釜山での主な交通手段はバス、地下鉄、タクシーになります。バスは韓国語がわからないと乗りこなすのは難しく、地下鉄は便利ですが4路線しかないので、すべての場所を網羅しているとは言えません。となると断然出番が多くなるのが、タクシーなんです。日本に比べると格安な料金で行きたい場所に行けるし、特にお買い物帰りで荷物が多い時には便利ですよね。でも、行先はちゃんと伝わるのか?料金はどうなっているのか?ぼったくられないかな?といった心配もありますよね。釜山のタクシーはソウルと違ってトラブルも少なくなかなか評判が良いんです!では、釜山のタクシーについて詳しくご案内します!
目次
釜山(プサン)の移動に便利なタクシー事情を知って乗りこなそう!
1.タクシーの種類
「一般タクシー(イルバンテクシ)」
日本のようにタクシー会社や個人タクシーもあるので色は車種はバラバラですが、車体にタクシーの文字、屋根の上にタクシーマークがついています。一番台数が多いので、遭遇率が高いのが一般タクシーです。
「灯台タクシー(トゥンデコル)」
一般タクシーの中でも事故歴がない、安全運転である、サービスが良いなどの基準をパスしたタクシーで、一般タクシーとの見た目の違いは車体にオレンジの線、屋根のタクシーマークもオレンジです。
コールセンターで呼ぶこともできます。
051-600-1000(韓国語のみ)
車内では観光協会を通じて24時間の通訳サービス(英語、中国語、日本語、ロシア語)を受けることができるのが特徴です。一般タクシーと同料金なのに付加価値が多いので、韓国人でも好んで乗車するというのが灯台タクシーです。
「模範タクシー(モボムテクシ)」
約10年前に登場した模範タクシーは、運転手が20年以上無事故、無違反で、英語や日本語を話せるのが特徴です。黒塗りの高級車で黄色の表示灯にはDelux taxiと書かれているのが目印です。
コールセンターに電話して呼ぶタイプですが、空港や主要ホテルでも待機しています。
コールセンター051-501-9988(英語・日本語少々可)
2.料金体系は?
一般タクシーと灯台タクシー ・・・・・ 初乗り2キロまで2800ウォン、以降143mごともしくは34秒ごとに100ウォンずつ加算されます。
午前0時から4時までは深夜料金として2割増しになります。
模範タクシー・・・・・初乗り3キロまで4500ウォン、以降160mもしくは38秒ごとに200ウォンずつ加算されます。深夜料金はありません。
クレジットカードやマイビーカードなどの交通カードでの支払いも可能です。
有料道路など有料施設を経由する場合、乗客負担になります。
3.注意するべき点は?
乗車したら、まずメーターが稼働しているかを確認して下さいね。行先はあらかじめ韓国語で紙に書いておいて見せるのが確実です。以前はメーターを使用しなかったり、相乗りさせるなどが横行していましたが、観光に力を入れてイメージアップを図っている釜山市の努力により、かなりトラブルは減っています。とはいえ、夜遅くなってからと、女性一人の場合のタクシー利用は避けるのが賢明です。どうしても、という場合には灯台タクシーか模範タクシーを呼ぶようにしましょう。面倒がられても、降車時に領収書を貰うようにすると、忘れ物などがあった場合にも役立ちますし、ぼったくり防止にもなります。
◎まとめ
以前よりぼったくりは減ったと言えども、特に空港からなどの長距離の場合は多めに請求するような運転手はゼロではありません。大体の相場を知る事と、問題があった場合は降車時に車体の写真を撮っておくと後からタクシー会社や市へクレームする事もできます。実際、日本人からのクレームにより行政処分された運転手もいるくらいです。ソウルに比べると数段マシな釜山のタクシーですが、最低限の注意を払う事は忘れないようにして下さいね。