世界遺産ベート・シェアリムの墓地遺跡:ユダヤ再興を示すランドマーク

画像出典:Nis101 (CC BY-SA 4.0)

世界遺産ベート・シェアリムの墓地遺跡:ユダヤ再興を示すランドマーク

「ベート・シェアリムの墓地遺跡:ユダヤ再興を示すランドマーク」は、2015年に登録されたイスラエルの世界文化遺産。日本語では、「ベート・シェアリムのネクロポリス – ユダヤ人の再興を示す中心地」とも訳されています。

第二次ユダヤ戦争の後にエルサレムの外につくられた初期ユダヤ教の墓地で、初期ユダヤ教の中心地でした。ここでは、ベート・シェアリムの墓地遺跡:ユダヤ再興を示すランドマークについてご紹介します。

目次

世界遺産ベート・シェアリムの墓地遺跡:ユダヤ再興を示すランドマーク

ベート・シェアリムの墓地遺跡:ユダヤ再興を示すランドマークとは?

出典: CarmelH1 (CC BY-SA 4.0)

「ベート・シェアリムの墓地遺跡:ユダヤ再興を示すランドマーク」は、イスラエル3大都市の一つとされる地中海沿いのハイファという町の南東にあります。ベート・シュアリム国立公園内にあり、紀元前2世紀以降に建設されました。複数のカタコンベ(イタリア語で地下の墓所の意味)で構成されており、ローマ帝国に対するバル・コクバの乱(第二次ユダヤ戦争に)敗れた後のユダヤ人たちによるもの。エルサレムの外につくられた初期ユダヤ教の墓地です。

ベート・シェアリムの墓地遺跡は、ギリシア語やアラム語、ヘブライ語で書かれた絵画や碑文が見つかりました。様々な文化的影響を含め、2世紀から4世紀にかけて再興したユダヤ人たちの文化的伝統を示し、この地が初期ユダヤ教の中心地であったという証拠となります。

ベート・シェアリムの墓地遺跡:ユダヤ再興を示すランドマークへのアクセス

日本からテルアビブまでの直行便はないので、アジアやヨーロッパの空港で乗り継ぎとなります。日本からはトルコ航空のイスタンブール経由でテルアビブまでは所要時間が約14時間40分です。ヨーロッパ経由の場合の所要時間は15時間から18時間ほど。

イスタンブールからテルアビブのベン・グリオン国際空港への所要時間は約2時間10分、ベン・グリオン国際空港からベート・シュアリム国立公園へは約100kmです。

ベート・シェアリムの墓地遺跡のおすすめポイント2

ベート・シュアリム国立公園

出典: Hanay (CC BY-SA 4.0)

世界遺産のあるベート・シュアリム国立公園には、ハイキングコースや洞窟、お土産物販売や軽食の用意があるビジターセンターなどがあります。このベート・シュアリム国立公園内には、メノラ洞窟という洞窟があり、ビジターセンターではこのメノラ洞窟のガイドツアーをしてくれます。詳しく知りたい方は、ぜひガイドさん同行で見学してください。

ベート・シュアリム国立公園内は、2時間から4時間程度で見て回ることができるので、世界遺産の見学と併せてのんびりハイキング、公園内散策するのもおすすめです。

チューリップワイナリー

「ベート・シェアリムの墓地遺跡:ユダヤ再興を示すランドマーク」から車で約20分ほどの場所に、チューリップワイナリーがあります。ここではブドウ畑の見学やワインのテイスティングなども行っており、ワイン好きな方におすすめ。

イスラエルと聞いて、ワインはあまり思い浮かばないかもしれませんが、イスラエルワインは近年では世界的なワインブランドになりつつあるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

注意事項

イスラエルは報道などでは紛争や事件が取り上げられますが、実際にイスラエルを旅行した人の多くが、のんびりとした平和なイスラエルに驚いてるという話を聞きます。国内、海外を問わず旅行をするにあたり、自己責任で気をつける必要がありますが、イスラエルも同様と考えられます。

また、気候は温暖で、気温は日本と同じぐらいかやや高めです。標高差が大きいので、気温の差にも注意が必要。朝と晩は肌寒い場合もありますので上着を1枚用意していくことをお勧めします。イスラエルの日中は太陽の紫外線が強いため、日射し対策は必須。帽子やサングラスを持って行き、水分補給もこまめにしてくださいね。

◎まとめ

初期ユダヤ教の墓地である世界文化遺産「ベート・シェアリムの墓地遺跡:ユダヤ再興を示すランドマーク」をご紹介しました。ユダヤ教の歴史を知ることができる世界遺産なので、ぜひ訪れてみてくださいね。

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