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【イスラエルの治安】主要な観光地巡りは安全?渡航時の注意点を紹介!
中東に位置するイスラエル。「戦争」にまつわるイメージが多い国として、治安に不安を感じるかもしれません。実際にテロや事件のニュースを見かけた人も多いことでしょう。それでも、イスラエルは観光立国として世界中から多くの観光客を集めている国でもあります。そんなイスラエルを旅行するときの治安に関する注意点を今回はまとめました。次回の旅行の際に参考にして安全で楽しい旅にしてもらえることを願っています。
目次
【イスラエルの治安】主要な観光地巡りは安全?渡航時の注意点を紹介!
1. 戦闘発生地域には近づかない
イスラエルには治安を懸念して外務省から渡航中止勧告が発令されている地域があります。それは、ガザ地区、ヨルダン川西岸地区、レバノン国境地帯です。パレスチナ自治政府が管轄するガザ地区、ハマスが実効支配する西岸地区は2014年以降、断続的にロケット発射など戦闘が勃発している地域であり、移動の制限が行われているので治安状況をよく調べるようにしましょう。
また、レバノン国境地帯はイスラム教シーア派組織ヒズボラが支配しているレバノン南部と接している地域のため、治安の良し悪しを予測することが困難な地域になっています。渡航する場合は、最新の情報を確認してくださいね。
2. 公共交通機関の利用を出来る限り避ける
イスラエルでは、路線バスやシェルートと呼ばれる小型乗り合いバス、鉄道はテロの標的になりやすいため、出来る限り利用しないことをおすすめします。実際にエルサレムでバス爆破事件や、路面電車を狙った爆発未遂事件なども確認されています。これらのテロは通常、外国人旅行者ではなく、現地人を狙って計画されるものなので、人が密集する乗り物は標的にされやすいのです。
このような治安状況を考慮してイスラエル国内を移動する際は、治安の良いチャーターバスやタクシーを利用するようにしましょう。また西岸地区ではヒッチハイクによる誘拐事件や犯罪も発生しているので、イスラエルの西岸地区ではヒッチハイクはしないようにしてください。
3. 兵士の集まる場所、デモ・集会からは距離を取る
イスラエル軍の兵士が集まっているところには興味本位で近づかないようにしましょう。予期せぬ治安の悪化により、衝突が発生する場合があります。無許可でカメラを向けたりすると、カメラを没収されたり、拘束、逮捕の可能性もあるので、必ず許可を取った上で撮影をするようにしてください。
また、デモや集会に遭遇した場合は速やかにその場を離れてください。治安の先行きが読めず、無秩序の空気に突然変容する場合もあります。治安の変化には敏感でいるようにしましょう。また過去に大規模デモ、集会が行なわれた場所では、道路封鎖、車両検問が頻繁に行なわれていることもある点に留意してください。
4. 露出の多い服装を控える
イスラエル首都エルサレムの一区画にメア・シェアリームと呼ばれる地域があり、超正統派のユダヤ人が暮らしています。男性はスーツに黒帽子といった装いが多く、宗教上、肌を露出した格好で出歩くことを推奨していません。
イスラエルの他の地域と比べて治安が悪いわけではないので観光することはできますが、短いスカートなどで入場することを禁止する看板が掲げられているところもあります。「郷に入っては郷に従え」の気持ちを持ち、いたずらに治安を悪化させるようなことはせず、現地イスラエルの文化を尊重した観光をしましょう。
◎まとめ
イスラエルの治安状況は常に変化する可能性があるので、最新の情報を得ることをおすすめします。外国人観光客が多数訪れる首都エルサレムやティベリア、テルアビブの観光スポットなどは治安が安定しているので、観光する上で必要以上に治安の悪化を恐れることはないでしょう。今回紹介した情報を参考にして、ぜひイスラエル観光を楽しんでくださいね。