名称:水原華城
住所:大韓民国 京畿道 水原市 八達区 行宮路 18
公式・関連サイトURL:http://www.swcf.or.kr/
ソウルの南部に位置する水原(スウォン)は、世界遺産の「華城(ファソン)」と水原カルビで有名な場所です。ソウルからのアクセスも良いことから、年間を通じてたくさんの観光客がこの水原を訪れています。
水原華城は韓国最大級を誇る王の別邸で、韓国ドラマや映画のロケ地として有名。日本でも大ヒットした韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」の撮影も、実はこの華城で行われたんですよ。
今回は、そんな韓流ファン必見の世界遺産・華城についてご紹介していきます。
目次
「チャングムの誓い」ロケ地としても有名な韓国の世界遺産・水原華城
水原華城とは?
世界遺産の華城(ファソン)は、朝鮮王朝時代末期の1794年に建てられた王の別邸を中心とした建物群です。韓国で最大規模の行宮である華城(ファソン)」は全長5.7kmの城郭に囲まれており、そこには門や砲台、やぐら、軍の関係施設などが東西南北にきれいに配置されています。
建造物は、朝鮮古来の建築法と石とレンガを積み上げる西洋の建築法を融合させて作られており、ソウルにある王宮とは趣が異なるのが特徴。建築史上においても価値のある建造物であることから、1997年に世界文化遺産に認定されたのです。
華城は韓国ドラマや映画のロケ地としても度々使用されており、日本でも有名な韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」や時代劇の「イ・サン」、映画「王の男」などもこの華城で撮影されたそうですよ。
韓流ファンの方もそうじゃない方も、一度は訪れたい韓国屈指の観光名所です。
水原華城へのアクセス
ソウル市内から水原華城までは、地下鉄とバスを使用して行くことができます。地下鉄1号線の天安(チョナン)方面行きに乗り水原(スウォン)駅まで約1時間。水原駅前のバス停から八達門(パルタルムン)行きのバスに乗り、約10分で到着です。
華城のおすすめポイント
◆華城行宮
華城の中心的な建物が、韓国の行宮の中で最も規模が大きく美しいと言われている「華城行宮(ファソンヘングン)」です。城郭は西洋建築も取り入れていますが、この華城行宮は朝鮮王朝時代の建造物らしく、鮮やかな朱色や緑色などで彩られています。
韓国ドラマのロケで使用されているのが、まさにこの華城行宮なんですよ。敷地内には劇中に登場するシーンを解説する看板が立っており、実際に「宮廷女官チャングムの誓い」使用された衣装や小道具なども見ることができます。華城には日本語のボランティアガイドもいますので、一緒に回って解説してもらうのがおすすめ。韓流ファンの方は特に楽しめるスポットです。
華城行宮には新豊楼(シンプンル)という名の正門があり、この正門前の広場では4月~10月までの半年間様々なイベントが行われています。毎週土曜日には宮中舞踊や農楽、伝統綱渡りなどを披露する常設公演を、日曜日には壮勇営守衛儀式を開催。どちらも朝鮮王朝時代の文化を体験できる興味深いものですので、タイミングを合わせてぜひ足を運んでみてくださいね。
◆城郭
水原華城で象徴的な建物といえば城郭!まるで「万里の長城」のように連なり曲がりくねった城郭は、全長5.7kmにも及びます。世界遺産の風格のある佇まいに、圧倒される人続出なのだとか。
城郭を楽しめるポイントはたくさんありますが、その一つが華西門(ファソムン)。この門は見晴らしの良い西将台(ソジャンデ)近くにあり、ここからは城郭全体を一望することができます。
この城郭も華城行宮同様、夏のライトアップがとても魅力的なんですよ。特に華西門から長安門(チャンアンムン)までのライトアップが美しく、暗闇の中に細長く灯りが連なる様子は幻想的。
華城敷地内からだけでなく、水原の街から華城全体を見るのもおすすめです。
水原華城見学の際の注意事項
東京ドーム約28個分の広大な面積を誇る水原華城は、一周するのに最低でも2時間以上かかります。
敷地内は高低差もありますので、履きなれた靴と動きやすい服装で行きましょう。また、水原華城には「華城列車」というトロリーも通っていますので、必要に応じて上手く利用してみてくださいね。
◎まとめ
水原華城は「水原市民憩いの場」と言われるだけあって、観光のみならず自然も楽しむことができます。
ソウルから1時間程で来ることができる世界遺産ですので、ぜひ気軽に足を運んでみてください。長く連なる城郭は圧巻ですよ。
冬季の澄み切った空気の中で楽しむ観光も良いですが、訪れるならライトアップや野外イベントが開催される夏がおすすめです。その際は、水原カルビを食べるのもお忘れなく!