名称:グアナファト歴史地区とその銀鉱群
住所:Guanajuato, Mexico
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/482/
メキシコ中部にあるグアナファト州の州都グアナファト。この街はスペイン植民地時代の建造物が美しいことで、ユネスコの世界遺産に登録されています。
グアナファトの街の発展は、郊外にある銀鉱によるもの。そのため、この銀鉱も世界遺産に登録されており、観光地として訪れてることができます。
今回はカラフルな街並みがなんとも可愛らしい世界遺産の街、メキシコのグアナファトをご紹介します。
目次
メキシコの宝石箱!世界遺産「グアナファト歴史地区と鉱山」
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グアナファト歴史地区と鉱山とは?
「グアナファト歴史地区とその銀鉱群」は1988年に世界文化遺産に登録されたメキシコの世界遺産です。この街はスペインの植民地時代に発展し、現在でもヨーロッパ風の建物がたくさんあるコロニアル都市で知られています。そして、この街の発展を支えていたのが、鉱山。金や銀などが産出すると聞いて、多くの人がグアナファトに移り住みました。
やはり、グアナファトの特徴といえば、カラフルな街並み。写真を撮りたくなる可愛らしい風景が広がります。グアナファトには、他にも「バシリカ教会」や「バレンシアーナ大聖堂」など見ごたえのある観光スポットがひしめきます。
グアナファト歴史地区と鉱山へのアクセス
日本からグアナファトへの最短ルートは、メキシコシティを経由するルート。日本からメキシコシティへは直行便で約12時間30分。メキシコシティからレオン・グアナファト空港へは直行便で1時間くらいです。
レオン・グアナファト空港からは、タクシーで直接グアナファト市中心部に向かう方法があります。所要時間はおよそ40分分。
また、空港からタクシーやバスで、シラオという街まで行ってシラオからグアナファト市のバスターミナルへ。それから市街地まで、バスを乗り継いで市内の中心部までアクセスできます。
グアナファトの歴史地区と鉱山のおすすめスポット①:ミイラ博物館
世界遺産、グアナファトの街には一風変わった博物館があります。グアナファトを訪れる多くの観光客に人気のこの博物館の名前は「ミイラ博物館」。
その昔、公立墓地では法律で土葬した遺体には保管料を払わなければなりませんでした。その後、墓地の墓スペースがいっぱいになり、1865年より保管料未納の墓は新しい遺体と入れ替える為に掘り起こされました。掘り出された遺体はグアナファトの乾燥した気候と、鉱山の大量のミネラルの土壌によってミイラ化されていたのです!その中の状態の良いミイラを選び、博物館として展示するようになったのです。
ここには赤ちゃんから大人まで、老若男女のミイラが約100体展示されてます。世界遺産の街のちょっと変わったスポットですね。
グアナファトの歴史地区と鉱山のおすすめスポット②:バシリカ教会
出典: Gerardo Martin Fernandez Vallejo/flickr
美しい世界遺産の街、グアナファトのシンボルである「バシリカ教会」。この教会は、1796年に建てられたバロック様式の教会で、外見は黄色が印象的で華やかなイメージを与えますが、内部は荘厳で落ち着いています。18世紀には世界の銀の3分の1を産出したといわれるグアナファト。そのかつての繁栄のようすを今に伝える建物の一つです。
教会の前には「ラパス広場」があり、オシャレなレストランなどがあります。世界遺産の街並みを眺めながら食事をすれば、気分も高まりますよ!ステキなメキシコ・グアナファト観光の思い出になることでしょう。
グアナファトの歴史地区と鉱山のおすすめスポット③ピピラの丘
世界遺産グアナファトの町の下からケーブルカーで登ると「ピピラの丘」と呼ばれる展望台に到着します。ここには、メキシコ独立の英雄ピピラの像があり、そこから世界遺産グアナファトの街全体を見渡すことができます!色が違うカラフルな街並みは、夕暮れ時になるとピンク色に染まり、絵葉書のように美しい光景が広がります。バスや歩いてでも登れますが、急な坂なのでケーブルカーで登り、世界遺産グアナファトの風景を見ながら坂を下るのがおすすめです。
丘の街の間には「口づけの小道」という観光スポットもあります。昔、敵対する隣人の息子と娘が恋に落ち、窓から身を乗り出し、道を挟んで口づけを交わしていました。ある日、父親がそれを目撃し、激怒したあまり娘を殺してしまったという言い伝えがあるのです。今では多くのカップルがこの小道を訪れています。
◎まとめ
世界遺産グアナファトは見どころいっぱいで2,3日はゆっくり観光したい街。カラフルな街は、宝石箱と例えられるほどの美しさを誇ります。
鉱山が豊かにした丘の街、メキシコのグアナファト。色鮮やかな世界遺産のを眺めに、訪れてみてはいかがでしょうか?