1985年に開業した釜山地下鉄は現在釜山交通公社が運営する4路線と、釜山-金海軽鉄道が運営する軽鉄道の合計5線があります。海外で地下鉄に乗るのは大変そう?いえいえ、釜山地下鉄は、駅構内のアナウンスにも観光地最寄り駅では日本語が流れ、券売機にも日本語表示があり、車両内の電光掲示板にも日本語あり、と日本人にとって、とても利用しやすい交通機関なんです。では、釜山の地下鉄についてここで詳しくご紹介していきましょう!
目次
これであなたも釜山(プサン)通!移動に便利な釜山地下鉄に乗ってみよう。
1.路線の種類は?どこに行けるの?
釜山地下鉄の路線は、ひとめで分かるように色分けされています。地上にある地下鉄駅の表示や構内の表示も色分けされていてとても便利。では、各路線について詳しくご案内してみましょう。
1号線:オレンジ色
釜山で最初の地下鉄で、釜山北部の釜山北部の老圃駅と、南西部の新平駅を結ぶ全長32.5kmの路線です。南浦洞(ナンポドン)や西面(ソミョン)、温泉街として知られる東莱(トンネ)駅などを通り観光客の利用頻度が一番高い路線です。KTXの発着駅である釜山駅や釜山総合バスターミナルともつながっています。
主なスポットと最寄駅は、チャガルチ市場・国際市場(チャガルチ駅)、龍頭山公園(南浦駅)、釜山港国際旅客ターミナル(中央駅)、国鉄釜山駅(釜山駅)、国鉄釜田駅(釜田駅)、東莱温泉(温泉場駅)、釜山大学(釜山大学駅)、梵魚寺(梵魚寺駅)、釜山総合バスターミナル(老圃駅)など。
2号線:緑色
釜山東部に位置する萇山駅から、梁山市にある梁山駅まで、釜山の東西を結ぶ全長45.2kmの路線です。海雲台、センタムシティ、広安里などのエリアに利用しましょう。
主なスポットと最寄駅は、海雲台海水浴場(海雲台駅)ヌリマルAPECハウス(冬柏駅)、釜山市立美術館(市立美術館駅)、映画の殿堂(センタムシティ駅)、広安里海水浴場(広安駅)、釜山博物館(大淵駅)、伽耶ミルミョン(東義大学駅)、釜山西
部バスターミナル(沙上駅)など。
3号線:茶色
釜山東部の水営駅から、西部の大渚駅までの全長18.1kmの路線で、周辺にあまり観光地はないので、観光客には利用頻度は少ない路線です。
主なスポットと最寄駅は、社稷野球場(総合運動場駅)、釜山アジアードメイン競技場(総合運動場駅)、亀浦市場(徳川駅)、国鉄亀浦駅(亀浦駅)など。
4号線:青色
釜山北部の美南駅から、北西部の安平駅までを結ぶ全長12.7kmの路線です。2011年に開通した釜山地下鉄の最新路線で、無人自動運転システムで運行しています。この4号線の開通により、釜山東部の機張へのアクセスが格段に便利になりました。
主なスポットと最寄駅は、東莱ハルメパジョン(東莱駅)、忠列祠(忠列祠駅)、霊山大学(霊山大学駅)など。
釜山-金海軽電鉄:紫色
2011年に開通した金海軽電鉄は、全区間地上を走る二両編成で無人自動運転システムで運行する最新式。金海国際空港国際線ターミナルと国内線ターミナルの間にある空港駅を経て、金海市中心部のカヤデまで21駅、23.9kmの路線です。空港駅から6分の沙上駅で、西面やセンタムシティ、海雲台を通る釜山地下鉄2号線に乗り換えれば釜山市内へ向かう事ができます。
2.運賃と乗車券の種類は?
釜山地下鉄の運賃は、出発駅から到着駅までが10kmまでを「1区間」、10km以上を「2区間」とした区間運賃制です。
基本料金
1区間1300ウォン(交通カード使用時1200ウォン)
2区間1500ウォン(交通カード使用時1400ウォン)
青少年料金(13歳から18歳)
1区間1050ウォン(交通カード使用時950ウォン)
2区間1200ウォン(交通カード使用時1100ウォン)
子供料金(6歳から12歳)
1区間650ウォン(交通カード使用時600ウォン)
2区間750ウォン(交通カード使用時700ウォン)
満5歳以下の乳幼児は、保護者同伴時に限り保護者1名あたり3名まで無料になります。
1日乗り放題-4500ウォン
7日間乗り放題-20000ウォン(但し乗車回数20回まで)
1ヶ月間乗り放題-55000ウォン(但し乗車回数60回まで)
ハナロカード、マイビカード、キャッシュbee、T-moneyなどの交通カードが割引もあり便利ですが、釜山市内ではT-moneyはチャージできる機械が少ないので気を付けてください。
3.切符の買い方は?
タッチパネル式の自動券売機で購入しますが、日本語表示があるのでとても簡単なんです!画面右上の「日本語」をタッチすると表示が日本語に切り替わります。
片道切符、往復切符か、一日券か、一区間か二区間かを選択しますが、区間がわからない場合は路線を選んで駅名を探せば表示されます。自動券売機には1万ウォン札と5千ウォン札が使えない物が多いのであらかじめ千ウオン札を用意しておきましょう。千ウォン札がない場合は自動券売機の近くにある「紙幣交換機」で崩す事ができます。
一日券と一回券はどちらも黄色の切符なので、一日券を購入した方は、下車時に取り忘れのないように気を付けて下さいね。
◎まとめ
いかがでしたか?切符購入後の流れは日本の地下鉄と全く同じ、自動改札を抜けて構内に入り、表示に従ってホームに行くだけです。渋滞知らずで快適な釜山地下鉄は、今後路線がもっと延長されてますます便利になる予定です。自動券売機にまで日本語表示があるなど、日本人にとってここまで利用しやすい海外の地下鉄は他にないかもしれません。何事も経験、釜山観光中に、ぜひ一度でも利用してみて下さいね。