名称:吉備津神社
住所:岡山県岡山市北区吉備津931
公式・関連サイトURL:http://www.kibitujinja.com/
吉備国(きびのくに)岡山県は、京都・大阪・奈良という古都に比べてのどかで静かな印象もありますが、パワースポットに関しては古都を上回るような重要なスポットが数多くあります。土師方という地名もある古来備前焼の産地で、渡来人による産業が盛んに営まれた古代の技術都市。たたら製鉄の技術もこの地から広まったとされて、非常に豊かで進んだ技術を誇っていました。
大和朝廷中心の神話でも触れられているほどの大きな勢力で、古代史の重要なパワースポット。それは瀬戸内海の海路と住みやすい気候と砂鉄などの資源の上に積みあがったもの。古代ロマンと技術と産業に思いを寄せつつ、現代に伝わるパワースポットを紹介します。
目次
パワースポットなら吉備国へ行こう!岡山のパワースポット5選
目次を閉じる
1.吉備国を開拓した大吉備津彦大神を祀る「吉備津神社」
大吉備津彦大神が主祭神である山陽道屈指の大社・一宮が吉備津神社です。『古事記』や『日本書紀』では、大吉備津彦大神は皇族の一人で吉備国を平定して開拓したとされています。伝説では、温羅(うら)という鬼を討伐したとされています。鬼ヶ島に住んでいた温羅を三人の家来とともに討つ話は桃太郎伝説の原型。その温羅の鬼の首を鎮めた吉備津彦神社の釜が今も伝わっています。
吉備津神社ではその釜を使った釜鳴神事という特殊な神事が有名。釜で湯を沸かして玄米を振ったときの音の高低や大小で吉凶を占うという珍しい神事で、釜を作る鉄器の鋳物文化と関係しているとも言われています。そんな神事のある吉備津神社は岡山の伝説の源流であり人気を誇るパワースポット。岡山の1000年以上の長い歴史と伝説に触れられる吉備津神社のパワーをぜひ感じてみてください。
2.巨石・八畳岩と神仏習合が色濃く残るパワースポット「最上稲荷山妙教寺」
古代からの伝説が残る岡山の地には多くの寺院があります。その中でもひと際大きな存在なのが、高さ27mの大鳥居が迎えてくれる最上稲荷。最上稲荷山妙教寺という正式名からも分かるように、お寺と鳥居が共存する神仏習合の形が色濃く表れ、八畳岩という巨石が最上神社と奥の院の間にあります。
最上稲荷は1200年以上の歴史を持ち、752年に孝謙天皇のご病気を平癒させるための祈願を八畳岩でしたことが起源。その後、桓武天皇のご病気も治されたこの地に、龍王山神宮寺が創建されました。しかし戦国時代の戦火で焼失、1601年に最上稲荷として再建されました。
最上稲荷は京都伏見、愛知豊川と並ぶ三大稲荷として現在でも親しまれています。巨岩を基にした神仏習合の一大パワースポット、最上稲荷。古代から戦国時代を経てずっと人々の信仰の中心であったパワーに今も触れられる場所です。
名称:最上稲荷山妙教寺
住所:岡山県岡山市北区高松稲荷712
公式・関連サイトURL:https://www.inari.ne.jp/
3.巨石遺跡に陶器製造とたたら製鉄技術のおもかげ「石上布都魂神社」
石上布都魂神社(いそのかみふつみたまじんじゃ)は、赤磐市にある歴史の深いパワースポット。現在のご祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと)ですが、もともとは宝剣・十握剣(とつかのつるぎ)に宿る布都御魂(ふつみたま)とされていました。十握剣は素盞嗚尊がヤマタノオロチを退治した時の神剣。社殿の裏400mほどの山頂に本宮があり、本宮の背後には足を踏み入れられない巨石遺跡があります。
備前国総社神名帳では128社中2位に記載されている石上布都魂神社。吉備国周辺は大和朝廷よりも高い技術を持ち繁栄していたという歴史があったと地元では言い伝えられています。「土師方(はじかた)」という地名は備前焼の発祥の地であり陶器職人を表し、周囲は砂鉄が多くて銅も産出。たたら製鉄が行われた昔の人にとっては大切な鉄器生産の場であったともいわれるパワースポットです。
名称:石上布都魂神社
住所:岡山県赤磐市石上1448
公式・関連サイトURL:http://www.akaiwa-kankou.jp/spot027.html
4.竜宮城の乙姫さまをお祀りする海洋・巨石信仰の「玉比咩神社」
玉野市にある玉比咩神社は海洋の神、巨石信仰のパワースポットです。この神社のご祭神は竜宮城伝説の乙姫様。浦島太郎の昔話に登場する、海洋信仰のひとつで、美しい女性の神様です。境内には大きな霊岩・立石が鎮座。高さ12mの巨石には伝説が残っています。
昔、入江だったこの地にあった巨石から、火の玉が飛び出して3か所へ飛び去りました。その3か所は山の真ん中あたりにある「臥龍稲荷神社奥宮」「西大寺の観音様」「牛窓」で、いずれも聖地。それほどこの巨石は珍しく信仰の対象となっていた証でしょう。また、この玉比咩神社には「支綱」のお守りがあります。支綱とは、船が陸上で組み立てられて初めて水に入る際の支えの綱。海洋の神らしいお守りですね。
名称:玉比咩神社(たまひめじんじゃ)
住所:岡山県玉野市玉5-1-17
公式・関連サイトURL:http://tamanokankou.com/kankou/tamahime
5.滝を裏から見られる絶景スポット「岩井滝」
岩井滝は岡山県北部、鳥取県との県境にある三国山の南山麓、標高830mの深い森にある自然に囲まれたパワースポット。大きな岩の下に入って裏からも眺める事ができる、珍しい滝としても人気があります。岩井滝は駐車場から400mほどの遊歩道を登った場所にあり、滝の高さはおよそ10m、幅は6m。滝の手前あるのは国の名水百選に選ばれた湧水・名水岩井。子宝の水としても地元の方々に親しまれています。
岩井滝は新緑から夏頃がベストシーズンですが、紅葉の時の滝を好む観光客は秋に訪れます。夏のお祭りの時には、名水を使った流し素麺を食べられます。冷たい湧水で流し素麺なんて嬉しいですよね。パワースポットとして人気が高いのはもちろん、自然の中でハイキングができる環境の場所として好評です。
名称:岩井滝
住所:岡山県苫田郡鏡野町上齋原中津河
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/dfs5G9
◎まとめ
神話と伝説の息づく古代からのパワースポット、岡山・吉備国。大吉備津彦大神が主祭神である山陽道屈指の大社・一宮「吉備津神社」は国宝。巨石八畳岩を中心にした最上稲荷山妙教寺は高さ27mの大鳥居が迎えてくれる稲荷さまです。石上布都魂神社は備前国の一宮。備前焼の発祥の地、たたら製鉄の場であったともいわれるパワースポットです。玉野市にある玉比咩神社は海洋の神、巨石信仰のパワースポット。
こうした文化と歴史と技術を誇ったパワースポットが数多く残る古代吉備国、岡山をぜひ訪れてみたくなりませんか?選び抜いた5選のパワースポットへパワーをもらいに行きましょう。
国内のエリア一覧
海外のエリア一覧
カテゴリー一覧
skyticketで最安値を確認!
-
航空券
-
レンタカー
-
ホテル
skyticketならこんなにおトク!