巨大ピラミッドが目の前に!世界遺産「古代都市テオティワカン」

画像出典:f9photos/istock

巨大ピラミッドが目の前に!世界遺産「古代都市テオティワカン」

メキシコシティ近郊の世界遺産「テオティワカン」は、アクセスも便利で一年を通して世界中から観光客が押し寄せる大人気スポット。テオティワカンを目当てにメキシコに訪れる人も少なくありません。この世界遺産には世界で3番目に大きいピラミッドがあり、人々の興味を誘う建造物があります。

また、テオティワカンの歴史は未だ解明されてない数々の謎に包まれており、そんな遺跡に人々は興味を惹かれるのです。一生に一度はやってみたい、いわゆる「バケットリスト」にテオティワカンの観光を入れている方もいるのではないでしょうか。今回は謎だらけの世界遺産「古代都市テオティワカン」を紹介したいと思います。

目次

巨大ピラミッドが目の前に!世界遺産「古代都市テオティワカン」

目次を閉じる

「古代都市テオティワカン」とは?

出典: Christian Hipólito/flickr

世界遺産の「テオティワカン」遺跡はメキシコの首都メキシコシティの北東約50km、広さ20k㎡という広大な古代遺跡。1987年に世界文化遺産に登録されました。紀元前2世紀から6世紀まで存在したテオティワカンには、当時10万から20万人もの人々が住んでいました。

テオティワカンの魅力といえば、宗教都市という側面です。「太陽のピラミッド」や「月のピラミッド」、「ケツアルコアトル神殿」などの宗教建築物は多くの人が、観光の目玉としています。実際に巨大なピラミッドを目にすると、テオティワカンが「神々の都市」という意味だというのにも納得するはずです。

世界遺産の「古代都市テオティワカン」は、下水道も完備され、区画整理された都市でした。南北には幅40m、全長4kmの「死者の道」と呼ばれるメインストリートが伸びており、その両側には600もの遺跡群が並んでいます。2つの大きなピラミッドをはじめ、数多い建造物は主に「アドべ」と呼ばれる土レンガで階段状に建築され、その表面は漆喰で塗装もされてました。

「古代都市テオティワカン」へのアクセス

日本からメキシコシティへは直行便で約12時間30分。メキシコシティには、メキシコ各地からの玄関となる大きなバスターミナルがいくつかあります。その中の「Terminal Autobuses del Norte」という北口バスターミナルで、「Teothihuacan」行きのバスに乗ることができます。バスターミナルからテオティワカンまではおよそ1時間30分~2時間です。

「古代都市テオティワカン」のおすすめポイント①:太陽のピラミッド

出典: Rafael Saldaña/flickr

太陽のピラミッドは世界遺産「テオティワカン」で一番大きなピラミッド。底辺の長さ225m、高さ65m、頂上までの階段数は238段という途方もない規模です。世界で3番目の大きさを誇るピラミッドで、頂上からは360度のパノラマで世界遺産テオティワカン遺跡の全景とテオティワカン村周辺ののどかな緑の景観が見られます。

このピラミッドは1年に2回しかない太陽が天頂点に達する時に、ちょうどピラミッドの真上を通過するように設計されており、当時の建築技術の高さを認識させられます。

「古代都市テオティワカン」のおすすめポイント②:月のピラミッド

出典: Dennis Jarvis/flickr

「月のピラミッド」は世界遺産「テオティワカン」で2番大きなピラミッド。月のピラミッドは底辺150m、高さ46m。1世紀の初めから7回の増改築をした後3世紀ころにか現在の大きさになりました。当時、頂上には神殿があり太陽のピラミッドよりも20m高い場所に建てられたため、2つのピラミッドの神殿は同じ高さにあったのです。頂上まで階段が一直線に続いており、約半分の高さの地点まで登ることが可能。そして、そこからは、全長約4kmにおよぶ「死者の道」がまっすぐに伸び、その両側に位置する遺跡群の全景が見ることができます。

また、月ピラミッドからは、首を切られた頭蓋骨が多く見つかっており、宗教的な行事が行われていたことが推測されてます。近年、このピラミッドの下に行けるトンネルの入り口がピラミッド前の広場で発見されました。発掘を進めていくと、トンネルは十字の形をしており、その十字が交差してる地点はなんとピラミッドの頂点の真下だったのです。どのように正確に頂点の真下に交差するように掘ったのか、どのような意味があるのか、多くの謎に包まれています。

「古代都市テオティワカン」のおすすめポイント③:ケツァルコアトルの神殿

出典: Alexander Pabón/flickr

「ケツァルコアトルの神殿」は世界遺産テオティワカンで3番目に大きな建造物。底辺65m、高さ20m。「死者の道」の南の終点にあり。月、太陽のピラミッドとは両端の位置関係になります。この神殿の最大の特徴は斜面にはめ込められた、羽毛のある蛇が彫られています。実はこの羽毛のある蛇こそ、「ケツァルコアトル」。このケツァルコアトルに関しても、さまざまな解釈が学者たちによって研究されています。

当時、神殿全体は赤や青などでカラフルに色付けされており、修復が進んだ現在では当時に近い姿を見学することができます。この神殿からは人骨が100体以上発見されました。それらは後ろ手に縛られ、一緒に埋葬された装飾品が豪華なことから、身分の高い人間の生贄だったと推測されてます。

世界遺産「古代都市テオティワカン」を観光する際の注意事項

世界遺産「古代都市テオティワカン」には、文化財保護の観点から、立ち入り禁止区域があります。人類共通の遺産を後世に残していくためにも、設けられたルールは守りましょう。また、滑落しやすい場所もあるので、十分に注意してください。

◎まとめ

メキシコを代表する世界遺産「古代都市テオティワカン」の魅力をご紹介しました!数あるメキシコの遺跡の中でも、多くの謎に包まれ、人気を集める古代都市テオティワカン。メキシコシティある「国立人類博物館」では、出土品や資料がたくさん展示されています。

テオティワカン訪問の前か後の日に合わせていくと、遺跡見学がより一層楽しめますよ。ぜひ、世界遺産テオティワカン観光して、古代文明のロマンんを満喫してくださいね!

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

メキシコでおすすめの記事

メキシコのアクセスランキング