危険な刃物は、当然ながら機内に持ち込むことはできません。では、ハサミについてはどうでしょう?危ないといえば危ないけれど…微妙なところで判断が難しいですよね。そこで今回は、ハサミ類を飛行機に持ち込む際の注意点についてまとめてみました。
目次
飛行機にハサミは持ち込める?持ち込めない?悩ましい疑問にお答えします
化粧用ハサミなどは持ち込み可能
眉毛カットや鼻毛切り用などの小さなハサミについては、機内への持ち込みはOKです。ほかにも、爪切りや裁縫用の小さな携帯バサミなども、飛行機に持ち込むことができます。
手荷物検査の際には、これらの小型ハサミ類は化粧ポーチなどにまとめ、ポーチごとカバンから出しておきましょう。
ただし形状や機能によっては、日本の出国時にはOKでも海外の空港で没収されてしまうこともあるので、とくに機内で使う予定がない限り預けてしまった方が無難です。
ボーダーラインは「刃体6cm」
具体的にいうと刃先が尖っていて、かつ刃体の長さが6センチメートルを超えるものは、手荷物として機内に持ち込むことはできません。化粧用やお手入れ用であったとしても、長めのハサミを持っていきたいという人は注意してください。
刃体6cmを超える長いハサミでも、受託手荷物として預けることは可能です。前項でも触れましたが、必要がない限りは、刃の付いた道具はできるだけ預けた方が良いでしょう。渡航先でお土産等として購入したハサミ類を気づかずに手荷物に入れたままにしてしまい、泣く泣く捨てざるを得なかったというケースも、たまに聞かれます。
機内での使用も可能
手荷物検査をクリアした小型ハサミであれば、フライト中に機内で使っても大丈夫です。飛行中にお手入れをしたいという方は多いでしょうが、くれぐれも周囲に気を付けて扱ってください。
ただし、シートベルト着用のランプが点灯している間は、使用してはいけません。また、飛行機の離陸後や着陸前などの揺れやすい状況下でも、なるべくハサミ類は出さないようにするべきでしょう。
◎まとめ
先端の尖っていない、刃体6cm以下のハサミであれば、手荷物として飛行機内への持ち込みが可能です。持ち込んだハサミ類は、基本的に飛行機内での使用もOKです。刃体6cmを超えるハサミ類でも、受託手荷物として預ければ、海外に持っていくことができます。ただし、小型の化粧用ハサミ等であっても、場合によっては手荷物検査で没収されてしまうこともあります。機内で使う予定がない限りは、受託手荷物として預けることをおすすめします。