山形県・鶴岡市のお祭りは奥が深い!伝統文化を満喫できるオススメ3選 

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山形県・鶴岡市のお祭りは奥が深い!伝統文化を満喫できるオススメ3選 

山形県の南部に位置する鶴岡市。庄内平野という農地が広がる米どころと、日本海にも一部接しているので、海のものも美味しい地域です。そんな山形県鶴岡市には、東北で優位何時皇族の墓があったり、集落に長いこと伝わる伝統芸能があったりする地域なんです。宗教的にも信心深いのか、即身仏も多くある山形県鶴岡市。そんな地域だからこそ、現代にまで伝えられている伝統芸能や文化をお祭りとして体験できるのかもしれません。色々ある鶴岡市のお祭りから、今回はこちらの3選をご紹介します。

目次

山形県・鶴岡市のお祭りは奥が深い!伝統文化を満喫できるオススメ3選 

1. 王祇祭

国指定の重要無形民族文化財となっている黒川能。その能の舞を観ることができる神社が、山形県鶴岡市にある春日神社です。この春日神社で開催される、年4回の例祭で黒川能をみることができるのですが、中でも「王祇祭」と呼ばれる例祭が、神社の最も重要なお祭りとなっています。このお祭りは、毎年旧正月に開催されます。庄内平野が凍てつくほど寒い2月に開催される王祇祭は、夕方から始まります。大地踏と呼ばれる子供の舞からはじまり、夜を徹して行われる壮大な祭りとなっています。

黒川能飲みどころの一つといえる翁は二種類でてきて、公儀の翁、所仏則の翁はそれぞれとても特徴的。とくに所仏則の翁は、一子相伝だというからすごいですね。そんな祭りが500年近くも受け継がれています。翌日二日目には、朝尋常とよばれる神事が有り、神社の階段をご神体をもってのぼり還す行事をみることができます。この一連の行事が終わり、また、翌年度に向けての準備がはじまるのだそうです。黒川名物の凍み豆腐も美味しい時期、祭りの前に振る舞われるこの郷土食は人気で、申込み、抽選になるほどなのだとか。ぜひ、500年続くその舞を見に訪れてみませんか?

2. 鶴岡天神祭

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山形県鶴岡市にある鶴岡天満宮。2500名を超える参加者がいるといわれる、盛大な天満宮のお祭りが五月に行われます。このおまつりは、別名化け物まつりという名前で呼ばれます。菅の笠をかぶって、手拭いで顔を隠す。この姿がばけものらしいです。花柄の女物の衣装を身に着けて、無言で沿道にいる人達にお酒などをふるまう。このお酒は無料というから随分と太っ腹な祭りです。この化け物は、ボランティアでなりたっていて、三年間誰にも顔を見破られることがなかったら、その人の願いが叶うといういいつたえがあるそうです。

化け物姿で練り歩くパレードは、祭りの中心広場となる鶴岡公園に向かいます。この天神祭のときは、子供神輿、大絵馬パレードなど、化け物以外にも見どころがたくさんあります。もちろん天満宮ということで、ご神祭である菅原道真行列などもみることができますよ。無料の振る舞い酒で、楽しくパレードを観覧する庄内の人にまざって、鶴岡市のお祭りを観光がてら楽しんでみてはいかが?このお祭りは因みに300有余の歴史があるといわれていますよ。

3. ふじしま夏まつり 鶴岡伝統芸能祭

山形県鶴岡市藤島地区は、獅子の里とよばれるほど、伝統的な獅子舞が現存し、後世に残すために保存会があります。そんな地域の貴重な伝統芸能をみることができるのが、藤島で行われる「ふじしま夏祭り 鶴岡伝統芸能祭」なのです。この地域で保存されている獅子舞や神楽は全部で10種類。毎年奉納されない場合もあるので、常にお祭りで全ての獅子舞や神楽をみることができるわけではないのですが、どの神社の獅子舞も迫力があり、長い歴史を感じるものばかりです。

どの集落でも、はっきりとした起源が判っていないのが残念ですが、獅子は悪霊を追い払ってくれると昔の人々は信じたということで、集落では長く受け継がれてきたようです。お米の美味しい庄内平野だけに、農耕の守り神として神格化されていった獅子。現在では迷信の一つとして笑い飛ばすことができますが、獅子の舞を実際にみると、その迫力に悪霊が消え去り、今年は豊作にと思った昔の人達を思わずにいられなくなることでしょう。

◎まとめ

ご紹介した鶴岡市の3つのお祭り、どれもとても興味深い歴史があるお祭りです。初夏から真夏にかけてが多くなりましたが、秋や冬にも伝統的なお祭りが、鶴岡市では開催されています。鶴岡市の一年を、お祭りで追ってみるのも、面白いかもしれませんね。

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