台湾を訪れる人の大部分がまず目指すのは、台北。皆さんは空港から台北市内へどのように移動しますか？同じ台北市内にある松山空港なら市内までは直ぐですが、到着便が圧倒的に多い台湾桃園国際空港は、台北市から西に約40km離れています。地下鉄桃園線開通の情報と共に、空港から台北市内への鉄道（含む地下鉄）でのアクセス法をまとめて紹介します。
目次
空港から台北市内への交通！便利な地下鉄（or 鉄道）を利用しよう！
1.台湾桃園国際空港から台北市内への地下鉄が開通！
2006年に着工したMRT地下鉄桃園空港線。当初の予定ではとっくに開通していたはずなのですが、毎年々開業延期のアナウンス。”開通は何時のことやら？”と囁かれていたこの地下鉄ですが、とうとう2017年3月2日に開通しました（※路線図上で紫のライン）。
台北の空の玄関口・桃園国際空港は、3500万人余りが利用する台湾最大の空港ですが、これまで台北市内へのアクセスはバスかタクシーが中心でした（約1時間）。今回開通した地下鉄桃園空港線は市内まで最短38分（急行）と、大幅に短縮されたわけです。空港内の駅は第1ターミナルと第2ターミナルの2つ。運行時間は午前6時から午後11時まで、急行の運転間隔はおよそ15分です。
2.新幹線で台湾桃園国際空港へ
実は桃園国際空港と台北市内を結ぶ鉄道はもう一つあります。直結された路線ではないため、時間的に特に有利と言う訳ではありませんが、台北観光中～上級者向けのルートとしてご紹介しましょう。
これは、桃園国際空港から高鐵（高鉄）桃園駅行きのバスに乗り、新幹線に乗り継ぐという方法です。所要時間はバスが20分程度、新幹線が20分なので、乗換を10分とすれば約50分で移動可能。但し、新幹線の運転間隔が約30分なので、タイミングが合わなければこれに更に30分加わることに。ただし台北市内から空港へ向かう場合は、バスの時間が新幹線に合わせてあるので乗り継はスムーズ。帰国の際には有力なルートになります。台湾新幹線の体験乗車としていかがですか？
3.松山空港からは地下鉄が一番便利
1979年の台湾桃園国際空港の開業以来、台北松山空港は長らく国内線専用でしたが、2010年に国際空港に復帰。日本からは羽田発の台北便がここに到着するようになりました。松山空港から台北市内中心部へのアクセス法は、地下鉄、バス、タクシーのいずれかになりますが、やはり一番便利なのが地下鉄です。
松山空港の出口を出ると、すぐそこに地下鉄文湖線の「松山機場駅」が。市内中心部まではものの十数分で着きます。台北はタクシー料金が安いので荷物の多い方にはタクシーをおすすめしますが、場所によっては渋滞なども。その点、地下鉄はタクシーより更に安く、早く、しかも確実に着きます。
◎まとめ
空港から台北市内への地下鉄（含む鉄道）によるアクセス方法をご紹介してまいりました。桃園国際空港と台北市内を結ぶ大動脈、地下鉄桃園線がようやく開通しました。出来たばかりなので、きれいで最新の設備も整っているので快適に移動できます。安くて便利なのでぜひ利用してください。
