【熊本県】海に面する歴史深い「宇城市」で観光客にもおすすめのお祭り4選

熊本県の中央部に位置する「宇城市」。明治三大築港の一つ「三角西港」や、天草諸島への玄関口として人の集まった「不知火」など、昔から交易で栄えた場所です。そんな宇城市では、お祭りも伝統的。1年を通して歴史を感じることのできるお祭りが市内のあちことで開催されています。今回はたくさんのお祭りの中から、観光客にもおすすめのお祭りをご紹介しましょう。

1.不知火・海の火まつり

熊本県宇城市不知火町で、毎年旧暦8月1日の日に合わせて行われるのが「不知火・海の火まつり」です。「不知火（しらぬい）」とは、1年のうち、たった数時間のみ現れる神秘の火。その不思議は現代でも解明されず、かつて景行天皇がその火を目指して船を進め、無事に沿岸に辿り着いたとも伝えられています。不知火・海の火まつりは、その不知火伝説を今も受け継ぐお祭り。不知火に古くから伝わる竜燈太鼓の演奏や松明行列などたくさんのイベントで盛り上がります。お祭りのクライマックスは、海上にある永尾神社の鳥居を囲むように打ち上げられる花火！今年の夏は宇城市を訪れて、ここでしか観ることのできない幻想的な世界をぜひお楽しみください。

2.宇城市食とモノの祭典

「宇城市食とモノの祭典」は、毎年10月に行われるお祭りです。宇城市の特産物振興と伝統工芸の継承を目的に始まったこのお祭り、宇城市の良さを知ってもらいたいと毎年県外にも猛アピール！その甲斐あってか、年々参加者が増加傾向にあり、とっても賑やかなお祭りとなっています。新米すくいや特産品抽選会など、みんなが楽しみながら宇城市について知ることができると人気！当日は地元アーティストなどが登場するステージイベントや、和太鼓や民謡踊りの伝統芸能パフォーマンスなどが行われます。もしかするとくまモンも登場するかも？クイズに答えたり、美味しいものを食べたり、とぜひ宇城市を満喫してくださいね。

3.上津深江八坂神社裸まつり

毎年1月20日に開催される「上津深江八坂神社裸まつり」。約400年前、上津深江地区に疫病が流行した際、海でみそぎをして病魔を退散させたことから始まったと言われています。毎年、宇城市の八坂神社で神事が行われた後、ほら貝の音を合図に宇城市上津深江青年団の男性30人が真冬の海へ！ついつい見ているこちらが寒くなってしまいます。御輿を担いだまま冷たい海へ飛び込む男性たちは「ヨイヤ、ヨイヤ」の掛け声と共に気合い十分に泳ぎ、その距離なんと300メートル！お祭りはそれだけでは終わりません。海から上がった後は、氏子の家々を土足のまま駆け回り、御神酒を振りかけて無病息災を祈願します。初めて見る人はビックリしてしまうユニークなお祭りです。

4.みどりかわ湖どんど祭り

日本最大級のどんど焼きが観たいなら、ぜひ「みどりかわ湖どんど祭り」へ！宇城市に位置する緑川ダムで開催されるお祭りで、約20メートルにもなるやぐらが「ゴウゴウ」と音を立てて燃える様子はまさに圧巻です。通常やぐらはお祭りまでに用意されますが、最後の1基だけは当日参加者全員で組み立てるのが習慣で、それを楽しみに宇城市だけでなく熊本県内外から多くの人々が集まるんですよ！参加希望の方は、午前10時までに現地へお越しくださいね。点火は正午に行われますので、時間に余裕のある方はその時間に合わせて訪れることをオススメします！当日は他にも様々なイベントが行われますので、ぜひご家族や友人と楽しんでくださいね。

◎まとめ

いかがでしたか？今回は、熊本県宇城市でおすすめするお祭りをご紹介しました。歴史深い宇城市ならではのお祭り、気になったものはありましたか？宇城市には、ここで紹介したお祭り以外にも楽しいお祭りがたくさんありますので、気になる方は宇城市の公式ホームページでチェックしてくださいね。今年開催されるお祭りの一覧も見ることができますよ。

【熊本県】海に面する歴史深い「宇城市」で観光客にもおすすめのお祭り4選