南部せんべいにかもめの玉子！美味しいもの満載の花巻空港のお土産6選

宮沢賢治の故郷として知られる花巻市は、岩手の県庁所在地盛岡市の南30kmほどのところに位置しています。花巻市街のすぐ近くにある花巻空港は、岩手県で唯一の空港。北海道の次に面積の大きい岩手県の、空の玄関口として利用されています。そのため、いわて花巻空港とも呼ばれる花巻空港には、県内各地のお土産が集結！スイーツからご飯のお供、お酒に伝統工芸品まで、実にさまざまな商品が揃っています。この記事では、そんな花巻空港の数あるお土産品のなかから、おすすめを6点ご紹介します。

1. かもめの玉子

「かもめの玉子」は、岩手県を代表する銘菓の1つ。卵の黄身に見立てたあんを薄いカステラ生地で包み、さらにホワイトチョコレートでコーティングした三陸地方の定番お土産です。ふた口サイズで食べがいがあり、3時のおやつにぴったりですよ。

近年は種類も豊富になり、夏にはメロン、秋には栗など、季節ごとの味のものも限定で販売されています。また、ひと口サイズの「ミニかもめの玉子」もあり、職場などの配布用に最適！花巻空港でもたくさんの味や大きさがあるので、用途に合わせて選んでみてください。

2. ごま摺り団子

ごま摺り団子も、岩手の銘菓として隠れた人気を誇っています。宮城との県境にある一関市の名物で、明治36年創業の松栄堂がとくに有名です。思わず2回に分けて食べたくなる大きさですが、ごま摺り団子をかじるのはNG！十中八九、摺りごまたっぷりの蜜が飛び出して大変なことになりますよ！女性も子供も、このお団子については必ずひと口で頬張りましょう。

最近は、中身が飛び出しにくいクリーム餡タイプのお団子もあるので、贈答用にはこちらの方が無難かもしれません。

3. 金婚漬

金婚漬は、ウリの中にニンジンやゴボウ、シソなどの昆布巻きを詰めてもろみ漬けにしたものです。縁起の良い名前は、時間が経てば経つほど美味しくなることから付けられたそうです。そのため、清物から数年漬け込んだものまでいろいろな種類があり、味の変化を楽しめるのも金婚漬の特徴です。

輪切りにすれば、目にも鮮やか。名前の縁起の良さからも、年長者へのお土産に喜ばれるでしょう。ご飯のお供やお酒のおかずにしたり、お茶漬けやおにぎりの具としても合いますよ。

4. エーデルワイン

花巻市の北東にそびえる早池峰山（はやちねさん）。遠野の民話の舞台としても欠かせないこの霊峰の麓にあるのが、岩手県産ブドウでの醸造で知られるエーデルワインです。昭和30年代からワインを造り続けてきた日本でも古株のワイナリーで、国産ワインのコンクールでいくつもの賞を獲得してきました。

主力銘柄の五月長根葡萄園白ワインをはじめ、花巻空港でもさまざまな種類のエーデルワインを取り扱っています。早池峰の土と水と気候が生み出した上質の国産ワインを、ぜひお土産に購入してみてください。

5. 秀衡塗

奥州藤原氏3代当主藤原秀衡が京から職人を招いて創らせたといわれる秀衡塗は、南部鉄器と並ぶ岩手の伝統工芸品です。砂金で栄えた平泉の文化を象徴するように、金箔や漆がふんだんに用いられているのが特徴です。

漆地に金箔というあでやかな紋様は、器に高級感と華やかさを与え、料理をいっそう引き立たせます。お椀が定番ですが、お土産にはかさばることから近年はお箸などが人気です。小物ならお値段もそこまで張らないので、自分用のお土産におすすめの一品ですよ。

6. 南部せんべい

わざわざここで紹介する必要はないほどの定番お土産ですが、やはり取り上げないわけにはいかないでしょう。岩手県の銘菓と聞かれれば真っ先に名前が挙がる南部せんべいですが、実は現在の青森県八戸市（盛岡藩の支藩の八戸藩）が発祥なんですよ。

かつてはごまか落花生の2種類が一般的でしたが、今ではイカやチョコ、リンゴ、納豆など、味のバリエーションも豊富！なかにはしっとり柔らかい生サブレまであります。花巻空港でもいろいろな種類の南部せんべいが売られているので、ぜひ変わり種にもチャレンジしてみてください。

◎まとめ

岩手県唯一の空の玄関口、いわて花巻空港でおすすめのお土産を6つピックアップしました。花巻空港には、ターミナル2階に宮澤商店と赤沼商店、そして1階に空港ビル直営店「hana AIRPORT SHOP&CAFÉ」と、3つのお土産処があります。いずれも営業時間は8:00～18:45。空路で岩手を観光するときは、花巻空港でのお土産探しも楽しんでくださいね。

南部せんべいにかもめの玉子！美味しいもの満載の花巻空港のお土産6選