johnathan21/shutterstock.com

昌慶宮の周辺には隣接する昌徳宮のほか、宗廟(チョンミョ)があります。宗廟は朝鮮王朝時代の王などの位牌を祀る霊廟です。ユネスコの世界文化遺産に指定されています。毎週土曜日と毎月最終水曜日以外は自由に観覧できません。日本語によるガイドがあるので、自由観覧日以外はガイドを利用しましょう。所要時間は約1時間です。

◎ 最後に:昌徳宮へはしごするなら連絡通路を利用しよう

昌慶宮と昌徳宮は隣接していますが、正門が離れています。昌慶宮から昌徳宮へ行くなら連絡通路を利用すると便利です。連絡通路前にあるチケット売り場で「昌徳宮」のチケットを購入し、連絡通路にいる係員にチケットを提示すれば昌徳宮の敷地内に入れます。今回は昌慶宮の見どころをご紹介しました。紅葉の時期に韓服を着て観光してみてはいかがでしょうか。

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