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アラブ首長国連邦は、7つの首長国からなる連邦国家。石油や天然ガスの産出国として、首都のアブダビやドバイを中心として発展し、近未来的な街には世界各国から観光客が訪れます。治安が良いイメージがありますが、楽しい旅にするためにも最低限の注意は必要です。また、イスラム教国家であり、戒律を厳格に守っている地域もあるため、旅行者であっても配慮が必要です。アラブ首長国連邦の治安や注意事項、その対策をご紹介します!
目次
【アラブ首長国連邦の治安】治安よりもイスラムのルールに注意して!
1. 女性は性犯罪に注意
アラブ首長国連邦で頻繁に報じられている犯罪が性犯罪です。比較的治安の良い国ですが、女性は特に注意が必要。スークなどで売り子が体に触ってくることがあり、きっぱりと触らないように言うことが重要です。
また、タクシー運転手が性的な嫌がらせに及ぶことがあり、車内や人気のない場所、砂漠地帯に連れ込んで性的暴行を加える事件も発生しています。タクシー乗車時は必ず後部座席に座ること、また、ヒッチハイクや現地で知り合った人の車に乗車するのも避けたほうがいいでしょう。
2. 観光客が多い場所ではスリに注意
アラブ首長国連邦は、アブダビやドバイを中心に近代化しています。特にドバイには、ドバイ・モールやイブン・バトゥータ・モールなど多くの大型ショッピングセンターが充実。欧米諸国や日本、中国などからの多くの外国人観光客でにぎわう場所なので、警備員などが配置されていますが自身でもスリにも警戒が必要です。
必要以上に警戒して、緊張することはありませんが、油断していると狙われることもあります。カバンはしっかりとファスナーなどを閉めて持ち、レストランの席に置きっ放しにしないなど最低限の注意は必要です。
3. 肌の露出や飲酒にも注意
アラブ首長国連邦はイスラム教の戒律を守っている治安の良い国です。ドバイやアブダビは比較的緩い雰囲気がありますが、旅行者も習慣を尊重することが必要。飲酒については、自宅やレストラン、バー等の指定された場所以外では違法となります。
また、男女ともに肌を露出した服装は避けるようにしてください。施設への入館の拒否や嫌がらせを受ける原因となります。また、公共の場所でのハグやキスなどもやめておきましょう。このことが原因で逮捕されてるケースも。また、ラマダン(断食月)中は、旅行者であっても夜明け前の礼拝の呼びかけ前から日の入りまでの間は人目につく場所での飲食や喫煙は控えましょう。アラブ首長国連邦のルールを知り、自分自身が治安を乱すことがないようにしてくださいね。
4. テロについての注意
アラブ首長国連邦は、比較的治安が良い国ではありますが、世界各国でイスラム過激派の単独犯によるテロは起こっています。2014年には、イスラム過激派の思想を持つと思われる者が殺害事件を起こしています。
このようなテロについては、防ぎようがない面もありますが、情報収集や危機管理意識を持つことが重要です。アラブ首長国連邦の治安の良さを過信せず、注意しましょう。
◎まとめ
比較的治安が安定していると言われているアラブ首長国連邦ですが、旅にトラブルはつきものです。その国のルールを知り、必要最低限の注意をすることが重要でしょう。夜は昼に比べ危険と言われる国が多いですが、アラブ首長国連邦は日中の暑さから夜間に外出する人が多いため、夜間でも比較的安全です。ただし、怪しいと感じる場所や路地には立ち入らないようにしましょう。