キンニャモニャの島!島根県の隠岐諸島・海士町のユニークなお祭り

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キンニャモニャの島!島根県の隠岐諸島・海士町のユニークなお祭り

「海士町(あまちょう)」は「中ノ島」とも呼ばれ、日本海の島根半島沖合約60キロメートルに浮かぶ隠岐諸島のひとつ。1島1町の小さな島です。対馬暖流の海流の影響を受けた豊かな海、名水百選に選ばれるほどの豊富な湧水に恵まれており、自給自足もできる半農半漁の島です。そんな秘境ともいえる場所だけあって、お祭りもユニーク!今回は海土町のお祭りについてご紹介します。

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キンニャモニャの島!島根県の隠岐諸島・海士町のユニークなお祭り

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1. キンニャモニャ祭り

毎年8月に開催される、海士町発祥の民謡「キンニャモニャ」を歌い踊る島最大のお祭りです。1000人規模のパレードや水中花火も行われ、多くの観光客や踊り手も各地から訪れます。

キンニャモニャは楽しい歌詞の中に、海士町のもつ自然・文化・人情などの魅力が歌い込まれています。皆で踊って歌えば、さらに海士町のことが好きになりそうですね。踊りもユニークで、しゃもじを両手に持って股の下で打ったり、背中にまわしてたたいたりと見ているだけでも楽しめますよ。海士町にいくのならぜひタイミングを合わせて参加してほしいお祭りです。

2. 隠岐神社 春秋例祭

後鳥羽天皇を祀る神社として、昭和14年に創建された隠岐神社。毎年4月と10月の14日に行われるのが「春秋例祭」です。開催日は週末とは限らないものの、このお祭りを見るためにわざわざ遠くから足を運ぶ観光客も多いんですよ。複数の巫女が赤と白の衣装をまとって舞う姿は美しく幻想的です。ぜひ体験してみてほしいお祭りですね。

3. 恵比須祭(十日戎)

1月10日に行われている「恵比須祭(十日戎)」は海の神様である恵比寿様のお祭りです。対馬暖流による豊かな海の恵みをうけている海士町らしいお祭りですね。このお祭りは1カ所で行うのではなく、海士町の各地で行われます。各地区ではだんじりや神輿が出て、獅子やおたふく、女装で文金高島田の花嫁、着ぐるみのイカが街を練り歩くという実にユニークな奇祭です。

クライマックスは神輿を恵比須様の祠に見立て、それを元の位置に戻す「海上御渡(かいじょうとぎょ)」の儀式です。その勇壮な姿は必見ですよ。

4. 島前神楽

島根県隠岐諸島の海士町と西ノ島、知夫里島(ちぶりじま)の「島前3島」に古くから伝わる神楽「島前神楽」。島根県の無形民俗文化財にもなっています。この神楽は神事だけではなく、雨乞いや大漁祈願、病気平癒のためにも踊られてきました。

島前神楽は舞台が非常に狭いのも特徴で、奏楽で畳四畳のスペースと舞人の使う四畳のスペースしかありません。その中でいかにダイナミックに舞えるかが、演技の重要なポイントとなっています。貴重な伝承が残る海士町の島前神楽をぜひ見にきてくださいね。

5. ちびっこ相撲

海士町をはじめ隠岐の島々で伝承されてきた神事、古典相撲。いまでも神社の遷宮やトンネル完工、校舎の新築、飛行場の完成など公共の慶祝事業に合わせて、寺院の境内や学校の校庭など、街のいたるところに土俵が作られ、祝いとともに神事として相撲が行われているんですよ。

毎年10月には隠岐神社の秋の例祭に合わせ、「ちびっこ相撲」が行われます。男の子のみならず女の子も出場するのが珍しい大会で、町内11地区の小学生が隠岐神社を舞台に戦います。子供も年に1度の行事なので、みな真剣勝負!お祭りを楽しみながら海士町に受け継がれてきた伝統を感じられますよ。

◎まとめ

美しい自然と文化が残る海士町。冬場は日本海が荒れによりアクセスがかなり制限される島根県隠岐の島ですが、そんな秘境っぽさもまた魅力の一つといえますね。さすが海士町には独自の文化に育まれた、個性的な祭りがありますね。ぜひ訪れて体験してみてくださいね。

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