ソウル市内の地下に縦横無尽に張り巡らされた地下鉄は、ソウル市民にとって無くてはならない存在。1～9号線の主線の他、仁川国際空港や金浦空港へつながるA'REXや、ソウル郊外へ向かう路線が、ソウル周辺に暮らす人々の足となっています。
それぞれシンボルカラーが決められた地下鉄は、1つひとつの駅に番号が振られ、初めて利用する方にもおすすめの移動手段。今回は、そんなソウルの地下鉄の乗り方をご紹介しましょう！
目次
これさえ読めば怖いものなし！ソウル地下鉄を乗りこなそう！
T-moneyカード
地下鉄のチケットは1回乗車券と、何度も利用できるプリペイドカード式T-moneyの2種類。T-moneyはお金をチャージしておけば、バスやコンビニ、博物館などでも利用できる優れものです。地下鉄とバスにおいてはT-moneyで支払うと割引されるのも嬉しいポイント。もちろん観光客も地下鉄の駅や近場のコンビニで購入することが可能ですので、ぜひご利用くださいね。
チャージは、日本の｢SUICA」や｢Icoca｣同様、コンビニや駅構内の機械で1000ウォンから可能です。残金払戻しはできますが、カード自体は買い取りで初期費用に2500ウォンが必要ですので、長期滞在する方や何度も韓国を訪れる方に特におすすめです。
地下鉄の乗り方
1.地下への入り口を降りる
ソウル市内を歩けば、地下への出入り口が沢山あることに気付きます。基本的に、出入り口には看板やポールが立てられ、ハングルの他に英語や漢字表記で駅名が書かれているので、観光客も迷うことなく利用することができます。
さあ、地下鉄へ乗車すべく、地下へ降りましょう！
2.乗車する線を確認する
地下へ降りると、どの駅にも大きくカラフルな路線図が表示されています。
ソウルの地下鉄には1号線から9号線の9本の主線があり、それぞれシンボルカラーがあるため、路線図の中に目的地を見つけたら、何色の線の地下鉄に乗車すればいいのか確認しましょう。路線図にはハングルと英語の表記しかないので、手持ちのガイドブックと照らし合わせると分かりやすいでしょう。
3.チケット購入
観光客の場合はT-moneyカードを利用せず、1回乗車券を購入する人が多いかと思います。
その場合、基本的には日本の地下鉄や電車に乗る時の手順と大差はありません。チケット販売機は韓国語、英語、日本語、中国語のマルチ対応のため、まずはトップ画面で「日本語」を選択しましょう。
「初乗り専用」と「1回用交通カード」のボタンがありますので、目的地が初乗り料金内かどうか分からない場合は「1回用」を購入するのが無難です。
支払い時、運賃にカード保証金（500ウォン）が加算された合計金額が表示されますが、保証金の返金方法については後述しますね。
4.改札を通って乗車ホームへ
看板に「타는곳（Tracks／乗車）」と書かれているところが改札口です。韓国では、進行方向によって改札口が異なる場合がありますので、必ず目的地の方向が合っているか確認してから、カードをセンサーにタッチして改札を通りましょう。
ホームにも英語や漢字で表記された案内板がありますので、それに従って進みます。
5.下車して改札横の返還機へ
目的地に到着したら、乗車時と同様改札にカードをかざして退場します。その時に忘れてはいけないのが、保証金の返金。
改札付近には、必ずカード保証金返還機がありますので、そこへ使用した地下鉄のチケットカードを挿入してください。下部の返還口から500ウォンが返金されますので、忘れずに受け取りましょう。
ソウル市内の主なローカル線
1.京義中央線（薄エメラルド色）
龍山駅で中央線と繋がる京義中央線。坡州の汶山駅から楊平の龍門駅まで、約２時間半で移動が可能です。途中、デジタルメディアシティと弘大入口駅で空港線と接続します。
2.盆唐線（黄色）
ソウル市の往十里駅から狎鴎亭、盆唐中心部を通り、さらに終点の水原駅まで走る路線。目玉は狎鴎亭ロデオ駅で、最寄り駅のなかった狎鴎亭ロデオ通りや清潭洞ブランド通りにアクセスしやすくなりました。
3.新盆唐線（えんじ色）
江南エリアと盆唐をつなぐ路線。ソウルのベッドタウンとして発展する盆唐の中心地、亭子駅を結んでいます。
4.京春線（エメラルド色）
韓国初の2階建て特急で、ソウルの上鳳駅から春川まで約８１kmの距離を最短約1時間で結びます。
◎まとめ
いかがでしたか？今回はソウルを訪れた際の地下鉄の乗り方について、たっぷりとご紹介しました。
旅先で公共機関を利用するのは少し不安になってしまいますが、実際は日本の地下鉄と大差はないことが分かっていただけたと思います。ソウル市内を網羅するとっても便利な地下鉄、利用しない手はありませんよね！ぜひこの機会に、自信をもって地下鉄を乗りこなしてくださいね。
