福岡の観光名所！人気パワースポット・香椎宮の魅力に迫る！

福岡の観光名所「香椎宮」は、福岡市東区にある神社です。博多駅からの主なアクセス方法は、JR鹿児島本線の香椎駅で下車し、徒歩で約13分。または、香椎駅からJR香椎線に乗り換えて、香椎神宮駅から徒歩で約4分です。お花の名所として知られている香椎宮ですが、神秘的な魅力が感じられる綾杉や不老水などもあり、見どころ満載。今回は人気パワースポットやイベントなど、香椎宮の魅力をお届けします。

1.本殿

香椎宮の「本殿」は728年に建立。現在の本殿は1801年に福岡藩主の黒田斉清により再建されたものです。入母屋造りと切妻造りが連結し、正面の大千鳥破風、左右の車寄せなど特徴ある造りになっています。これは日本唯一の香椎造で、国の重要文化財になっていますよ。

本殿は透塀で囲まれているため、普段は中に入ることはできませんが、透塀越しに見ることが可能です。ここでしか見ることのできない、貴重な建築様式を見逃さないようにしましょう。

2.綾杉

人気パワースポットの1つ「綾杉」は、神功皇后が三種の宝（剣・鉾・杖）を埋め、「永遠に本朝を鎮護すべし」と誓いを立て、鎧の袖の杉枝をその上に挿したものが現在の大木となったとされています。葉が綾のように交互に生えているため、綾杉と呼ばれるようになりました。

昔から国家鎮護の象徴として、綾杉の杉葉を宮中に献上しています。また、綾杉は香椎宮の御神木。樹齢1800年を超え、その生命力に圧巻です。過去に様々な災難に見舞われましたが、枯れることもなく現在も成長しています。夏目漱石は香椎宮に立ち寄った際には、「秋立や千早ぶる世の杉ありて」と詠みました。朱色の柵から飛び出している綾杉は必見です。

3.不老水

本殿の北に300mほど離れた山手に「不老水」があります。仲哀天皇・神功皇后の家臣であった武内宿禰（たけしうちのすくね）がこの泉の水を使用し、料理やお酒を作りました。そのおかげで300歳まで長生きした伝説があるため、不老水と呼ばれるようになったのです。

毎年正月になると、綾杉の葉、松茸とともに皇室に献上されます。1985年には名水百選に選ばれました。現在、不老水は無料で汲むことができますが、水量が減少しているので、ひと家族4リットルまでと決められています。観光客や地元の方がペットボトルを持参し、順番待ちをするほど人気なので、香椎宮に訪れた際には不老水を飲んで長寿を目指しましょう。

4.武内神社

「武内神社」は香椎宮の摂社です。摂社とは、本社の祭神と関係が深い神が祀られている小さい神社のこと。武内神社は武内宿禰を祀っていて、香椎宮の中門手前から左に進んだところにあります。厳かな雰囲気が漂うこじんまりとした神社ですが、健康長寿や病気平癒、知恵向上や学業成就にご利益があると言われいます。少し離れたところには、武内宿禰の屋敷跡があるので、併せて訪れてみるといいでしょう。

5.お祭り・年間行事

香椎宮は年間通じて様々な行事が行われるため、事前にチェックしてから訪れることをおすすめします。

【1月】1日の歳旦祭、15日の古札焼納とんど祭。
【2月】3日の節分祭、17日の祈年祭、2月初午の稲荷神社初午祭。
【3月】1日の平野神社祭・稲荷神社祭、6日の古宮祭。
【4月】15日の武内神社祭、17日に近い日曜日に行われる春季氏子大祭、29日の追遠会記念祭。
【5月】12日の軍艦香椎慰霊祭、5月・6月の己巳の日に行われる弁財天社祭。
【6月】第1または第2土曜・日曜に行われる扇としょうぶ祭り、30日の夏越の大祓式。
【7月】8日の巻尾神社祭、16日の早辻神社祭、23日の印鑰神社祭、24日の高倍神社祭・朽瀬神社祭。
【8月】24日の山の神祭。
【9月】1日の鶏石神社祭・平野神社祭、旧暦8月15日の御島神社祭、9月下旬日曜日の献茶祭、9月・10月の己巳の日に行われる弁財天社祭。
【10月】17日に近い日曜日の秋季氏子大祭、29日の例祭。
【11月】3日の文化の日祭、10日の御加列記念祭、23日の新嘗祭。
【12月】6日の古宮祭、23日の天長祭、29日の御煤拂祭、31日の師走の大祓式・除夜祭。

◎お花も見ごたえ抜群！

花の名所として知られている香椎宮の境内は、お花も見ごたえ抜群です。4月末から5月中旬にかけて1600株のツツジが見ごろになり、亀の池を囲む小山の斜面を覆います。そして、6月上旬は2000株のハナショウブが開花。香椎宮のハナショウブは九州を代表する名所ですよ！

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