名称:國立故宮博物院
住所:中華民国台北市士林区至善路2段221号
公式・関連サイトURL:https://www.npm.gov.tw/ja/index.aspx
「國立故宮博物院」は、台湾の首都・台北にある博物館です。世界四大博物館にも数えられ、年間訪問者数はアジアでトップ。もちろん台湾観光では、外せない人気の観光スポットで、多くの展示物であふれ、大昔につくられた遺物は、歴史を感じさせてくれます。また、國立故宮博物院のレストランでは、展示物をモチーフにした料理を楽しむことができます。今回はそんな國立故宮博物院の見どころや行き方などについてご紹介します。
目次
台湾の人気観光スポット「國立故宮博物院」の見どころをご紹介
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1. 膨大なコレクションを誇る博物館「本館」
中国の宮殿のような建物が本館です。本館には第一展覧エリアがあります。地下1階から地上3階で構成されています。歴代の皇帝が継承した歴史ある秘宝などが展示されています。第一展覧エリアでは、ふっくらとした体つきの美人像「唐傭立女傭」や約2000年前の計量器「嘉量」など、多くの遺物が展示されています。ほかにも書画、絵画、陶磁器など、様々なものがあります。
収蔵数は約70万点もあり、3000から5000点を数か月に入れ替えながら展示をしています。博物館が好きな方はじっくりと楽しむことができます。有名な翠玉白菜をはじめ、3階では有名な展示物が多くあるので、初めて来館した方は3階から見学することをおすすめします。開館時間は、通常開院時間が8時30分~18時30分。夜間開院時間が金曜、土曜日の18時30分~21時 。チケット料金は、一般参加者がNT$350です(2019年4月現在の料金)。
2. 美しく精密な「5大宝物」
國立故宮博物院の5大宝物は、「翠玉白菜」、「肉形石」、「象牙透彫雲龍文套球」 、「雕橄欖核舟」、「毛公鼎」です。 翠玉白菜は、高さ19cmほどの翡翠の原石を用いた白菜の置物です。嫁入り道具と考えられています。肉形石は、豚の角煮にそっくりな天然石の置物です。翠玉白菜と並び、とても有名な展示物となっています。
象牙透彫雲龍文套球は、一本の象牙からつくられた作品で、継ぎ目がありません。内部は21層になっており、ひとつひとつが回転します。雕橄欖核舟は、高さ1.6cm、縦1.4cm、横3.4cmほどの小さなオリーブの種を小舟に仕立て、中には表情や動きの異なる8人が乗船しています。また扉が開閉する小舟の船底には300字もの文字が刻まれているので必見です。 毛公鼎は、銘文入りの三足青銅器です。刻まれた銘文は現存する青銅器で最長で、貴重な資料となっています。
3. 5大宝物の可愛いグッズが買える「ミュージアムショップ」
東博(東洋館)のミュージアムショップでは台湾の「故宮博物院」グッズが買えます!
— にゃあ ^._.^ 🐾 @✿✿ (@kitoto_87) May 9, 2017
あの有名な「豚肉の角煮石」のレプリカも¥5600・・・って高いw pic.twitter.com/YuzNYwCNQu
國立故宮博物院には、オリジナルグッズやお土産を買えるミュージアムショップが入っています。第一展望エリアの地下1階には「多宝格」、地上2階には「玲瓏館」、「停雲」というショップがあります。携帯用のマイ箸、翠玉白菜がプリントされた名刺入れ、中国の伝統的な泰藍七宝焼で作られた目覚まし時計、ストラップ、鍋敷きなど、様々なジャンルのグッズが売っています。どれも日本にはないようなデザインなので、お土産にしても喜ばれること間違いなし。また自分用に普段使いできる箸を買うのもいいですね。
4. 5大宝物が食べられる!?院内のレストラン
故宮博物院の敷地内にあるレストランで昼食。牛肉麺と海老のすり身揚げ。
— ウミガメP (@UmigameP) April 8, 2018
観光地価格だからお高めだけど美味しい〜♪
今の所、台湾で食べたご飯にハズレが無い。 pic.twitter.com/bNSS7LY8TS
見学してお腹が空いたら、國立故宮博物院の中にあるレストランに行きましょう。「府城晶華」では、本格的な台南小吃を提供しています。「担仔麺」は台南名物の庶民料理です。また「紅豆粉圓豆花」もおすすめです。小豆とタピオカ入りの豆花となっています。
「故宮晶華」の料理は、展示品をモチーフにしたグルメを堪能することができます。台湾産の食材を使って作られており、コース料理の「故宮晶華国宝宴」が人気です(事前に予約が必要)。展示品の「肉形石」そっくりの豚の角煮や、「翠玉白菜」を再現した料理もあります。味はもちろんですが、見た目も大満足ですね。
5. 國立故宮博物院のアクセス
國立故宮博物院へのアクセス方法は、台北駅からだとMRTの淡水信義線に乗り、士林(シーリン)駅で下車します。そこから「紅30」バスに乗り換え、故宮博物院正館入口で下車です。 MRT、バスともに悠遊カード(EasyCard)を使うと便利です。日本のSuicaのように電車やバスに乗れて、コンビニなどで買い物もできるため、持っていない方は購入することをおすすめします(事前にチャージしておきましょう)。また、泊まっているホテルからタクシーで行くのもいいですね。
◎まとめ
台湾を観光するなら、4月から梅雨前の5月と、台風シーズンが終わった10月から12月がおすすめです。特に10月からのシーズンは、日本は寒い季節となっていきますが、台湾は過ごしやすい季節です。今回は、台湾旅行では外せない観光スポット、國立故宮博物院の見どころをご紹介しました。多くの展示物があるので、何回も訪れたくなりますね。またレストランで食事を楽しむのもいいでしょう。台湾観光の際は、ぜひ今回の記事を参考に國立故宮博物院を訪れてみてくださいね。