ソビエト連邦から独立を果たしたベラルーシは、内陸の国の中では最北端に位置する国。ベラルーシの国土の4割以上が森林に覆われ、国内の湖の数はなんと1万以上！自然が豊かな美しい国なんです。そんなベラルーシの近隣国には治安が不安定な国もあるので、事前に治安情報を収集しておくと安心です。
決して治安が悪い国ではありませんが、訪れる際には最低限の注意は必要。安全対策をしっかり行って、快適な旅に出掛けましょう。
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【ベラルーシの治安】穏やかで美しいベラルーシでも最低限の注意は忘れずに
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1. 外国人を狙ったスリや強盗に注意！
ベラルーシの治安は近隣諸国に比べると比較的良好とされていますが、都市部や観光地などでは外国人を狙っスリや強盗が発生しているので油断はできません。都市部には人も多く、犯罪者が潜んでいる可能性が高いので注意が必要です。外国人は目立つ存在である事を忘れずに行動しましょう。
またベラルーシの観光地では世界中からの観光客が多く、治安も良いのでついつい気が緩みがち。美しい建物や景色に見とれていたらいつの間にか貴重品が無くなっていた、ということがないよう身の回りの持ち物には常に注意が必要です。あまり多くの現金を持ち歩かずに、カード類やパスポートは特に厳重に管理しましょう。
2. 大勢の人が集まる場所はなるべく避ける
治安が良いとされるベラルーシですが、過去にはイベント会場や地下鉄の駅構内で爆発事件が発生しています。報告例はそれほど多くはありませんが、ベラルーシ滞在中に同様な事件が発生する可能性はゼロではないため、警戒する必要があります。
大勢の人が集まるセレモニーやイベント会場は狙われやすい為、できる限り近づかないようにしましょう。やむを得ない場合は周囲の状況に気を配り、警戒するようにしてください。少しでも何かおかしいと感じたら、安全を第一に考えて行動するようにしましょう。ベラルーシだけでなく、近隣諸国や世界の治安情勢の情報も収集しておくとより安心です。
3. 車上荒らしに警戒
ベラルーシは治安の面でそれほど心配することはありませんが、スリや強盗と並んで外国人でも巻き込まれやすい犯罪が車上荒らし。徒歩や交通機関に比べて、車での移動はつい気も緩みがちです。スーパーの駐車場などに車を停めておき買い物を終えて戻ってくるとタイヤがパンクしていて、タイヤ交換をしている隙に犯人グループに車のドアを開けられバッグなどの所持品を盗まれた、というケースが報告されています。
ベラルーシでは最低限の注意をしていれば凶悪な犯罪に巻き込まれる心配はあまりありません。しかし金品を狙った犯罪に巻き込まれる可能性は十分あるので、常に警戒は必要です。
4. 公共交通を利用する際は慎重に
ベラルーシ国内での移動手段は様々ありますが、観光客にとって便利なのがバスやタクシー。治安が良いベラルーシでは公共の交通機関を利用する際に必要以上に警戒する必要はありませんが、バスに乗る場合は少し注意が必要です。特に通勤通学の混雑する時間帯には、金品目当てのトラブルに巻き込まれる可能性も。
観光客は目立つ存在なので、服装や所持品には注意が必要です。日本人はお金をたくさん持っているというイメージはここベラルーシでも定着してしまっているので、特に狙われやすいということを忘れないでください。最低限の注意を払っていれば、特に問題なく快適に利用することができます。
5. 夜間の外出は控える
ベラルーシは治安も良く夜間の外出も近隣諸国に比べるとそれほど警戒する必要もありませんが、最低限の注意はやはり必要です。夜景が美しい場所も多く、夜間はバーやレストランなどは賑わいを見せています。ベラルーシの夜を満喫したいのであれば、あくまで安全を最優先に考えて行動してください。
人気が無く薄暗い通りなどは避け、明るく人通りの多い道を選びましょう。そしてできれば移動は徒歩ではなくタクシーを使うとより安心です。一人の場合は、特に夜道を歩くのは危険。日が暮れると場所によっては治安が悪くなる場合もあるので、なるべく外出は避けた方が良いでしょう。
6. 注意喚起が出ているエリアには近づかない
隣国のウクライナで発生した、チェルノブイリ原子力発電所の事故の影響は、ベラルーシに今もなお及んでいます。事故から数十年経過した現在でも、ベラルーシ南東部では放射能汚染の影響は残っていて、一部の地域では強制退去区域に指定されています。
治安の面ではそれほど不安要素は無いものの、放射能の影響は大きく十分な警戒が必要。事前に危険地域の詳細情報を収集して、危険なエリアには近寄らないようにしましょう。原発事故による不安要素が原因で、治安の悪化につながる可能性もあるので、不用意に南東部へは行かないようにしてください。
◎まとめ
美しい街並みと豊かな自然を誇るベラルーシ。治安もそれほど悪くはないので、安心して観光できる国の一つです。それでもやはり、外国人は目立つ存在。治安が良いからと言って、無防備になるのは危険です。狙われるリスクがあることは忘れないようにしましょう。事前に近隣諸国も含めた治安情勢の情報収集をしておけばより安心。安全対策を万全にして、快適な旅を楽しんでください！
