法改正により、2014年9月1日から飛行機の中でもスマホやPCが使用できるようになりました。便利になる一方、気になるのが飛行機内の電源事情ですよね。飛行機の客席に電源が備わっているのかどうか、まとめてみました。
目次
機内でPCやスマホに充電できる?飛行機の電源に関するまとめ
電源があるかは航空会社と機体によりけり
出典: jirasak_kaewtongsorn / shutterstock(シャッターストック)
飛行機の機内に電源があるかどうかは、航空会社や機体によって異なります。飛行時間の短い国内線よりは、国際線の方が装備率は高いようです。
電源の種類には、一般家庭用のACコンセントと、電子機器の充電向けのUSB電源があります。国際線の場合、外国の航空会社の機体ではプラグの形状が合わないこともあるので気を付けましょう。
日本の航空会社の比較
飛行機の座席に電源が付いているかどうかは、航空会社や機体の種類によってまちまちです。ここでは日本の主要航空会社およびLCCに絞って、以下まとめていきます。
JAL(日本航空)
JALの国内線では、ファーストクラスであれば全席USB電源完備です。また、2016年5月10日から就航している「エンブラエル190」という機体には、ユニバーサルPCコンセントが全席に装備されています。
国際線では、比較的新しい機種にはユニバーサルPCコンセントやUSBポートが全席配備されています。ただし旧型の機体では、とくにエコノミークラスに電源がないことが多いです。どうしても飛行機内でスマホやPCを使いたい場合は、利用する航空会社に確認をとった方が良いでしょう。
ANA(全日空)
ANAの国内線は、PREMIUM CLASS(プレミアムクラス)のシートのみUSBとコンセント電源があります。ただし一部の機体には装備されていないので、心配な人は事前に確認しておきましょう。
国際線では、エコノミークラスにもUSBとコンセント電源の双方が備えられている機種が多く就航しています。ただ、こちらも機材によっては用意がない場合があります。電源のない機体であっても、ビジネスクラスであれば外部バッテリーを借りることが可能です。
ANAは2017年12月に、国内線の主力機ボーイング 777/787型機にシートモニターおよびUSB充電ポートとPC用電源の装着を進めていくと発表しました。実際の導入は2019年度下期以降となる予定だそうです。
LCC
日本のLCCには、基本的に国内線・国際線ともに、飛行機内に電源は装備されていません。
ただし、下記の3社については、機材によって電源が備え付けられているものがあります。
まとめ
飛行機の座席に電源があるかどうかは航空会社や機材によってさまざまで、一概には分類できません。ただ、新しい機種にはエコノミークラスまで電源が完備されていることが多くなっています。機内でスマホやPCの充電をしたい人は、あらかじめ航空会社のHPなどで機材を確認しておきましょう。