富山県小矢部市のお祭り4選!迫力のある伝統的なお祭りを楽しもう!

画像出典:Natsuhiko (CC BY-SA 4.0)

富山県小矢部市のお祭り4選!迫力のある伝統的なお祭りを楽しもう!

富山県の西端にある小矢部市(おやべし)は、富山県と石川県に隣接している町。稲葉山や埴生護国八幡宮、武道館 (脩道館)などの観光スポットもあり、自然や歴史のある名所を楽しめます。

また「めるへんおやべ」という構想のもと、学校などの公共施設が西洋風の建物となっているユニークな市。オックスフォード大学の尖塔や中世西洋建築の代表作ゴシック建築様式を取り入れたもの、ルネッサンス様式の東京駅を参考にしたものなど様々な建造物が見られます。そんな小矢部市には、昔から伝わる多くの伝統行事があり、お祭りもありますよ。ここでは小矢部市のお祭りをご紹介します。

目次

富山県小矢部市のお祭り4選!迫力のある伝統的なお祭りを楽しもう!

1.石動曳山祭(いするぎひきやままつり)

小矢部三大祭りの一つとして知られている「石動曳山祭(いするぎひきやままつり)」は、小矢部市石動で毎年4月29日に行われているお祭りです。江戸時代から続く伝統的なお祭りで、桃山時代の美術工芸の粋を集めた11基の華やかな花山車が街中を練り廻ります。

富山県の花山車は、御神体が鉾柱の後ろに供えられるのが一般的ですが、この石動の曳山は鉾柱の前方に供えられているのが特徴。また富山県の他の地方では、昼は花山、夜は四方を無数の提燈で埋め尽くす提燈山になりますが、石動曳山は昼間から取り付けてある提燈が点燈します。

お祭り中は町中に掛け声や囃子、車のきしむ音で満たされ、多くの見物客で賑やか。祭りのクライマックスは、夜高行燈を壊しあう行燈のケンカのようなものになり迫力のある光景が見られますよ。

2.小矢部の獅子舞祭

毎年5月の第4土・日曜日には、石動の街で石動天神獅子舞祭が行われ、日曜日に開催されるのが小矢部の獅子舞祭。富山県には多くの獅子舞が伝えられていますが、その中でも小矢部は最も多く獅子舞が伝えられており市の約84ヵ所で保存・伝承されています。

石動町にある旧町内の24個所で獅子舞が披露されるので、町を歩きながらお祭りを堪能できますよ。各地域に伝わる伝統の踊りをぜひご覧ください。

3.津沢夜高あんどん祭

津沢夜高あんどん祭は、毎年6月中旬に、小矢部市津沢地区で開催されるお祭りです。大行燈が激しくぶつかり合うことから、「喧嘩夜高祭」とも呼ばれている勇壮なお祭り。

1日目には夜高行燈の出来栄えを競い合う夜高あんどんコンクールが行われます。そして夜には大行燈7基による勇壮なぶつかり合いが行われ、向かい合った2つの行燈が掛け声とともにぶつかり合い、互いに相手側の山車、吊りものを壊すので迫力満点。深夜遅くまで行われ、町中が祭り一色に染まります。また日中は、小学生による夜高太鼓の競演や幼稚園児によるミニ行燈の練り廻しなどもあり、かわいい演技に癒やされますよ。

4.源平火牛まつり

今から約830年前に源義仲(みなもと のよしなか)が京都から10万もの兵を率いた平家の大将・平来維盛の軍と対戦し勝利を収めたことに由来するお祭り「源平火牛(げんぺいかぎゅう)まつり」。毎年7月下旬に小矢部市石動地区で行われます。

義仲が「火牛(かぎゅう)の計」という作戦を用いて平家の大軍を撃ち破ったことから、このお祭りでは「火牛の計」にちなんだレースを開催。重さ約650kgのわらで作った「火牛」が石動市街地を疾走し、速さを競い合います。その光景はまさに迫力があり圧巻。ぜひ見てみてくださいね。

◎まとめ

小矢部市には、まだまだユニークなお祭りがたくさんあります。城山公園お花見祭りや花菖蒲祭り、クロスランド盆踊り&花火大会、小矢部イルミネーションなどどれもとても興味深いものばかり。特に北陸最大級15万球のイルミネーション「おやべイルミ」は注目を浴びていますよ。伝統的なお祭りやメルヘンなイベントも楽しめる小矢部市をぜひ観光してくださいね。

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