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タンザニアは比較的治安の良い国です。 毎年およそ100万人の観光客がタンザニアを訪れていますが、ほとんどの方がトラブルフリー!旅行会社のツアーに参加すれば、何の心配もありません。しかし残念ながら、スリや置き引きは他国のように横行している模様。旧首都ダル・エス・サラームやアル―シャのような大きな都市を訪れる際は要注意です。それでは、タンザニアの治安についてご紹介しましょう。
目次
【タンザニアの治安】公式の観光ツアーはトラブルフリーで比較的安全!
1.ダル・エス・サラームや有名観光地でのスリやひったくりに注意
旧首都のダル・エス・サラームでは、市内中心部やバスステーション、半島エリア、ココビーチでスリや窃盗が多発しています。車やバイクに乗って後ろから狙われるケースが多いので、なるべく道の端に寄って歩きましょう。もちろん、車道側にバッグを持ってはいけませんよ!
万が一取られてしまった場合は、抵抗したり追いかけたりしないこと。そのまま引きずられてしまったらとても危険です。そのため、外出の際はパスポートのコピーと小銭のみを持ち歩くなど、所持品を最小限に留めておくことをおすすめします。ホテルのセーフティーボックスを上手く活用しましょう。
2.国立公園でのツアーはガイドに従うこと
慎重な旅の計画は、サファリを最大限に楽しむためにも重要です。 タンザニアの国立公園内でのキャンプを希望する場合は、公式サイトのツアーに申し込むと良いですよ。公園内の治安は特に問題ありませんが、広大な敷地内でトラブルが起きたら大変!緊急連絡先や避難先は必ずチェックしておいてください。
また、野生動物を観察する際は、公園の規則をしっかり守って監視員の指示に常に従いましょう。相手は自然、いつ何が起こるかわかりませんよ。国立公園に入る前には、正規書類や許可証の申請をお忘れなく。
3.ブルンジとの国境周辺やキゴマ地域は危険
外務省が配信する海外安全情報で、「危険レベル3」に指定されているブルンジ共和国との国境エリア。ここでは、車両盗難を含む武装強盗が多発しています。観光客のための施設はほとんどありませんが、やむを得ず車で通過する場合は夜間は絶対に避けるようにしましょう。
タンガニーカ湖への観光拠点となっているキゴマもまた、車両事故の多発地域。盗難だけでなく、舗装されていない道で不慣れなドライバーが事故を起こし、観光客が犠牲になる事案もあります。もし警察官に止められた場合は、必ず身分証の提示を求め本物の警察官であるかを確認してください。それほど武装強盗が多い場所です。
4.ダル・エス・サラームからザンジバル島へのフェリーは安全?
タンザニアを訪れる目的として、ザンジバル島を挙げる方も多いですよね。ダル・エス・サラームから高速船で約90分とアクセスが良いことから、人気のリゾート地として人気を博しています。しかし残念なことに、このザンジバル行きのフェリーに関わる災害が起きているというのです。
かつては過負荷になっているのにそのまま出航したり、緊急時のマニュアルがなくライフジャケットなどの設備もないまま運行しているフェリーもあったのだとか。そんな悪徳会社も今では倒産し、残ったのは比較的安全な2社のみ。中でも「アザム・マリン(Azam Marine)社」がおすすめです。
チケットはフェリーターミナルにて当日に購入することができますが、このフェリーターミナルも観光客が多いため治安があまり良くありません。盗難やスリに遭わないよう、充分に注意しましょう。
◎まとめ
スリや窃盗はどの観光地でも起こり得ますが、旅の注意事項をしっかり守り正規のツアーに参加して行動していれば、多少のトラブルは回避できます。外出時は貴重品を持ち歩かず「いかにも観光客」という服装を避けるなど、旅慣れた軽装で過ごすのも手ですよね。タンザニアには日本では見られない美しい自然が溢れているので、ぜひ一度訪れてみてください。