伝統文化と豊かな自然!城下町 長崎県・平戸市のお祭りにでかけよう!

画像出典:Rakko_K

伝統文化と豊かな自然!城下町 長崎県・平戸市のお祭りにでかけよう!

平戸市は九州本土の市としては最西端に位置する都市で、その昔は、海外との交易の舞台として栄えました。遣隋使の時代には東アジアを中心に、16世紀の大航海時代には西欧諸国と、日本の海外交流の基点となってきた歴史を持ちます。
また、自然景観もすばらしく、複雑な海岸線や四季折々の山や海など、素晴らしい自然から生み出される農林水産物や特産物も豊富です。

ここではそんな歴史ある平戸市で、四季折々に開催される魅力的なお祭りをご紹介します。

目次

伝統文化と豊かな自然!城下町 長崎県・平戸市のお祭りにでかけよう!

1.平戸ジャンガラ

「平戸ジャンガラ」とは、長崎県平戸市内の9地区に伝承されている念仏踊り。毎年8月14日から18日にかけて、祖先供養、雨乞い、五穀豊穣祈願の伝統芸能として各地区ごとに奉納されています。

志々伎神社(しじきじんじゃ)の神田領民が、豊作祈願の踊りとして神社仏閣に奉納したことに始まり、歴代藩主の保護を受け、古式のまま現在に伝わり、現在は国指定重要無形民俗文化財にも指定されている平戸の伝統芸能です。

「ジャン」とは囃子の鐘の音、「ガラ」とは太鼓の縁を打つ音、両者一時に鳴る音をして「ジャンガラ」というといわれています。踊り手は浴衣姿で菅笠をかぶり、腰に小さな太鼓を付けて踊ります。このとき、「ホーナゴ、ホーミデーテ」(穂長う、穂も実出て)という囃子言葉が唱えられます。平戸市の重要な年中行事として古くから受け継がれてきた伝統芸能をぜひお楽しみください。

2.平戸くんち城下秋まつり

「平戸くんち」とは平戸市にある亀岡神社の収穫に感謝する例大祭。国の重要無形民俗文化財にも指定されている「平戸神楽」が奉納されるのは毎年10月26日です。

「平戸くんち城下秋まつり」とは、この「平戸くんち」の時期に合わせて開催される、平戸市あげてのお祭り。平戸市中心街は歩行者天国にかわり、約50店舗の参加店が自慢のグルメを提供。なんとお値段は300円均一!平戸の城下町風情の中で、思う存分食べ歩きが楽しめるとあって、毎年多くの人で賑わいます。

歴史あるお祭りと伝統芸能、そして平戸ならではのグルメが一同に会する「平戸くんち城下秋まつり」で平戸を満喫してください。

3.大島村須古踊り

「大島村須古踊り」は長崎県平戸市の大島村に伝承されているもので、国選択民俗文化財にも指定されている念仏踊り。毎年8月14日、15日に盆の供養行事として踊られている、約230年前から伝わる由緒ある踊りです。

発生地は佐賀県白石町須古区(旧須古村)で、竜造氏のため落城した須古城主平氏の残党が、この島に逃れて土着し、昔を偲んで祖先を慰めるため哀調を秘めて踊ったものです。

槍・笛・太鼓・踊り手(菅笠、麻製かたびら、日の丸扇をもつ)の順で、神社仏閣等へ行列し、輪になって哀調の神歌、仏歌、色歌で踊ります。艶っぽい歌詞に中世芸能の残存が見られ、村の雰囲気がさらにお祭りをもりあげます。日本の歴史を平戸のお祭りで感じてみませんか?

◎まとめ

本州最西端に位置する長崎県平戸市は、古くからの伝統が色濃く残り、五穀豊穣祈願の念仏踊り「平戸ジャンガラ」や、収穫に感謝する「平戸神楽」、祖先供養として230年も昔から踊られている「須古踊り」など、由緒正しい伝統芸能が今も大事に残され、地元の人々によって守られてきています。格調高い伝統文化が残る貴重なお祭りの数々を堪能しに、長崎県平戸市へぜひお出かけください。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

skyticketならこんなにおトク!

最新の平戸行き格安航空券

平戸でおすすめの記事

平戸のアクセスランキング