菅原道真縁の福岡県太宰府市で味わう、いにしえの浪漫あふれるお祭り3選!

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菅原道真縁の福岡県太宰府市で味わう、いにしえの浪漫あふれるお祭り3選!

福岡県太宰府市といえば言うまでもなく、京都の北野天満宮と並ぶ全国の天満宮の総社である太宰府天満宮のお膝元です。年間850万ものの人が訪れるこの太宰府天満宮では毎月数々の行事が行われており、太宰府市民の生活にも影響を与えています。今回はそんな太宰府市のお祭りをご紹介します!

目次

菅原道真縁の福岡県太宰府市で味わう、いにしえの浪漫あふれるお祭り3選!

1.太宰府天満宮神幸式大祭

太宰府天満宮神幸式は、福岡県の無形民俗文化財に指定され、秋分の日の前後に行われる、太宰府天満宮で一番重要とも言える行事です。神幸式は秋分の日の前々日に始祭が執り行われるところからスタート。翌日夕刻に菅原道真の神霊を載せた御神輿が神職・氏子等500人と共に市内の榎社神社に下ります。この行列は平安時代の衣服で鐘と太鼓を打ち響かせ、厳かに市内を進みます。

榎社神社はその昔菅原道真が配流された場所であり、御神輿はここで一晩過ごすことになるのです。翌秋分の日午後に太宰府天満宮に戻るため行列は出発。稚児行列も参列し、菅原道真の神霊は天満宮の本殿に夕刻に戻ります。

翌24日には古式献饌祭として神饌が献上される儀が、道真の命日である25日には例祭が執り行われます。また、25日の夜には境内の心字池に1,000本の蝋燭に御神火が点されて菅原道真に捧げられる「千灯明」が行われ、5日間に及ぶ神幸式が終了します。

2.太宰府古都の光

太宰府天満宮神幸式大祭の最終日の「千灯明」に合わせて、太宰府市内の各地が灯明の光で包みこまれるイベントが「太宰府古都の光」です。太宰府市内の九州国立博物館や観世音寺、大宰府政庁跡、水城跡等が灯明で光輝きます。この時間に併せて町のライトもできるだけ落とされ、より灯明の光が際立つようになっています。当日は特製提灯を購入することができるので、その淡い光で散策すると益々雰囲気は良いですね。灯明の光で幻想的な一枚が撮れるかもしれませんね!

3.鷽替え神事・鬼すべ神事

1月7日の日に行われる鷽替え神事・鬼すべ神事は太宰府天満宮の正月のお祭りです。鬼すべ神事に先立って鷽替え神事が行われます。18時より斎場にて行われる神事で、これは一般の観光客でも参加が可能です。参加者はお互いに太宰府の神鳥である鷽を象った「木うそ」を交換していきます。これには日々の生活でついつい言ってしまった「嘘」を「誠」にするという意があるそうです。

鷽替え神事のあと、21時頃から始まるのが鬼すべ神事。日本三大火祭に数えられています。太宰府天満宮の氏子300人が鬼すべ堂を舞台に「燻手」(すべて)と「鬼警固」に分かれて炎をもって争います。「燻手」は鬼を燻さんとして大きな団扇で煙を鬼すべ堂に流し込みます。対して「鬼警固」側はその煙を排除するべく堂の板壁を打ち破ろうとします。

この争いは圧巻!まさに炎と煙に囲まれる攻防戦です。この雄壮なるお祭りは板壁がすべて打ち破られた時点で堂から鬼が飛び出し、神職が豆を投げつけ、杖で叩いて鬼を退治することで終わりを告げます。この神事を以て太宰府市は冬に別れを告げ、春の到来を待つのです。

◎まとめ

太宰府市のお祭りをまとめてみましたが、矢張りと云うか当然と云うべきか、すべて太宰府天満宮に絡むものになりましたね。これは何と言っても太宰府天満宮が市民の生活に密着しているからではないでしょうか?初詣や受験の前に参拝することが多い太宰府天満宮ですが、ぜひお祭りにも訪れてみてくださいね!

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