いくつかの都市を巡るなら周遊航空券が便利!使い方と購入方法について

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いくつかの都市を巡るなら周遊航空券が便利!使い方と購入方法について

海外旅行に行く機会は、1年にそう何度もあるものではありません。余裕があれば、1回の旅行でいくつかの観光地を巡ってみたいと思うこともあるでしょう。そんなときにオススメなのが、周遊航空券です。バスや鉄道なら、1日乗り放題のような周遊チケットは珍しくありません。ですが、飛行機の周遊となると、今ひとつピンとこない人もいるのではないでしょうか。この記事では、そんな空の周遊について説明します。

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いくつかの都市を巡るなら周遊航空券が便利!使い方と購入方法について

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周遊券とは

周遊(Circle Trip)とは、複数の都市を飛行機で周ることを指します。周遊券はすべての航路を一度に手配するもので、1フライトごとに予約するより安いのはもちろん、場合によっては最も遠い都市へ直行するのとあまり変わらない料金で、途中の都市に立ち寄ることができます。

ただし、都市間の移動をすべて飛行機で行うのが周遊の条件。鉄道やバスなど他の交通機関を挟むと、周遊ではなく次に挙げるオープンジョーと呼ばれる形態になります。

周遊とオープンジョー

飛行機で海外の複数都市を周る場合、都市間移動をすべて飛行機で行えば周遊、それ以外の交通機関も利用するときはオープンジョーといいます。あるいは、出発地点に戻ってくるまでのルートを航路で一筆書きにできれば周遊、途中に切れ目が生じていればオープンジョーという見方もできます。

たとえば、成田→フランクフルト→パリ→成田という旅程の場合、矢印の移動がすべて飛行機なら周遊、フランクフルト・パリ間で鉄道などを利用すればオープンジョーです。

加えて、往路は成田出発で帰路は関空到着などという場合は、成田と関空の間に切れ目が生じているのでオープンジョーになります。

このように定義上は明確な区別のある周遊とオープンジョーですが、利用する側とすればあまり大差はありません。なので、予約の際にはどちらかが目に入ればOK、と思ってもらって大丈夫です。

周遊航空券のメリット

周遊の一番の利点は、無駄な移動がなくなることです。普通の往復航空券を購入すると、行きで降り立った空港にまた舞い戻ってこなければなりません。その空港のある都市を拠点としている場合には問題ないのですが、ちょっと遠くの都市もめぐろうとすると、最後に戻ってこなければならない時間と手間がロスとなってしまいます。

周遊やオープンジョーであれば、最後の観光地あるいはその最寄りの都市から日本への帰路に就けるので、効率よく広範囲を旅することができるのです。

また周遊航空券が手配できれば、1区間ずつ予約するよりもずっとリーズナブル。空港のある複数の大きな都市を巡るなら、周遊券の利用を検討したほうが良いでしょう。

周遊航空券の購入方法

周遊航空券は旅行代理店で申し込むことも、航空会社のHPから直接購入することもできます。周遊やオープンジョーのほかに、「複数都市」や「その他の都市」など表記の仕方はさまざまですが、基本的に国際線の検索窓の近くに何らかの項目が用意されています。

一例として、上からJAL、ANA、そしてオンライン旅行会社の検索窓にある周遊券の切り替えボタンです。ここをクリックして、行きたい都市を複数選んで検索しましょう。

航空会社で直接購入する場合は、もちろんその会社の便が就航しているルートから選ぶことになります。旅行会社の場合は、複数の航空会社の便を組み合わせることも可能なので、複雑な旅程の場合は後者を選んだ方が選択肢が広がります。

周遊券手配の注意点

周遊やオープンジョーは、行きと帰りの空港を自由に設定できるのがミソです。すなわち自由なルート設定が周遊の醍醐味であると同時に、注意すべきキーポイントになります。旅程を考える際にうっかり頭の片隅に置かれがちなのが、以下の2つの点です。

◆日程には余裕をもって

「時間に余裕をもって空港に来るように」とは、飛行機を利用する際に何かにつけて目や耳にするフレーズです。その飛行機での移動を何回か繰り返すことになるわけですから、旅の予定には十分気をつけなければなりません。

周遊であまりハードスケジュールにしてしまうと、途中の飛行機がひとつ遅れたり欠航になるだけで後の予定がすべて崩れてしまいます。周遊券を利用する際には、1都市1泊ずつのように詰め込みすぎず、ゆとりをもってプランを練ることが大事です。

◆オープンジョーは都市間の移動手段を確保してから

オープンジョーの場合、飛行機を利用しない都市間の移動手段について、あらかじめ調べておく必要があります。地理的な距離感だけで判断すると、交通機関の乗り合わせや運行ルート次第では、予想より大幅に時間がかかってしまう事態も起こり得ます。

鉄道やバスのチケット予約までする必要はありませんが、次の飛行機に十分間に合う移動ルートがあることを前もって確認してから、周遊する都市を選ぶことをおすすめします。とくに国境や山地、大きな河川などをまたいでいると、見た目以上に交通の便が悪いということがしばしばあります。

◎まとめ

海外で複数の都市を手広く巡るなら、周遊券が便利でお得です。似たような概念のオープンジョーと合わせて利用を検討してみてください。行きと帰りの空港を好きに選べるとなれば、旅行の自由度もグッとアップ!あなただけのオリジナル旅行ルートを開拓してみてください。

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