日本人のあこがれる海外ロングステイ先として、常に人気ランキングの上位に顔を出すタイのチェンマイ。その理由は、バンコク等の大都市に比べて物価が安いのと過ごしやすい気候、そして治安の良さです。
実際のロングステイ経験者たちがこぞってチェンマイ観光の足としてレコメンドしているのが、レンタサイクルやレンタバイクです。何故これらのレンタルビークルが観光の足としてオススメなのか、探ってみる事にしましょう。
目次
タイのチェンマイ観光には便利!レンタサイクルとレンタルバイク
1.チェンマイの交通事情
経済成長著しいタイですが、首都バンコク以外の都市では、公共交通の発達がまだまだ不十分。タイ第2の都市であるチェンマイでも市内バスは停留所に路線図も時刻表もなく運行本数自体も少数。実際観光客が簡単に利用できる公共交通は皆無、といっても過言ではない状況なんです。
通常ならタクシーを使うところですが、チェンマイではタクシーもそれ程多くなく、流しのタクシーも余り走っていません。何より問題なのはメーターで走るタクシーがほとんど無く、言葉も通じない事。仕方なく多くのタイ人が利用するソンテクやトゥクトゥクを使う事になりますが、これも値段をその都度交渉したり言葉が通じない等の多くのハードルが有ります。そこで便利なのが、レンタサイクルやレンタルバイクです。
2.レンタサイクル
お濠に囲まれたチェンマイの旧市街は、およそ1.5km四方ほどの場所。歩いて回ることも可能な広さです。しかし日中は日差しが強いので、徒歩で行ったり来たりするのは結構大変。そんな時に便利なのがレンタサイクルです。
丸1日借りても数10バーツと非常にリーズナブル。レンタサイクルのお店は、ターペー門やナイトバザール辺りを始め、旅行者が多く訪れるエリアに沢山あり、正月などの繁忙期を除けば選択肢は幾らでもります。レンタルする場合は、イスの座り心地や車体が歪んでいないか、チェーンはしっかりしているか、ブレーキはちゃんと効くかなどをチェックしましょう。そして必ず帽子に日焼け止めなど、日焼け対策を忘れないようにしてくださいね。
3.レンタルバイク
出典: watcharaphan kanthasap/Shutterstock
旧市街だけなら狭いエリアですが、小さな町とは言ってもチェンマイはタイ第2の都市、市街地は約7キロメートル四方に及びます。従って、旧市街を外れるような場所まで行くには自転車では少し辛いものがあるでしょう。
そこでお勧めなのがレンタルバイク。多少遠くても楽に移動でき、時間や帰りの乗り物の心配をせずに自分のペースで観光を楽しめます。注意が必要なのは、チェンマイには100cc以下のバイクが無い事。つまり利用するには自動二輪免許の国際ライセンスが必要になるということです。レンタルバイク屋さんはレンタサイクルのお店と同じような場所にあり、料金は一般的なホンダドリームで1日100~250B程度。レンタル時、盗難防止にパスポートを預かる店が多いです。
4.レンタルの注意点
レンタサイクルやレンタルバイクを利用する時の注意点は自転車の場合、チェンマイには日本のように歩行者や自転車などを優先する習慣が無いと思ってください。従って一方通行の道で逆走しない等、自動車やバイクと同じ「車両」としてのルールに従う事が重要。レーン変更などの際にはしっかり後ろを確認したり、手でサインを出すようにして下さい。
バイクの場合、やはり借りる時にウィンカーやブレーキなどに異常が無いかどうかしっかり確認するのと、ヘルメットも貸してもらいましょう。又チェンマイでは、通常借り受け時にガソリンがほとんど入っていないので、まずはスタンドに直行して給油しましょう。返却時の満タン返しも必要ありません。
◎まとめ
チェンマイ観光で大活躍のレンタサイクルやレンタルバイク。交通マナーや交通規則が日本とは違うので、これらを利用するにあたり細心の注意を払う必要があります。しかし何より自分たちの好きなペースで観光できるのが一番の強みですね。レンタカーとは違い駐車場の心配も要りませんよ。チェンマイでレンタサイクル&レンタルバイクを活用して、安全運転で風を感じながら自由気ままに観光を楽しみましょう!