姫路港からフェリーで小豆島へ!さらに四国・高松も楽しむ旅!

姫路港からフェリーで小豆島へ!さらに四国・高松も楽しむ旅!

風光明媚な景観や、瀬戸内国際芸術祭の会場としても知られる瀬戸内海の小豆島(しょうどしま)。本州から小豆島を訪れてふと海の向こうを見ると、船でアクセスできそうな距離にはっきりと四国が見える。そんな状況になったら、「ちょっと四国にも行ってみたい!」と思いませんか?小豆島⇔四国の往復に費やす時間が気になるところですが、本州から小豆島観光の王道を巡って四国の高松にも立ち寄れる、効率の良い周り方がありますよ!今回はそんな欲張りな願望を満たしてくれる、「四国フェリー」の航路で旅をしました。

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姫路港からフェリーで小豆島へ!さらに四国・高松も楽しむ旅!

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1.小豆島・高松への航路

出典: 白地図・CraftMAP

◆まず小豆島について確認!

小豆島は瀬戸内海東部の播磨灘にあり、香川県に属する島です。瀬戸大橋と明石海峡大橋の間にある島、と言った方がイメージしやすいかもしれませんね。瀬戸内海では小豆島の東部にある淡路島(兵庫県)に次いで大きい島です。四方を海に囲まれた小豆島には、本州や四国に繋がる橋も空港もありません。小豆島は「海のルートを使わないと行けない島」なのです!

◆乗船した小豆島への航路は?

小豆島へのフェリー航路は兵庫、岡山、香川から複数ありますが、今回利用したのは「四国フェリー」の「姫路港⇒福田港」と「土庄港(とのしょうこう)⇒高松港」の2航路。1日の便数が多く、乗船時間は約60~100分。フェリーは四国フェリーグループの小豆島フェリーが運航しています。

ちなみにこちらの2航路を車で利用する場合は、チケット販売窓口で割引があるお得な「スルー切符(姫路~福田、土庄~高松)」を購入できますよ!

◆「姫路港⇒福田港」&「土庄港⇒高松港」を使うと、どんな旅ができるの?

小豆島の観光地は島内全土にありますが、名だたる観光スポットは路線バスの本数も多い島の南東部から南西部にかけて集中しています。その上、土庄は行政機関もある小豆島の中心街。1日に2度、干潮時に道が現れて島へ渡れる観光の目玉「エンジェルロード」もあるので、小豆島を訪れる際は外せない街です。

小豆島の玄関口となる複数の港の中で、「フェリーの本数が多く乗船時間が比較的短い航路を使う」+「移動しながら王道の場所を訪れる」=「姫路港⇒福田港→小豆島南東部~南西部をぐるっと観光→土庄」のルートは、とても効率が良いといえますね!

今回は数ある観光スポットの中から①醤の郷(ひしおのさと)②道の駅 小豆島オリーブ公園③エンジェルロードを巡ってみました。

出典: kazukiatuko / PIXTA(ピクスタ)

さらに、このルートと「土庄港⇒高松港」の航路をプラスして四国の高松も観光すれば、充実度満点の一筆書き旅プランが完成!宿泊地は滞在日数に合わせて、都合の良い場所をチョイスすればOKです。

ではこれから旅で乗船したフェリーの詳細と、小豆島と高松の観光スポット情報をお届けします!

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2.姫路港へのアクセス

旅はまず東京駅からスタート!姫路駅までは新幹線「のぞみ」に乗車して約3時間で到着です。姫路駅から姫路港まではバス1本で約20分。バスは1時間に2本(AM6時~10時台は1時間に1~3本)の運行頻度です。

姫路駅でのバス乗り場は姫路城がある北口で1番乗り場。まず中央口改札を出て北口を目指します。

そして北口を左方向へ。その時に目印になるのが「姫路市観光案内所」。左に曲がる角にあります。

北口を左へ出ると、大きなバスターミナルになっていました。目指すは1番乗り場なので、迷わず真っすぐに進みます。

こちらの1番乗り場から「94姫路港行」のバスに乗ります。わかりやすい電子掲示板もあるので安心ですよ。

3.姫路港「姫路ポートセンター」

姫路港ではフェリーターミナル「姫路ポートセンター」の正面にあるバス停に到着!これなら大きな荷物を持っていても楽ちんです。歴史を感じさせる佇まいは1975年に完成した建物。周辺に駐車場(有料)もあります。

◆1階

入って正面に小豆島・福田港行きのチケット販売窓口があります。販売開始は出航時間の40分前から。私は早く着いたのでまだクローズ中でした。姫路港⇒福田港の所要時間は約100分。1日に7便(7時~19時台)が運航しています。

1階には売店(営業時間5:30~19:00)があり、お弁当やお菓子、雑誌などを販売していました。時間帯によっては商品が少ないかもしれないので、予め姫路駅周辺で用意しておくと安心です。

姫路港からは小豆島の他に、家島(いえしま)や坊勢島(ぼうぜじま)などへ行く航路もあります。入口付近の案内板には時刻や乗り場の表示もされるので、確認しておきましょう。

チケット販売開始までまだ時間があるので、2階の「姫路みなとミュージアム」へ行ってみます!

◆2階

ミュージアムのテーマは「海」「みなと」「銀の馬車道」。銀の馬車道の正式名は「生野鉱山寮馬車道」で、明治初期に整備された港から生野鉱山へ繋がる約49㎞の馬車専用道路のこと。明るいスペースに展示物や映像コーナーがあり、無料で楽しめます。

明治時代の様子を再現したジオラマがあったり、

銀を運ぶ馬の造形がありました。2018年3月にミュージアムへ追加された銀の馬車道の遺構、「マカダム式舗装道」の実物展示もありますよ。

他にはさまざまな船の模型や、

操船ゲーム、さらに灯台で実際に使われていたレンズの展示などもありました。

姫路港を見渡せる明るい休憩スペースもありますよ。

4.小豆島へ向け乗船!

姫路港に関する展示を楽しんだ後、窓口もオープンしたのでチケットを購入しました。乗船はいたってシンプルでチケット購入のみでOK!乗船時にスタッフの方へ見せるのみで、予約や乗船申込書への記入といった特別な乗船手続きは一切不要です。

車、バイクの方はチケット購入時に車検証のご提示をお忘れなく。出航時間の30分前までには着くようにしましょう。

<旅客運賃>
大人1,710円 小人860円(2024年3月現在)

ただし車の場合、姫路港⇒福田港は予約が推奨されています。先着順の当日枠があれば乗船できますが、予約が優先されるのでGWやお盆なのどの繁忙期は予約して、早めに到着しましょう。予約は乗船日の2か月前から受付開始です。

車の場合に利用できるお得な「スルー切符(姫路~福田、土庄~高松)」を購入する場合は、当日、窓口で伝えましょう。

フェリーまでは屋根付きのスロープを歩いていきます。これなら雨の日でも安心ですね。

乗船するのは「第三おりいぶ丸」。船体にペイントされた小豆島の人気キャラクター「オリーブしまちゃん」のお出迎えを受けつつ、いよいよ乗船です!

スタッフの方にチケットを見せ、旅客専用のタラップから乗り込みました。1階をのぞくと車両が誘導されながら続々と入っていきます。

「第三おりいぶ丸」は、1階が車両スペース、2階が客室&パブリックスペース、3階が展望デッキになっています。シートは小豆島の名産であるオリーブをイメージした、明るいグリーンで統一されていました。

◆客室

小さなテーブルを囲むように広々としたサロン席があったり、

明るい日差しが差し込むボックス席もあり、コンセントもありました。

靴を脱いでゆったりと足を伸ばせるカーペットの席もあります。子供達が遊べるスペースとしても利用できますね。端にマッサージチェアもありました。

他にはリクライニングシート専用のスペースも。

◆女性に嬉しい心遣いも!

女性専用席が設けられていたり、

女子トイレ内にはパウダールームを完備!カーテンで仕切れるプライベートな空間です。

◆バリアフリーの船内

さらに多目的トイレがあり、奥にはエレベーターが。

近くにゆったりとしたスペースの優先席があり、動線を考慮したバリアフリーの船内設計を感じました。

◆パブリックスペースは?

乗船中のフェリー位置がリアルタイムで確認できるモニターが。

また喫煙ルームも完備されています。

船内の売店では軽食や飲み物、お土産の他に、オリーブしまちゃんグッズも販売されています。売店は時間帯により閉まっていることがあるのでご注意を。

上階へいく明るい吹き抜けも。

船体後方に自動販売機もあります。

◆3階を探検!

3階の展望デッキにはベンチ席やテーブル席がありました。爽やかな白を基調としていて、海風が吹き抜けるスペースです。

フェリーの最後尾から見える姫路港がぐんぐん小さくなっていきます!

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5.福田港に到着

船内を探検したり景色を眺めたりするうちに時は経ち、小豆島東部の福田港へ到着です。福田港は映画『八日目の蝉』でクライマックスシーンの舞台になりました。

福田港フェリーターミナル「廻船問屋傳右衛門」。気になるネーミングは、江戸時代に小豆島で栄えた海運業の廻船問屋と創業者に由来しています。

室内は緋毛氈が敷かれた純和風の雰囲気。

フェリーターミナルの隣にはお土産店の「梅本水産」があります。こちらの「食事処やまさん」はあなご弁当が有名ですが、私が到着した頃に閉店…。お時間がある方はぜひご賞味ください。

福田港の前に路線バス「オリーブバス」の始発・終着停留所「福田港」があります。注意点は、こちらのバス停を起点として土庄港へ向かう路線が2つあること。島の南側を走る「南廻り福田線」と北側を走る「北廻り福田線」があるので、乗車の際にしっかり確認しましょう。私は南廻りのバスへ乗車です。

バスが走る国道436号線沿いには「新さぬき百景福田海岸」や「南風台」などの景勝地があり、車窓からも楽しめますよ。どうぞお見逃しなく!

6.小豆島での移動手段

今回は路線バス「オリーブバス」をメインに行動しました。バス停は写真のキャラクター「オリバスくん」が目印!たくさん利用する場合は、割引がある「小豆島フリー乗車券」(1日券/2日券)がお得です。オリーブバスは島内のほぼ全域をカバーしていますが、運行本数は少な目。そんな時に活躍するのが自転車です!

レンタサイクルを借りるのもいいし、訪れた先で必要に応じて利用したいならシェアサイクルがおすすめ!主要な観光スポットや宿泊施設の周辺にステーション(駐輪場)があり、電動アシスト自転車をレンタルできますよ。返却台数に空きがあればどこにでも戻せます。

自由自在に行動できるのはやっぱり車。 レンタカーは港周辺や宿泊施設の一部などで手配可能です。その他には観光バスやタクシーを利用する方法もあります。

5.小豆島の観光

では小豆島南東部から南西部にある王道観光スポットの中から、3か所の情報をお届けします!

①醤の郷

小豆島で約400年も続く伝統産業の醤油造り。昔ながらの製法を続ける20軒以上の醤油蔵や佃煮工場があるエリアです。近代化産業遺産に認定され、多くの蔵が国の登録有形文化財。見学可能な場所がいくつかあり、伝統の木樽仕込みを行っている「ヤマロク醤油」へ行ってみました。

入口には醤油造りで使う木桶の展示。見学は予約が必要な蔵がほとんどですが、ヤマロク醤油は予約不要な上に無料。今回は社長自らがご案内してくださいました。

入口にはたくさんの色紙が。全身の埃をモップで払ったら、さあ蔵の中へ!

扉が開くと同時に、ふわっと発酵の香りがしてきました。木樽の中に入っているのが「もろみ」。このもろみから絞りとったものが醤油です。

こちらはなんと150年程前から使っている木樽!樽に付いているのは埃ではなく、150年程かけて増えたもろみの発酵を助ける酵母菌や乳酸菌です。決して手で触れないように。

今や木桶の入手も難しく木樽仕込みは日本で数えるほど。こちらでは後世に伝えるため、木桶から造る活動もしています。

見学の際に1つ大事なことが。納豆菌はもろみの天敵!くれぐれも見学前に納豆を食べないでくださいね。

商品の味比べもできますよ。発酵食品は二度と同じ味が出せないため、こちらではブレンドしてなるべく同じ味になるよう調整しているそうです。

見学後に「ヤマロク茶屋」でオリジナル醤油スイーツのアイスをいただきました。「鶴醤(つるびしお)」は4年がかりでできる醤油。少し抵抗を感じつつアイスに醤油をかけて混ぜると…キャラメルのような風味に大変身!甘さと醤油のコクが絶妙なバランスです。

◆小豆島そうめん

日本三大そうめんでも有名な小豆島。島内でそうめんをいただける場所はたくさんありますが、ヤマロク醤油の近くにあるメディアでも有名な「なかぶ庵」へ行きました。この店ならではの生そうめんは、ツルツルのモチモチです!

お店の向こう側にみえる緑の物体は何でしょう?

隣が工場になっていて、オリーブそうめんの製造中でした。こちらではそうめんの箸分け体験・見学(要予約)ができますよ。

②道の駅 小豆島オリーブ公園

ギリシャ風車がシンボルで、オリーブ畑が広がり日本とは思えない園内!フォトジェニックな園内はSNSでも話題の場所です。ハーブの温室や雑貨店、温泉や宿泊施設まであり、テーマパーク並みに楽しめる道の駅ですよ。

オリーブだけでなく、ゼラニウムやローズマリーなどのハーブ類もたくさん植えられていました。

園内にある「オリーブ記念館」のエントランスには、パリのルーブル美術館で複製されたオリーブの女神・アテナが展示されています。館内にはオリーブに関する資料の展示や、カフェがありますよ。

◆オリーブビーチ

道の駅 小豆島オリーブ公園の南側にある、石のオブジェが印象的な小豆島最大のビーチです。こちのビーチから、「二十四の瞳映画村」へアクセスできる渡し舟が運航しています(運休日有り)

4月下旬のオフシーズンのためビーチを見ても…と思いましたが、行ってみて正解!白い砂浜と穏やかな海が続き解放感が抜群です。サマーシーズンでなくても、ビーチをのんびり散歩したりカフェから海を眺めるのもいいですよ。

◆オリーブナビ小豆島

オリーブビーチ近くの国道436号沿いにあります。観光情報を入手できる他、展示施設にもなっているので小豆島について学べますよ。二十四の瞳映画村へ行く渡し舟のチケットもこちらで購入できます。

③エンジェルロード

その景観とともに神秘的な現象と噂が有名な、小豆島屈指の観光スポットです。1日に2度、最大干潮時刻の前後約2時間のみ島へ渡れる道が現れます。大切な人と手を繋いで渡ると天使が願いを叶えてくれる、と言われる「恋人の聖地」。観光の際は潮見表をチェックしておきましょう。

手前にある弁天島の「約束の丘展望台」からは絶景が望めますよ。ゴツゴツした石段を上がるので、歩きやすい靴で行ってくださいね。

エンジェルロードを渡ると、枝には願い事を書い絵馬がたくさん掛けられていました。
※エンジェルロードは渡れますが、そこから先の島々は私有地やYMCA専用キャンプ場になるため無断で立ち入れません。

8.土庄港へのアクセス・土庄港周辺

◆まさかの!?…でも大丈夫!!

土庄港⇒高松港へ移動する日の早朝、ホテルのカーテンを開けてびっくり!昨日まで穏やかだった海が波立ち、風が唸り声を上げています。なんと小豆島に強風波浪注意報が。天気予報通り、写真奥の高松上空には雲間から光が差し、小豆島側は曇天と雨です。

「欠航」という文字が頭に浮かび土庄港へ連絡すると、「この程度なら充分、運航が可能です。」との回答でした。ホテルの方いわく、台風やよほどの悪条件でない限り欠航しないとのこと。万が一、欠航の場合はホテルへ連絡がくるそうです。これならフェリーの旅も安心ですね!

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◆土庄港までの交通

今回のプランは島内を南東部~南西部への移動です。そこには国道436号線が通り、オリーブバス「南廻り福田線」が終点の土庄港まで走っています。また、土庄港から少し離れた立地のホテルは、送迎サービスを行っていることが多いです。

◆土庄港周辺

土庄港は小豆島最大の港。航路は高松行きのフェリーの他にも宇野・豊島行きや岡山行、さらに高速艇の高松・豊島行きもあります。チケット売り場も複数あるため、港にある案内板でしっかり確認しましょう。

高松港行きのチケット購入は、こちらの看板「高松・宇野・豊島フェリーきっぷ売り場」を目指します。

チケット販売開始は出航時間の30分前から。早めに着き、窓口の方から「車やバイクがなく、人だけなら券売機で買える」と伺ったので、

券売機で購入しました。

姫路港⇒福田港の乗船時と同様に、乗船はチケット購入のみでOK!予約や乗船申込書への記入は不要で、乗船時にスタッフの方へチケットを見せるのみです。

<旅客運賃>
大人700円 小人350円(2024年3月現在)

土庄港⇒高松港の所要時間は約60分。1日に15便(6時~21時台)あり運航本数がとても豊富ですが、特に車の方はGWやお盆などの繁忙期は早めに到着しましょう。

中は奇麗でゆったりとしたスペースです。ドリンク類の自動販売機や、レンタカーの窓口もありました。小型ロッカーはありますが、スーツケースが入るような大型ロッカーは、隣の小豆島観光センターや高速艇を扱う「オリーブポートとのしょう」にあります。

2019年3月にリニューアルオープンした小豆島観光センター。

お土産や軽食コーナーがあり、観光情報も手に入りますよ。

こちらは高速艇の窓口、「オリーブポートとのしょう」。

小豆島といって思い浮かぶものの1つが、小説『二十四の瞳』。「オリーブポートとのしょう」の近くにブロンズ像がありますよ。

土庄港ターミナル(アートノショーターミナル)には岡山行きのフェリー切符売り場と、アートギャラリー「ART no SHOW」があります。乗船までお時間がある方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。私が行った時は「瀬戸内国際芸術祭2019」に向け、ディスプレイの準備中でした。

9.高松港へ向け乗船!

こちらが乗船する「第二しょうどしま丸」です。手前にあるオリーブの葉の王冠は、2013年瀬戸内国際芸術祭の作品で土庄港のシンボル的存在。

では乗船です!

「第二しょうどしま丸」は、1階が車両スペース、2階が客室&パブリックスペースになっています。エレベーターがあるバリアフリー対応。姫路港⇒福田港で乗船した「第三おりいぶ丸」より、一回りコンパクトな印象です。

◆客室

ゆとりあるシートで広々としたスペースです。

足を伸ばせるカーペット席や車椅子スペース。

テーブルを囲むボックス席。コンセントもありました。

◆パブリックスペースは?

ウッディな空間の喫煙コーナーもあります。

◆甲板

屋根があるので雨が降っていても寛げるスペースです。

10.高松港に到着

強風の中での出航でしたが途中からお天気が回復し、想像したほどの揺れもなく高松港へ。ウォーターフロント「サンポート高松」が近づいてきました。茶色のタワーは複合商業施設の高松シンボルタワーです。

レンガ調の建屋、サンポートフェリー乗り場で下船しました。

中は切符売り場や待合室、ドリンク類の自動販売機などがあります。

高松コリドー(フェリー乗り場連絡橋)を通り、JR高松駅方面へ行きます。

ひと際目を引く、カラフルで巨大なオブジェが港を彩っていました。2010年の瀬戸内国際芸術祭の作品です。

高松港旅客ターミナルビルの待合所にも立ち寄ってみました。広くてカフェやコインロッカーがあり、理容室もありました。

高松シンボルタワー内のショッピングモール「マリタイムプラザ」沿いには、コインロッカーがたくさんあります。

マリタイムプラザには「四国ショップ88」があります。香川県に限らず、四国4県のお土産が揃いますよ。

サンポートホール高松や高松シンボルタワーを通り過ぎ、JR高松駅前に到着。駅とは思えない、とても可愛らしいデザインです。

11.高松の観光

JR高松駅構内1階に観光案内所「香川・高松ツーリストインフォメーション」があるので、こちらで観光パンフレットをいただきました。都合上、夕方には高松空港へ移動して帰るため、短時間の観光です。

◆高松城 月見櫓

高松観光の代表格、玉藻公園(高松城跡)に入園したいところですが、時間の関係上、外側から月見櫓付近を見学しました。隣に続く水手御門(みずてごもん)や渡櫓(わたりやぐら)とともに国の重要文化財。間近に見ると迫力があります。

◆高松丸亀町商店街

高松で観光してみたかった場所がこちら。街の再生開発事業の成功例としても注目される商店街です。2.7kmある日本一長いアーケードのシンボルは、解放感満点のドーム広場。長く続く商店街は、飲食店やファッション、ライフスタイルといったジャンルのお店で活気づいていました。

何気ない街角の景観もおしゃれで素敵ですよ。

◆讃岐うどん

高松の食と言えば讃岐うどん!うどん屋さんのみが掲載された観光マップがあります。高松市内中心部だけでも約50店舗。私は駅近店でいただきました。お出汁が利いていて、麺が見えないほど具がボリューミーです。

楽しい時間はあっという間に過ぎるものです。飛行機の時間が近づき、高松空港へはJR高松駅前のバスターミナルから乗車。その後、無事に羽田に到着し、帰路に就きました。

◎姫路からからフェリーで巡る旅の魅力

「姫路港⇒福田港」と「土庄港⇒高松港」の航路を使うと、姫路から高松まで移動しながら一筆書きに観光できます。約60~100分という乗船時間は比較的短く、でも「海を渡って観光地へ来た」感覚がある適度な長さです。日本三大渓谷美の1つ寒霞渓(かんかけい)や二十四の瞳映画村、名勝栗林公園(りつりんこうえん)など、観光スポットが目白押しのエリア。姫路から効率よく移動できる「四国フェリー」の航路を活用して、ぜひ小豆島&高松の旅を楽しんでくださいね!

※記載内容は2019年4月現在の情報です。

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