多種多様な動植物と、2000年守ってきた伝統的な文化が共存する南アフリカの世界遺産、リフタスフェルトの文化的及び植生景観

画像出典:Andrew Hall (CC BY-SA 3.0)

多種多様な動植物と、2000年守ってきた伝統的な文化が共存する南アフリカの世界遺産、リフタスフェルトの文化的及び植生景観

南アフリカの北ケープ州には、厳しい環境にありながらも多種多様な動植物が生息し、さらには2000年も前から生活している民族の伝統的な文化が今でも継承されている地域があることをご存知でしょうか?それがリフタスフェルトの文化的及び植生景観であり、2007年には世界遺産にも登録された観光スポットです。
今回は、そんな南アフリカの世界遺産、リフタスフェルトの文化的及び植生景観についてご紹介いたします。

目次

多種多様な動植物と、2000年守ってきた伝統的な文化が共存する南アフリカの世界遺産、リフタスフェルトの文化的及び植生景観

リフタスフェルトの文化的及び植生景観とは?

出典: Andrew Hall (CC BY-SA 3.0)

リフタスフェルトの文化的及び植生景観とは南アフリカ共和国の北ケープ州のナマクワランド地方北西に位置する砂漠地帯です。この地帯は一見すると単に不毛で荒涼としたごつごつと険しい山が多くそびえたつ場所で、さらには気候も厳しい環境であり、夏は日中が50度を超える日もあるのに対して夜は非常に冷え、露ができるほどです。しかしそのような露を貴重な水分補給の源としているのがこの地域ならではの珍しい動植物となります。その珍しい動植物や、伝統的な生活を営む民族なども含めて文化的にも自然的にも貴重な場所として評価され、2007年には世界遺産に登録された観光スポットとなっています。

この世界遺産の特徴は、砂漠地帯ならではのヒョウやベルベットモンキー、リーボックなどの動物や、珍しい植物を観察することが挙げられます。また地元の民族が半人半植物の伝説定な先祖に見立てて崇拝している、ここでしか見られない木々「Pachypodium namaquanum Welw」なども魅力の一つです。さらには世界遺産に登録されているにもかかわらず、この地域にはナマ人をはじめとする人々が生活していることも特徴で、古くからの生活様式を守って伝統的な放牧生活を営んでいます。

リフタスフェルトの文化的及び植生景観へのアクセス

リフタスフェルトの文化的及び植生景観は南アフリカ共和国の北ケープ州のナマクワランド地方北西に位置しており、ケープタウンの北方向約700㎞の場所にあります。車で移動する場合は8時間ほどの移動時間が必要となりますので、飛行機でリフタスフェルトの文化的及び植生景観の近郊都市まで移動することをおすすめしますよ。空港のある近郊都市としてはスプリングボックがリフタスフェルトの文化的及び植生景観の南方向約150㎞の場所に位置していますので、是非ご利用ください。なおスプリングボック空港からリフタスフェルトの文化的及び植生景観までは車で約2時間半ほどの時間を要します。

リフタスフェルトの文化的及び植生景観のおすすめポイント①:多種多様な動植物

リフタスフェルトの文化的及び植生景観の魅力の一つとして挙げられるのが多種多様な動植物が生息していることでしょう!特にアロエ属が多い多肉植物、巨大植物を観察することができ、さらにはアロエ属の中でも最大の大きさを誇るアロエディコトマも生息していますよ!その大きさはさんと最大で10mもの高さになりますので、是非探してみてはいかがでしょうか?またそれだけではなく約650種類にも及ぶ植物が生育しており、この厳しい自然に適応した植物の多様性は世界でもトップクラスといわれています。さらに植物だけなく野生動物も様々な種類が生息しており、シカほどの大きさを誇るリーボックやダイカー、ベルベットモンキー、オオヤマネコやヒョウなどを見ることが可能です。なおこれらの動物はこの厳しい環境に適応した生態系を持っていますよ。その特徴として毛が短いことや、足が細く脚力があることなどが挙げられます。また鳥類の種類も豊富で、ここで行うバードウォッチングはおすすめですよ!是非南アフリカに観光に訪れた際はリフタスフェルトの文化的及び植生景観に足を運び、厳しい環境ながらも世界でトップクラスの多様性を誇る動植物の姿を見学してみてはいかがでしょうか?

リフタスフェルトの文化的及び植生景観のおすすめポイント②:ナマ人の伝統的生活

出典: Newydd~commonswiki (CC BY-SA 3.0)

リフタスフェルトの文化的及び植生景観の魅力として、この地で2000年も前から生活を続けていたナマ人の存在も挙げられます。半遊牧民であるナマ人はヤギを飼っており、この土地のものを食べて生活している民族で、移動式の住居であるハル・オムスという木と布で作ったテントに居住しています。そして3から4ヵ月ごとに飼っているヤギの食料や水を求めて移動を続けているのです。このような伝統的な生活を現代でも変わらず続けていることを評価され、世界遺産登録の要因にもなりました。そして世界遺産に登録された現在でも、このようなナマ人の伝統的な生活は続いていますよ!伝統的な文化を守り続けるナマ人と、その生活を支えるリフタスフェルトの文化的及び植生景観の共存したこのような姿は、他の世界遺産ではなかなか見ることができない貴重なものとなっています。是非リフタスフェルトの文化的及び植生景観に訪れた際は、このようなナマ人の伝統的な生活が継承され続けている文化を肌で感じてみてはいかがでしょうか?

◎まとめ

南アフリカの世界遺産、リフタスフェルトの文化的及び植生景観についてご紹介いたしました。この世界遺産は、世界でトップクラスの多様性を誇る動植物の観察や、継承し続けてきた伝統的な文化と共存した自然の姿など、様々な魅力が詰まっていますよ!是非南アフリカに訪れた際は、そんな世界遺産リフタスフェルトの文化的及び植生景観に足を運んでみてくださいね。

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