名称:サン・ミゲルの要塞都市とヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地
住所:San Miguel de Allende, Mexico
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/ja/list/1274
メキシコのサン・ミゲル・デ・アジェンデは、2013年に米大手旅行誌「コンデナスト・トラベラー」の、読者投票によって決められる「魅力的な世界の都市25選」で第一位に選ばれました。その理由は、世界遺産にも登録されているコロニアル建築の歴史的建物が立ち並ぶ美しい街並みやグルメ、治安が良いことが評価されています。それ以来、この街にはアメリカ人観光客が増えてきました。今回はそんな魅力いっぱいの街にある世界遺産について紹介していきます!
目次
米国雑誌で高評価!サン・ミゲルの要塞都市とアトトニルコの聖地
サン・ミゲルの要塞都市とヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地とは?
世界遺産「サン・ミゲルの要塞都市とヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地」に登録されているのはサン・ミゲル・デ・アジェンデの歴史地区と、そこから15kmほど離れたアトトニルコの聖地の2つのエリアです。観光地としても人気の街なので、この世界遺産はいつも観光客で賑わっています。
サン・ミゲル・デ・アジェンデ歴史地区は、メキシコ・シティとアメリカ南部を結ぶ「王の道」を守るため聖職者によって建設された要塞都市です。この街の建築物の多くは18世紀に建てられたもので、その多くがメキシカン・バロック様式の豪華で素晴らしい建物になっています。
ヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地は18世紀から続く小さな村。メキシカン・バロック様式の教会や礼拝堂が集中しています。内部には緻密で素晴らしい壁画があって、見ごたえ抜群ですよ。この世界遺産の2つのエリアにある教会には、メキシカン・バロックという共通点があります。
サン・ミゲルの要塞都市とアトトニルコの聖地へのアクセス
成田からメキシコ・シティまでは、直行便で12時間40分のフライトです。国内線に乗り換え、デル・バヒオ国際空港まで約1時間のフライト。そこからサン・ミゲル・デ・アジェンデまで高速バスを利用すると、約2時間で到着します。
また、メキシコシティから長距離バスで行く方法も可能です。空港からメキシコ・シティ市街地まではメトロや路線バスもありますが、空港タクシーを利用すると約30分です。治安の面からも空港タクシーが安全ですよ。市内の北バスターミナルから順調に行けば約4時半で到着します。
サン・ミゲルの要塞都市とアトトニルコの聖地のおすすめポイント2
教区教会
サン・ミゲル・デ・アジェンデの歴史地区にある教区教会は、この世界遺産のシンボルです。コロニアル様式の街並みがカラフルで美しく、メキシコ・バロック様式の教会が目につきます。この教会はサン・ミゲル・デ・アジェンデの中で一際目立つ大きな建物で、この街では珍しいゴシック様式です。
ピンク色のメキシコ産の石で造られ、中部は重厚でありながらシンプルな装飾となっています。メキシコ人がとても大切にしているグアダルーペ聖母の祭壇があって、その上部には鮮やかな色彩の壁画が描かれていますよ。この世界遺産の中でも特に有名で観光客の多いスポットです。夜間のライトアップも素晴らしく、昼と夜の姿をぜひチェックしてみてくださいね。
アトトニルコの教会
ヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地は、乾燥した大地に草原が広がる小さな村です。その広さがエルサレムに似ていることから教会群が建てられました。この教会が世界遺産に登録されたのは、ヨーロッパとラテンアメリカの文化が融合した珍しい場所であるためです。
ヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地で見逃せないポイントは、身廊や礼拝堂を飾る素晴らしいメキシカン・バロックの壁面装飾。壁画制作に30年以上の歳月が費やされた緻密な作品は素晴らしすぎで言葉もありません。凹凸のある壁画はついつい見惚れてしまうでしょう。サン・ミゲル・デ・アジェンデの歴史地区と併せて足を運んでみてくださいね。
注意事項
世界遺産「サン・ミゲルの要塞都市とアトトニルコの聖地」に登録されている街の周辺は、そこまで治安の悪いエリアではないですが、海外であることを意識し最低限の注意が必要です。メキシコ・シティはメキシコの中で治安が悪いと言われています。空港や長距離バス、メトロなどはひったくりやスリなどが発生しているので気を付けてください。
◎まとめ
世界遺産「サン・ミゲルの要塞都市とヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地」について紹介しました。人気の観光スポットでもある世界遺産なので、いつも観光客で賑わっています。歴史の深い美しい街並みやグルメ、そして世界遺産と魅力いっぱいのこの街にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?