【パナマの治安】危険地域の把握と、観光地別の安全・健康対策は必須!

【パナマの治安】危険地域の把握と、観光地別の安全・健康対策は必須!

北アメリカ大陸と南アメリカ大陸を結ぶ中米の国パナマ。パナマといえば、中南米らしい豊かな自然と、対照的な首都パナマシティの近代的な街並みのイメージがあります。パナマの観光地といえば、パナマ運河や貴重な動植物の宝庫である世界遺産のダリエン国立公園、クナ族の自治区でシュノーケリングスポットのイスラ・ペロ、パナマシティの構造ビル群に囲まれたメトロポリタン自然公園などが有名です。

そんなパナマの治安状況はどうでしょうか?決して国全体の治安が良いというわけではないので、渡航前に安全情報をよく確認する必要がありそうです。観光の際に気を配るべきパナマの治安についてご紹介するので、ぜひ参考にして下さいね。

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【パナマの治安】危険地域の把握と、観光地別の安全・健康対策は必須!

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1. ダリエン県、コロン市、首都旧市街には近づかない!

外務省によるパナマの治安情報では、危険レベル指数がゼロの地域と、レベル1か2になっている地域があります。レベル2になっている場所は、世界遺産ダリエン国立公園のあるダリエン県。自然豊かな地域ではありますが、それ故に未開発なエリアが多く、ゲリラが潜んでいる可能性を示しています。治安が悪い所には行かないにこしたことはありませんが、ここに住む先住民族の文化体験に魅了される観光客がいます。

もし行くのであれば、首都パナマシティから出発する信頼のおけるツアーに参加すべきです。また、パナマ運河の北の玄関口であるコロン市の治安の悪さは有名なので、観光には向きません。さらに、首都パナマシティを含むいくつかの町が危険レベル1に該当しています。とくにパナマシティの旧市街は危険なので、できるだけ市内観光で近づくのは控えましょう。

2. 麻薬取引の現状を知り、巻き込まれないようにすること

出典: Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)

外務省のパナマ治安情報では、麻薬犯罪やテロに関する注意喚起を促すことが度々ありました。パナマを旅行するにあたり、国の現状を把握しておくことはとても大切です。パナマは南米と北米の結節点にあり、しばしば麻薬取引の中継拠点として利用されています。それに伴い、犯罪や事件の件数が増えています。

とくに、危険度レベル2のダリエン県では、治安当局が厳重に監視を続けています。青少年による集団犯罪も治安上の問題になっていて、大都市みならず地方にまで繰り出しているとか。日本人観光客も、旅券や財布を盗られるなどの被害がでています。危険度レベルに関わらず、パナマ観光の際は十分に注意する必要があります。

3. 正式なタクシー会社のタクシーだけ使う

出典: hanohiki / PIXTA(ピクスタ)

海外旅行に行けば、どこの国でも移動手段にバスやタクシーを使う機会はあるでしょう。ただし、パナマでとくに治安の悪い地域として指定されているエリアでは、タクシーの利用にも注意すべきです。2016年にも在パナマ大使館から、パナマシティ内で起きた流しのタクシーやショッピングモールの客待ちタクシーの運転手による強盗事件について、注意喚起が出ています。空港から出ている正規のタクシーは色が白く、白地のナンバープレートに青で「SET」と記載されていますから、それ以外には乗らないで下さい。

空港以外でタクシーを利用する場合は、ホテルなどで頼んでもらいましょう。治安が不安定なパナマでは、略奪されたタクシーが町を走っている可能性さえあります。人の多い場所で乗り降りする、信頼のできる人と複数で乗車する、タクシーは利用せず信頼できる知人に頼るなどの治安対策が必要でしょう。

4. トラブル回避のさまざまな対策

世界では一般的に、日本人はお金を持っているという意識があるようです。決して治安の良くないパナマには旅行しないことをお勧めしますが、もし行くのであれば、治安情報の取得と対策は必須です。パナマに来て、危険レベル1の首都パナマシティを通らない観光客はあまりいないでしょう。

日中の明るい時間に発着する飛行機を選ぶ、正規のタクシーのみ利用する、新市街にある安全性の高いホテルに泊まるなど、最低限できる治安対策は欠かさないようにしましょう。外出時はジーパンとTシャツに少な目の荷物など、なるべく観光客と悟られない恰好をするなどの工夫も考えられますね。路線バスは多くの人が利用していて便利ですが、スリには気を付けてください。

5. 衛生面での治安について考える。感染症に注意!

出典: Jackpamun / PIXTA(ピクスタ)

外務省のパナマ治安情報には、感染症に関する注意の呼びかけも度々みられます。パナマの気候を考えれば、日本の夏と同じように食中毒や食べ物からの感染症に気を付けるのは当然ですね。レストランで出されるものであっても、怪しいと感じたら口にするのはやめておきましょう。現地の食事が合わない時のために、日本から安全な食べ物を持って行くというのもありですね。

衛生面での治安ということであれば、蚊を介した感染症や狂犬病についても注意しておいた方が良いでしょう。パナマのどの地域に行くかによって、治安対策も全く異なってきます。たとえば、ミネラルウオーターを持参して行かなければならないような離島もあるので、あらかじめ情報収集をしてからの渡航を心がけてください。

◎まとめ

日本では考えられませんが、パナマのレストランではよく警備員が監視しています。そして、むしろそういうレストランを選んで入ってくださいね。意外なことに喫煙率は低いので、たばこを吸う人はマナー違反にならないよう要注意です。

ここまで見てきたように、パナマには危険レベル1や2になっている地域がいくつか存在します。この地域の滞在時間はなるべく少なく、滞在する際には細心の注意を払って行動するようにしましょう。

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