地中海を見下ろす古代ローマの遺跡群!アルジェリアの世界遺産ティパサ

画像出典:www.istockphoto.com

地中海を見下ろす古代ローマの遺跡群!アルジェリアの世界遺産ティパサ

アルジェリアの首都アルジェの西方沿岸の街ティパザ。地中海を見下ろす砂丘の上には、古代ローマ時代の都市遺跡が残っています。ティパザ(Tipaza)とはそもそもアラビア語で「荒廃した都市」という意味。世界遺産ティパサ(Tipasa)の遺跡がその語源です。

ティパザ自体は今もティパザ県の県庁所在地として多くの人が住んでいますが、世界遺産のティパサの遺跡は6世紀に放棄されて以降、廃墟のまま今日に至っています。今では地中海リゾートと併せて、この町の重要な観光資源となっています。アフリカ北岸のローマ都市の盛衰を語る世界遺産ティパサについてご紹介しましょう。

目次

地中海を見下ろす古代ローマの遺跡群!アルジェリアの世界遺産ティパサ

目次を閉じる

ティパサとは?

出典: mehdi33300/Shutterstock

紀元前7世紀にフェニキア人によって建設されたのがはじまりとされています。紀元後1世紀にローマ皇帝クラウディウスによって町は拡張され、3つの丘にまたがる都市となりました。このとき町はコロニア・アエリア・ティパセンシス(Colonia Aelia Tipasensis)と名付けられ、のちにティパサ(Tipasa)となりました。ちなみに、現在の都市名はティパザ(Tipaza)です。3世紀にはティパサにキリスト教の司教座がおかれ、その名残は遺跡に点在する3つの教会堂に見ることができます。

しかし、5世紀前半に東欧に出自をもつヴァンダル族がスペイン経由で北アフリカに侵入。カルタゴを都とするヴァンダル王国を打ち立てると、ティパサはその支配下に入ります。477年にヴァンダル王となったフネリックは、ヴァンダル王国内で大なり小なり存在していたキリスト教カトリックへの迫害を、最も苛烈に行ったことで知られています。フネリックが484年にヴァンダル族の間で信仰されていたキリスト教アリウス派の司教をティパサに送り込むと、ティパサの住民のほとんどはスペインへと逃亡しました。残った市民も激しい迫害にさらされ、いつしかティパサは廃墟となったのです。

ティパサで世界遺産に登録されているのは、ティパサ西部考古公園・ティパサ東部考古公園・死者記念塔の3つ。全長およそ2300メートルにもおよぶ城壁に囲まれた遺跡には、広大な範囲にわたってさまざまな建物跡が残っています。

ティパサへのアクセス

世界遺産ティパサへ行くには、まずはアルジェリアの首都アルジェを目指しましょう。アルジェのハブ空港であるウアリ・ブーメディアン空港までは、日本からの直行便はありません。ドバイやイスタンブール、北京などを経由するのが一般的です。

アルジェからティパサまでは、バスかタクシーでおよそ1時間です。ティパサにはリゾートホテルをはじめ宿泊施設も整備されていますが、アルジェから日帰りできる距離なのでツアーに参加するのもオススメです。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

アルジェリアでおすすめの記事

アルジェリアのアクセスランキング