飛行機は自動車や電車よりも閉鎖的な空間で、国際線ともなればその状態が長時間続きます。できるだけ乗客同士のストレスを軽減できるよう、お互いにマナーを守って気持ちよいフライトを心がけたいですね。でも、ひとくちにマナーといっても、どんなことに気を付ければよいのでしょうか。今回は、気になる飛行機のなかでのマナーについてまとめてみます。
目次
空の旅を快適にするために!知っておきたい飛行機内でのマナー
飛行機に乗り込むまで
飛行機に乗るときは、急がず焦らず順序良くが鉄則です。集合時間までに搭乗ゲート前にいれば、どんなに列の後ろであっても乗りそびれるということはありません。飛行機の入り口や通路は狭いので、我先にと急ごうものなら、逆に詰まって出発の遅延につながります。
また、飛行機のなかでも配慮が必要です。自分の席を確保して荷物を棚に入れ終わったからといって、どっかと座って後は知らぬ存ぜぬはマナー違反。狭い飛行機のなかでは、大方の乗客のセッティングが終わるまでは、譲り合いの精神が重要です。
席に落ち着いたら、まずはシートベルトを締めましょう。とくに離発着時にはCAが乗客全員のベルト着用状況を確認するので、うっかり閉め忘れていると出発の遅れにつながってしまうおそれがあります。
食事とお酒のマナー
機内食が配膳されている間は通路がふさがってしまっているので、トイレなどで席を立つのは控えましょう。
また機内食と一緒にお酒を飲む人は、とくにマナーに注意です。飛行中の機内は地上よりも気圧が低いので、酔いが回りやすく冷めにくいとされています。調子に乗って飲みすぎると、酩酊して周囲に迷惑をかけてしまいかねません。トイレの頻度が多くなっても、隣席の反感を買ってしまうでしょう。
トイレに立つときは…
トイレに行く際に隣席をまたがなければならない場合、必ず一声かけてから通り抜けるのがマナーです。そもそもできるだけトイレに立たないで済むならそれに越したことはないので、トイレの位置を把握して、「OCCUPIED(使用中)」でなく「VACANT(空き)」となっているかどうかに気を配りましょう。
トイレのなかは禁煙です。マナー云々の以前に、どこであっても飛行機の中でたばこ吸うことは法律違反であり、高額な罰金を科されることもあります(電子たばこも不可)。
まとめ
狭い飛行機、そんなに急いで何をする。飛行機の中で焦ったり慌てたりすればするほど、その行動は周囲にマナー違反と受け取られかねません。まわりの状況を見て、静かに最小限のアクションで用を済ませられるよう心がけましょう。とくに食事や飲酒、トイレの際のマナーには要注意です。