石川県白山市のお祭り4選!かわいい雪だるまから一向一揆を偲ぶお祭りまで

画像出典:tenjou / PIXTA(ピクスタ)

石川県白山市のお祭り4選!かわいい雪だるまから一向一揆を偲ぶお祭りまで

石川県白山市は、金沢市の南に隣接する旧松任市などを含む地域。市名のもととなっている白山は、岐阜県にまたがる日本三名山のひとつで、美しく雄大な山容は昔から多くの人を魅了してきました。その麓に広がる白山市には、古くから伝わる伝統行事やお祭りが多いんですよ。

この記事では、そんな白山市で行われるおすすめのお祭りをご紹介しましょう。

目次

石川県白山市のお祭り4選!かわいい雪だるまから一向一揆を偲ぶお祭りまで

1. 白山まつり

白山まつりは毎年7月中旬の土日に、白山の麓の白峰温泉で開かれます。1300年前に泰澄大師が白山を開山したことに由来するお祭りで、白山が国立公園に指定されたことを記念して1965年から続けられています。

1日目は「かんこ踊りの夕べ」 、2日目は「延命水山台曳き」 や「延命水振舞い」などが行われます。かんこ踊りは、白山から無事下山した泰澄大師に歓喜して村人が踊った舞が発祥で、国指定選択文化財にも指定されています。ステージではこのかんこ踊りのほかにも、白峰・桑島に伝わる多くの民謡踊りが披露されます。

また延命水山台曳きは、お祭りの日の朝に汲まれた延命水と呼ばれる沢水を詰めた酒樽を山車に乗せ、町の人が総出で中央会場まで曳いて行くというもの。大きな山車が見どころです。その後、延命水は見物客に振る舞われます。泰澄大師の下山の様子を再現した泰澄行列では、山伏がほら貝を吹き、弟子や農民に扮した人たちがたいまつを持って町を歩きます。とても見どころの多い白山ならではのお祭りです。

2. 雪だるま祭り

雪だるま祭りは、石川県白山市白峰地区と桑島地区で、毎年2月上旬に行われるお祭りです。1990年に町おこしの一環として青年団が中心になって始めたイベントで、年々趣向を凝らした雪だるまがたくさん作られるようになり、今では日本全国から多くの人が集まるお祭りとなりました。

制作される雪だるまの数はおよそ2000個にもなるのだとか!夜になると雪だるまに一斉にろうそくが灯され、幻想的な雰囲気に包まれますよ。ほかにも地元の商店街や小中学生が地元特産品を使った飲食のお店を出すので、食べ歩きも楽しみの1つです。

3. おかえり祭り

うってかわって白山市海岸エリアの美川地区にある藤冢(ふじつか)神社の春の例祭「おかえり祭り」。700年前にはその原型があったと伝えられるお祭りで、5月の第3土、日曜日に行われます。

お祭りの1日目には地区ごと13台の神輿と山車が藤塚神社を出発し、同じ町内の高浜御旅所に到着。そこで1泊して2日目に戻って来るのが「おかえり祭り」です。台車は京都祇園の山鉾にならっていて豪華絢爛!神輿の屋根には菊の御紋があることから、担ぎ手は紋付・袴姿で担ぐという珍しいお祭りです。神輿は獅子舞に台車、ラッパ衆を従え、おかえり筋といわれる道を勇壮に通っていきます。一行は、おかえり獅子や子供獅子、右大臣、左大臣、さる子なども加わり、とても華やかですよ。

4. 鳥越一向一揆まつり

白山市中部の鳥越地区で、毎年8月に開催されている「鳥越一向一揆まつり」。鳥越地区にある鳥越城址は、織田信長に攻め滅ぼされた加賀一向一揆の最後の砦となったところ。ここで激しい攻防を繰り広げた人たちを偲ぶお祭りです。

「鳥越万灯華」では1万個のキャンドルが灯され、山間部では北國花火大会も催されます。山の中の花火は、轟音がこだまして響き渡るので迫力満点!鳥越城址は戦国時代の建物などが復元された面白い観光スポットなので、ぜひ訪れてみてください。

◎まとめ

白山市では、ここで紹介した以外にもたくさんのお祭りやイベントが催されています。「千代女あさがおまつり」や「大日川清流フェスティバル」、「柏野じょんがら盆踊り大会」に「白山白川郷100kmウルトラマラソン」など、まだまだたくさんのユニークなお祭りがありますよ!

さらに約800年の歴史を有する金剱宮の秋季祭「ほうらい祭り」や、獅子舞の演舞大会など伝統的なお祭りも多いので、ぜひお祭り情報にも目を光らせて、白山市へ遊びに行ってみてくださいね。

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