白亜の街全体が世界遺産！テル・アビーブのホワイト・シティ、近代化運動

「テル・アビーブのホワイト・シティ、近代化運動」は2003年に登録されたイスラエルの世界文化遺産です。エルサレムの北西56キロに位置するイスラエルの大都市、テル・アビーブは美しい地中海に面しています。澄んだ青い海の地中海とホワイト・シティ（白亜の街）、そのマッチングは想像しただけでもワクワクしますね。それでは世界文化遺産「テル・アビーブのホワイト・シティ、近代化運動」をご紹介しましょう。

「テル・アビーブのホワイト・シティ、近代化運動」とは

世界文化遺産になっている「ホワイト・シティ」とは、イスラエルの首都であるエルサレムから北西へ約56キロ、地中海に面するイスラエル第一の都市テル・アビーブにある近代的な市街地のことです。

はじまりは1909年、イギリスの統治下にあったパレスチナにユダヤ人居住地として建設されました。1948年にはこの地でユダヤ人の国家イスラエルとして独立を宣言1930年代初頭から1948年にかけて現代的な白いビルが続々と建設され、これが後にホワイト・シティと呼ばれるようになりました。

このホワイト・シティは現代的・組織的に建築されたビルや住宅の建造物群です。ヨーロッパ各国で知識と経験を積んだ移民建築家が設計を担当し、建築の近代化運動で目指した調和効果を見事に実現しました。その歴史的な価値も含めて世界遺産に登録されました。

「テル・アビーブのホワイト・シティ、近代化運動」へのアクセス

日本からテル・アビーブまでの直行便がないため、アジアやヨーロッパの空港で乗り継ぐことになります。日本からトルコ航空のイスタンブール経由を利用の場合、テルアビブまでの所要時間は約15時間、ヨーロッパ経由では経由地によって異なりますが、所要時間は約15時間から約18時間（いずれも乗り継ぎ時間は除きます）。

イスタンブールからテルアビブのベン・グリオン国際空港までは所要時間が約2時間。そしてベン・グリオン国際空港からテルアビブの中心まで約24キロで車なら約40分、電車なら空港からテルアビブまで乗車時間は約15分です。電車の本数があまり多くなく20から30分間隔となります。

テルアビブの中心街のかなりの部分が世界文化遺産「テル・アビーブのホワイト・シティ、近代化運動」の世界遺産登録範囲となっています。

「テル・アビーブのホワイト・シティ、近代化運動」おすすめポイント①：ディゼンコフ広場

世界文化遺産「テル・アビーブのホワイト・シティ、近代化運動」のエリア内にあるオシャレな円形の広場「ディゼンコフ広場（Dizengoff Sq.）」。テル・アビーブのホワイト・シティの散策はディゼンゴフ広場からスタートするのがオススメ。この開放的なディゼンコフ広場からの眺めはホワイト・シティの雰囲気を感じるのにピッタリですよ。広場では骨董市などのイベントも開催されます。ディゼンゴフ広場近くはオシャレでスタイリッシュなホテルも多いので、宿泊にもオススメですね。

「テル・アビーブのホワイト・シティ、近代化運動」おすすめポイント②：ロスチャイルド通り

「ロスチャイルド通り（Rothchild Biv）」は、世界文化遺産「テル・アビーブのホワイト・シティ、近代化運動」のエリア内にあるテルアビブ屈指の目抜き通り。緑が映える爽やかな大通りです。ロスチャイルド通りの両サイドには活気のある店と共に、「ホワイト・シティ」を象徴するような白い建物が建ち並びます。朝早くから夜中までやっている飲食店も数多くあり、どこもモダンで洒落た雰囲気です。歩道も広く、治安の面でも比較的安心できるスポットです。地中海に面した世界文化遺産「テル・アビーブのホワイト・シティ、近代化運動」の中にあり、さわやかなリゾートの雰囲気を味わえますよ。

注意事項

イスラエルのテルアビブは治安も比較的よく、旅行をしやすい場所といえます。しかしパレスチナ問題など国際的な不安材料もあり、テロなどの不測の事態が起こらないとはいい切れません。外務省のHP海外安全情報の確認、渡航中は危険地帯へは立ち入らない、夜間の女性だけの外出は避けるなど、海外旅行のする上での基本的な注意は怠らないようにしましょう。

また日中は紫外線が強いため、日焼け止めと帽子は必携です。サングラスもあると便利でしょう。水筒やミネラルウォーターなどを携帯して、こまめに水分をとるようにしましょう。

◎まとめ

イスラエルの世界文化遺産「テル・アビーブのホワイト・シティ、近代化運動」をご紹介しました。近代的なビルディングが建ち並び、おしゃれなお店や地中海に面しリゾート感も味わえる観光地。エキゾチックな中東の雰囲気とともに、ラグジュアリーな大人の旅を楽しんでみてくださいね。

白亜の街全体が世界遺産！テル・アビーブのホワイト・シティ、近代化運動