宮城県白石市で本当に喜ばれるお土産を選びたい。おススメ4選！

白石市は宮城蔵王の玄関口として知られています。伊達政宗の腹心として人気の高い片倉小十郎の居城白石城も、天守に相当する三階櫓が復元され、多くの観光客を集めています。

お土産に目を向けてみると、白石温麺を筆頭に、蔵王山麓の乳製品や伝統的なお菓子などがあります。今回は、白石市でおすすめのお土産4品をご紹介するので、参考にしてください。

1.足軽まんじゅう

白石市の銘菓として有名なのが、創業天保7年の老舗仙加苑の「足軽まんじゅう」です。参勤交代のといに白石を通る足軽たちに、まんじゅうを食べて疲れをとってほしいと、工夫を重ねて作られた茶屋のまんじゅうが始まりとされています。

饅頭といえば、あんこに特徴があるものが多いなか、足軽まんじゅうは皮に人気の秘密があります。厚めの皮に練りこまれているのは秘伝の醤油だれ！ちょっと甘辛い風味が中の甘いあんと絶妙にマッチしていて、いくつでも食べられてしまう美味しさです。色が濃いので、一見味噌まんじゅうや黒糖のまんじゅうのように見えますが、風味の良いお醤油味が癖になりますよ。

こしあんと粒あんの2種類があり、お値段もとお手頃。誰にでも喜ばれる白石のお土産です。ほかにも仙加苑では、さまざまな和菓子を製造販売しています。6個のうち1個が激辛のロシアンルーレットのような「仇討ちまんじゅう」や、南蔵王のチーズクリームがたっぷり入った「樹氷もち」なども、お土産におすすめですよ。

2. ころ柿

柿の王様と呼ばれる「蜂屋柿」をていねいに皮むきして、天日と蔵王おろしの寒風の中で1か月じっくりと乾燥させでできるのが、白石の「ころ柿」です。木枯らしが吹くとても寒いところに吊るして作るのが名前の由来。漢字で書くと「枯露柿」となります。

大粒で形が良い蜂屋柿は、干し柿にしてもボリュームたっぷり！見た目もふっくらしています。上品な甘味がしっかりあってジューシーで、干し柿というイメージが変わるはずですよ。干し柿には食物繊維が多く含まれていて肥満や便秘を防ぎ、糖尿病予防にも役立つといわれています。お茶請けにも、子供のおやつにもぴったりです。

また白石では、樽いっぱいに蜂屋柿を詰め込んだ「樽柿」も作られます。酒樽の残余アルコール分で渋抜きをし、風味を失わずに自然と甘い柿に仕上がります。ヘルシーでボリュームのある白石土産としておすすめですよ。

3. 白石温麺

白石名物といえば、白石温麺（うーめん）は欠かせません。今から約400年前に白石城下に住んでいた男が、胃を患って床に伏していた父親のために油を一切使わない麺の製法を習得し、これを独自に完成させたものといわれています。この話を聞いた白石城主片倉小十郎が、男の温かい思いやりの心を称賛し、「温麺（うーめん）」と名付けたとされています。

伸ばすための油を使わないため、麺の長さが9センチと短いのも特徴。小さな鍋でも簡単に茹でられ、食べやすいと好評です。材料は小麦粉と塩だけで、白石ではさまざまなメーカーが製造しています。なかでも「きちみ製麺」の、弥治郎こけしとコラボレーションした「弥治郎こけし×白石温麺」や、LINEスタンプなどでブレイク中の「仙台弁こけし」とコラボした温麺が近年人気です。弥治郎こけしを代表する5つの系統がパッケージに描かれていて、可愛らしいですよ。

4. フロム蔵王仙台いちごののむヨーグルト

蔵王高原の新鮮な牛乳を使用した乳製品のブランド「フロム蔵王」。仙台空港や仙台駅でも購入できるので目にすることが多いでしょう。とにかく商品の種類が豊富なんです。コンセプトは「おいしさ自然主義」！牛乳はもちろん、ヨーグルトやアイスクリーム、チーズケーキ、プリンなど、どれも美味しそうで迷ってしまいます。

なかでも人気なのが、宮城県亘理郡で生産されるイチゴと新鮮な牛乳がコラボした「フロム蔵王仙台いちごののむヨーグルト」。イチゴの果肉がたっぷり入っていて、リピーターが多いのもうなずけます。また、濃厚な「あわゆきプリン」もお土産に好評！チョコレートソース、チョコレートプリン、ホイップクリームの3層になっていて、スイーツ好きにはたまりませんよ。

◎まとめ

白石で選んでいただきたいお土産を4つご紹介しました。白石温麺やフロム蔵王の乳製品、足軽まんじゅうにころ柿と、定番・伝統のお土産から気鋭の新商品まで、いろいろな名産品が白石にはあるんです。

白石市内だけでなく、仙台駅周辺でも購入できるものも多いので、白石を観光する際にはあまりお土産については焦る必要はないでしょう。逆に、仙台には有名なお土産が多いからと、白石土産を探すのをあきらめないでくださいね！

宮城県白石市で本当に喜ばれるお土産を選びたい。おススメ4選！