平壌式冷麺も咸興式冷麺もみんな食べたい、東大門エリアの冷麺

暑い時期は特に美味しい冷麺は日本でも人気の食べ物ですね。韓国では牛肉などからとったコクのある冷たいスープの平壌冷麺と、カレイやエイを唐辛子に混ぜ少ないスープで食べる咸興冷麺が特に有名です。韓国を訪れたら、一度は食べたい冷麺。冷麺の種類により麺の原料も異なり人によってお好みは違いますが、本場韓国で食べる冷麺は絶品！今回は東大門にあるお薦めの冷麺を食べられるお店をご紹介いたします。

1、平壌麺屋

冷麺は元々北朝鮮が発祥です。その本場、北朝鮮出身の店主が作る冷麺が食べられるお店が「平壌冷麺」です。この平壌冷麺、韓国内でとても有名で店内は常に多くの客で席が埋まっています。東大門歴史公園駅から徒歩5分くらいで行くことができます。

ここのお薦めはなんといっても元祖平壌の冷麺。お店の横にある作業所で作られる冷麺は食べれば食べるほど癖になる美味しさ。また同じく北朝鮮発祥と言われる餃子のような「マンドゥ」も豆腐やもやし、ねぎなどが沢山入りプリプリとした触感についつい箸が進みます。お値段は冷麺が11000ウォンと他の東大門などにある冷麺のお店と比べるとちょっと高めですが、それでも支払う価値のある冷麺が食べれるお店ですよ！

2、ユッサム冷麺東大門店

冷麺は食べたいけれど、冷麺だけではお腹が空くし物足りないという人にお薦めなのが「ユッサム冷麺」です。韓国内に20店舗以上も展開し、夏場には店内はさっぱり冷麺とがっつりお肉を食べたいお客さんでとても混んでいます。東大門駅にも近くアクセスも便利なのが嬉しいですね。

このお店は冷麺と焼肉のセットメニューを最初に始めた店だとか。それぞれ単体で食べるのもいいですが、お肉に冷麺を包んで食べるとまた違った楽しみ方ができるのではないでしょうか？お値段もユッサム冷麺が5000ウォンからとお得です。昼11時から翌朝の6時まで開いているので、有名な東大門市場でお買い物の後小腹が空いたら行ってみてはいかがでしょうか。

3、オジャンドンフンナムチッ

ショッピングエリア東大門からほど近い五荘洞には、咸興冷麺通りと呼ばれる美味しい咸興冷麺が食べられるお店が3軒もあるんです。そのうち、おばあさんの顔が目印の「オジャンドンフンナムチッ」は美味しい咸興冷麺が食べられるお店の一つです。

咸興冷麺発祥の北朝鮮の咸興（ハムフン）に近い町、興南（フンナム）出身のおばあさんが店主の冷麺はとにかく絶品！一番人気はさつまいもの粉を使ったこしのある麺に、ピリリと辛いコチジャンの絡んだ冷麺の刺身冷麺です。この他にも水冷麺やミックス冷麺などがあります。1953年創業以来、韓国の人にも外国人旅行者にも大人気のお店です。東大門で買い物をしたら、ぜひ足を伸ばして下さいね

4、トンチミ

東大門市場にあり、買い物帰りにも休憩にも便利な場所にある美味しい冷麺を食べられるお店が「トンチミ」です。トンチミでは冷麺、チヂミ、マンドゥそして韓国のお酒マッコリがメインで、こじんまりとした店内は騒がしい東大門市場と比べると別世界のようです。店内は清潔でインテリアもセンスがよくゆっくりと落ち着けます。

こしのある麺にピリリと辛い咸興冷麺は辛さの中にもコクがあり、どんどん食べれてしまいますよ。メニューは多くないですが、どれも手の込んだ家庭的な味にリピーター続出です。お値段も7000ウォンとお得なので、浮いたお金でまた東大門市場でショッピングしてはいかがですか？

まとめ

東大門の冷麺情報はいかがでしたか？もともと咸興冷麺などの辛い冷麺は夏の暑い時に、平壌冷麺などの冷たい冷麺は冬、オンドルに入りながら食べていたそうです。しかし今では夏場にしか平壌冷麺を置いていないお店もあるとか。今回ご紹介していな冷麺専門店以外にも、焼肉屋などでは冷麺を置いています。ぜひ、いろいろ食べて平壌式冷麺と咸興式冷麺のどちらがお口に合うか、試して下さいね。