工業都市・パンジャーブ州ルディヤーナーのおすすめ観光スポット

インド北部に位置するパンジャーブ州。こちらのパンジャーブ州最大の都市であるルディヤーナーはご存知でしょうか？パンジャーブ州は豊富な水源と豊かな大地による農業が盛んですが、ルディヤーナーはその中にある工業都市です。観光地として訪れる人はほとんどいない場所ですが、意外な見どころがいくつかあるんですよ。もしルディヤーナーに訪れることがあれば、ぜひ参考にしてくださいね。

1. ムガール・サライ

ルディヤーナー空港から南東に10キロほど行くと、大きなサライがあります。このサライとは、キャラバンが旅の途中に立ち寄って宿泊する施設のことです。ムガール・サライは正方形に囲まれた壁でつくられ、中央にはモスクがあります。このあたりはアフガニスタンとベンガルを結ぶ古い街道があった場所。その街道沿いにはこのような多くのサライが残り、ムガール・サライもその一つです。

約500年まえに作られたムガール・サライは、シェール・シャーによるもの。12のゲートがあり、あらゆる方向からやってくるキャラバンを迎え入れました。まだ知名度は低いですが、歴史あるおすすめの観光スポットです。

2. パンジャーブ農業大学博物館

パンジャーブ州はインドの食糧生産において重要な州です。ルディヤーナーにあるパンジャーブ農業大学は、農業発展のための研究が現在も進められており、緑の革命とよばれる農業革命でも大きな役割をはたしました。そしてこのパンジャーブ農業大学の構内にある博物館は、農業や文化について知ることができる興味深い観光スポットなんですよ。

博物館の外観はパンジャーブ州の伝統的な田舎の家を模して建てられており、その美しい外観だけでも一見の価値があります。農業についての文化や歴史だけでなく、芸術や工芸品などの展示を見学できますよ。ルディヤーナーの中心街にあり、気軽に観光できるのもうれしいですね。

3. ランジット・シン戦争博物館

ランジット・シンとは、かつてパンジャーブ地方を治めたシク王国の王です。今でもパンジャーブ州にはシク教徒が多く、ランジット・シンは名君として親しまれているんですよ。そしてランジット・シン戦争博物館は、インドの長い歴史の中で散っていった兵士たちへの敬意を表して作られた博物館です。

この博物館には英国時代のインド軍の様子や制服、戦車や銃などの豊富な展示があります。さらに空軍や海軍などの紹介や植民地からの独立など、他ではなかなか見られないものばかり。せっかくルディヤーナーまで来たのであれば、観光をしながらインドの戦争の歴史を覗いてみるのはいかがですか？

4. パビリオンモール

ルディヤーナー駅の程近くに、大きなショッピングモールがあります。こちらのパビリオンモールは、地元ルディヤーナーの人々でいつも賑わっている場所。設備も整った広いショッピングモールには国際ブランドをはじめ、アパレルから小物、映画館、フードコートなど、なんでも揃いますよ。買い物に困ったら、こちらのパビリオンモールに行けば間違いありません。観光に疲れてしまったら、カフェで休憩するのもいいですね。お土産を探すにも重宝します。ぜひルディヤーナーに訪れたら、立ち寄ってみてくださいね！

◎まとめ

インド・パンジャーブ州のルディヤーナーについてご紹介しました。観光都市としてはまだ発展していませんが、工業都市としては栄えている町であるルディヤーナー。大きな駅もあり、実は多くの人が立ち寄る場所でもあるんですよ。町の周辺にも少し離れればまだまだ見どころがあるのも、ルディヤーナーの魅力ではないでしょうか。もし訪れることがあれば、ぜひ観光してみてくださいね。