北海道のラベンダー畑「ファーム富田」のみどころを教えます!

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北海道のラベンダー畑「ファーム富田」のみどころを教えます!

北海道富良野は、テレビドラマ『北の国から』などの名作のロケ地として有名な場所です。そんな富良野には、ドラマのロケ地巡りの観光に負けないぐらい、有名な観光スポット「ファーム富田」があります。全国屈指のラベンダー畑が広がる富良野にあって、中でも道内随一の広大なラベンダー畑が広がる「ファーム富田」はラベンダーはもちろん、季節ごとに違った素敵な花を咲かせ、ファーム富田に訪れた観光客を魅了しています。今回はそんな「ファーム富田」のみどころについてご紹介いたします!

目次

北海道のラベンダー畑「ファーム富田」のみどころを教えます!

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1. ファーム富田の歴史

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簡単にですが「ファーム富田」のみどころ紹介の前に、「ファーム富田の歴史」についてご紹介します。ファーム富田を訪れたことがある方も歴史を知ってから再び訪れると、また違った目線でファーム富田のラベンダー畑を楽しむことができますよ。明治30年、北海道開拓のために移住者が急増する中、初代富田徳馬も富良野に開墾のくわを入れ、この地に根を下ろしたことから富良野での歴史が始まりました。

日本でのラベンダー栽培は昭和12年に香料会社がフランスよりラベンダーの種を入手して以来、各地で試験栽培されており、その中で最もラベンダーに適した土地が富良野でした。ファーム富田でラベンダー栽培が始められたのは昭和33年。ラベンダーに新しい農業の形を見出した富田忠雄によって、現在はトラディショナルラベンダー畑として残っている小さな畑が誕生したのです。

昭和40年代、ラベンダー栽培がピークを迎える一方で、貿易の自由化や技術の進歩で合成香料や安価な輸入香料が台頭します。それにより、ラベンダー農家は苦境に立たされ、次々と姿を消していく農家が続きます。この時に、日本で残ったラベンダー畑は富良野だけになりました。

しかし、昭和51年、転機が訪れます。国鉄のカレンダーで、1枚の美しいラベンダー畑が紹介されました。その美しい風景が評判となります。すると、その景色を求めて観光客が訪れ始めるようになり、今日ではラベンダーが富良野の代名詞といえるまでに至っています。紆余曲折があるなかでも、ラベンダー栽培を続けていた「ファーム富田」。今でも時代に合わせて新しい取り組みに挑戦しながらラベンダーを育てており、そんなファーム富田をたくさんの観光客が訪れているのです。

2. トラディショナルラベンダー畑

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「ファーム富田」の原点となった、日本で最も歴史のあるラベンダー畑です。「ファーム富田」の歴史でもご紹介した、国鉄のカレンダーに選ばれた風景が、この「トラディショナルラベンダー畑」。国鉄のカレンダーでこのラベンダー畑が紹介されたことで、「ファーム富田」や富良野のラベンダーを全国に知名度があがりました。

トラディショナルラベンダー畑は、ファーム富田の一番奥にあります。ファーム富田の入り口から、右に向かって歩いていくと、見えてくる大きなラベンダー畑です。畑の上まで登れば、富良野盆地の田園風景と十勝連峰が見渡せる絶景が待っています。こちらのラベンダーの開花時期は、毎年6月下旬から8月上旬頃、見ごろは7月上旬から中旬となっていますので、見ごろに合わせてファーム富田を訪れて、実際にこの風景をご覧ください。

3. 花人の畑

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「花人の畑」は、ファーム富田の入り口から一番近いお花畑。花を楽しみに訪れる人々(花人)を出迎えてくれる畑です。緩やかにカーブを描くこの花畑の先には、ラベンダー畑が広がります。ここで育てられている主なお花は、マリーゴールドやビオラなど。春から秋にかけて、お花が咲き続ける時期まで色とりどりの花が咲きます。開花時期は、5月上旬から10月上旬頃まで。見ごろは、7月上旬から9月下旬になっています。

ファーム富田といえば「トラディショナルラベンダー畑」のラベンダー畑を思い浮かべる人が多いと思いますが、ラベンダーの見ごろではない時期にファーム富田を訪れても「花人の畑」でお花を楽しむことができます。ファーム富田を訪れた人を癒してくれるのはラベンダーだけではありませんよ。

4. 彩りの畑

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「彩りの畑」は、七色の花々が彩る緩やかな丘にあり、「ファーム富田」を代表するお花畑です。ファーム富田の入り口から、左奥にあります。入り口から少し距離はありますが、ファーム富田に行ったならば、是非見ていただきたい七色の絶景がここに広がっています。この絶景をつくる主なお花は、紫のラベンダー、白のカスミソウ、赤のポピーなどで、丘の斜面に美しく鮮やかに七色の虹を描き、、訪れる人々を癒してくれます。

開花時期は、7月上旬から下旬。見ごろは7月中旬から下旬です。「トラディショナルラベンダー畑」と、見ごろは同時期ですので、ラベンダーを見にファーム富田に行った際には、是非、訪れてほしいお花畑です。

5. 倖の畑

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「倖の畑(さきわいのはたけ)」は、ファーム富田の入り口から右にあり、園内のほぼ中央にあるラベンダー畑です。先ほど紹介した「花人の畑」の横に位置しています。

倖の畑は、ファーム富田を訪れる人々の「倖せ」(しあわせ)を願って名づけられたラベンダー畑です。「濃紫早咲」、「おかむらさき」、「ようてい」、「はなもいわ」の4種類のラベンダーが織り成すやわらかな紫色のグラデーションが、心に安らぎを与えてくれます。開花時期は、6月下旬から8月上旬で、見ごろは7月上旬から中旬です。「倖の畑」もファーム富田で見逃してはいけないラベンダー畑です。

6. グリーンハウス

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「グリーンハウス」は、ファーム富田の入り口からすぐそばにある「花人の畑」の奥にあります。このハウスではもちろんラベンダーが栽培されています。夏空の下で眺めるラベンダー畑も圧巻ですが、ラベンダーの見ごろ時期ではない季節でもラベンダーを楽しめる場所です。真冬でも、このグリーンハウスの中は、ラベンダーの紫色とさわやかな香りに包まれ、訪れる花人たちを優しく迎えてくれます。

ラベンダー「濃紫早咲」のほか、ゼラニウムやトケイソウといった花々や観葉植物も鑑賞することができます。畑で咲くラベンダーの見ごろを逃してしまった方も、グリーンハウスを訪れればいつでもラベンダーを見ることができますね。

7. マザーズガーデン

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「マザーズガーデン」は、ファーム富田の左奥にあります。「花人の畑」と「彩りの畑」の間にある一軒家の小さなお庭です。ささやかなお庭なので、見逃さないようにご注意ください。マザーズガーデンにも数々のお花が育っており、ファーム富田の歴史もあるのです。

マザーズガーデンという名前は、現在のガーデン当主のお祖母様に由来して名づけられました。お祖母様が毎日お手入れをしていたこの小庭には、50種類ほどの植物が育ちます。早春の福寿草から晩秋の紅葉まで季節の花々に彩られ、お祖母様が亡くなられてから十数年経った今でも、お祖母様が手掛けた花々が咲き続けています。マザーズガーデンはまるで、遊びに行くと優しく出迎えてくれた「おばあちゃん」の家のように、あたたかな場所です。

ここで咲くアジサイ、アヤメ、シャクナゲなどの開花時期は5月上旬から8月下旬。見ごろは、6月中旬になっています。ファーム富田にある他の畑と比べると、見ごろの時期が長いですね。

8. 花人ガーデン

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「花人ガーデン」は、ファーム富田を訪れた観光客を出迎えてくれる「花人の舎」の入り口の目の前にあります。こじんまりとしたお庭の中に一年草、宿根草などの植物が、150種類近く栽培されています。

ここはファーム富田を訪れたら必ず通る場所で、花火ガーデンのさまざまなお花がそれぞれの香りとともに、観光客をお出迎えしてくれる素敵なウェルカムガーデンです。

9. 森の彩りの畑

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「森の彩りの畑」はファーム富田の左奥にあります。「彩りの畑」の奥にあって、その名のとおり、森に囲まれた畑です。山の斜面をラベンダーや他の鮮やかな色の花々が彩っていて、森の木々のグリーンとのコントラストがとても美しく、頂上からは十勝岳連峰も見渡すことができる、気持ちの良い風景が広がっています。

またこの畑では、ドライフラワー用にラベンダーの刈り取りが行われています。園内ではこの畑だけで行われており、ラベンダー栽培の農業的な面を感じることができますね。開花時期・見ごろ時期は、7月頃です。

10. 春の彩りの畑

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「春の彩りの畑」は、「花人の畑」「倖の畑」の並びにある畑です。富良野の厳しい冬を乗り越えたアイスランドポピーを代表とする宿根草の開花からはじまって、ラベンダーが色づく初夏まで彩られる畑です。開花時期は、5月中旬から6月下旬。見ごろは、6月上旬から中旬です。

見ごろの時期、お花畑の向こうには雪が残る十勝岳連峰を望むことができ、雄大な春の景色を楽しむことができます。

11. 秋の彩りの畑

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「秋の彩りの畑」は、先ほど紹介した「春の彩りの畑」の奥にあります。秋から霜の降りる初冬まで、くっきりと澄んだ秋の空に花々の彩りが美しく映える畑です。雪を抱いた十勝岳連峰が、目の前に咲く花々の向こうに浮かび上がり、素敵な秋の景色を見せてくれます。

主なお花は、キバナコスモスやマリーゴールドなどで、開花時期は、6月上旬から10月上旬。見ごろは、7月上旬から9月下旬です。

12. 花人の舎

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「ファーム富田」の入り口、ウェルカムハウスです。正面玄関前には花人ガーデンが、裏手には花人の畑が広がっています。建物の窓は、ラベンダー畑とポピー畑をイメージしたステンドグラスがはめこまれていて、淡い光が差し込む店内では、柔らかな雰囲気の空間でお買い物や「富田ラベンダー資料館」を楽しむことができます。

花人の舎の1階には「ファーム富田」のオリジナル商品が揃うショップ「マリー」があります。ファーム富田や富良野のお土産に悩んでる方は、ここで「ファーム富田」のオリジナル商品を買ってみてはいかがでしょう。2階には「富田ラベンダー資料館」があります。この資料館では、「ファーム富田」の歴史を学ぶことができます。今回の記事でも「ファーム富田」の歴史について簡単にご紹介いたしましたが、「富田ラベンダー資料館」ではより深く「ファーム富田」の歴史やラベンダー栽培の歴史について知ることが出来ます。

このほかにも、「香りの体験室」でラベンダーの香りを比べたり、カフェで休憩をしたりすることができます。ウェルカムハウス「花人の舎」は、ファーム富田やラベンダーについての様々な情報が集まった「舎」となっています。

13. ドライフラワーの舎

「ドライフラワーの舎」は、ドライフラワーアレンジメントの展示スペースのある建物で、日本では最大規模を誇っているんですよ。オランダのフラワーデザイナーであるレン・オークメイド氏によって手掛けられた建物内は、ピンク系の花々によって「北海道の春」のイメージが作り上げられています。

こちらでは、ラベンダーのドライフラワーを使った作品などアレンジメントが購入できます。

14. ポプリの舎

「ドライフラワーの舎」と同じオランダのフラワーデザイナー、レン・オークメイド氏によって作られました。「ファーム富田」のオリジナル商品を揃えたショップとカフェを併設した「舎」です。

トラディショナルラベンダー畑と、倖の畑、そして十勝岳連峰が望めるテラスでは、人気のラベンダーソフトクリームやカレーライスなどの軽食を楽しむことができます。時期によって営業時間や内容に変更がありますので、ご注意ください。

◎まとめ

富良野でもっとも有名なラベンダー畑、「ファーム富田」の見どころについてご紹介しました。ラベンダーやお花の見ごろ時期の重なる6月から9月上旬に富良野に足を延ばして、「ファーム富田」に行ってみましょう!ラベンダーの見ごろ時期にあわせて「ファーム富田」に行くと、自然のラベンダーの香りに包まれる贅沢な癒しの時間を過ごすことができます。ハウス栽培やアレンジメントのラベンダー、そのほかのお花が観光客を待っていますよ。北海道旅行を計画される際には、ぜひファーム富田もプランにいれてください。

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